
今転職活動中なんだけど、今度受ける企業の面接が一時間らしい。これって長くない?何を聞くんだろう。長い面接は採用の可能性が高いって聞くけど本当かな?
現役メーカー人事のハルダ(@haru_dadd)です!
私はとある企業の中途採用担当として、数百人の面接を担当し、入社した方から転職の成功談・失敗談を聞いてきました。
そして、様々な転職エージェントとも関わる中で転職活動に関するノウハウを聞いてきました。
このような採用活動の中で仕入れた情報に加えて採用担当者の視点や経験に基づいてその疑問にお答えします。
Contents
中途採用面接が一時間って普通なの?
学生時代の就活が記憶に新しい人は長くても30分くらいだったので一時間は長いと感じるかもしれません。
しかし中途採用では面接時間を一時間とるのは普通です。
その理由は大きく3つあります。
- ・応募者が少ないため
- ・即戦力性を見極めるため
- ・面接官が多い(ことがある)ため
それぞれの理由について説明します。
面接対象者が少ないため
まず前提として、面接は時間をかけるほど見極めしやすくなりますから、できることなら長い時間をかけたいところです。
中途採用は採用数が1つの募集案件で1人というように採用数が少ないことがほとんどですし、時期もバラバラです。
そのため新卒採用のように大量の応募を受け付けて短期間で一気に面接することはありません。
ですから中途採用で面接する人数は数人ですし、長い期間かけて1人ずつ面接する形となります。
そうなると一人当たりの面接に時間をかけることができるので自ずと面接時間は長くなるのです。
即戦力性を見極めるため
中途採用は人物面だけでなく、求人で求めているスキルや経験を持っているか見極める必要があります。
新卒採用と異なり、即戦力性があるという前提で入社当初から高い給与を支払うことになります。
また、日本では一度採用すると簡単には解雇できないため、より慎重に時間をかけて面接しなければならないのです。
面接官が多い(ことがある)ため
ここ数年は売り手市場(求人数<転職希望者で転職希望者に有利)なので、面接回数を減らして選考スピードを上げる企業が増えています。
面接一回で内定を出す企業では見極めの精度を高めるために多くの面接官が出席します。
面接官が多ければ質問の数も増えますので、面接時間も長くなるというわけです。
▶ 面接官の人数が多すぎる!理由と注意点と対策【採用担当が教える】
一時間もかけて何を聞くの?
中途採用面接で聞かれることは、次のようなことです。
転職理由や志望動機などの一般的な質問に加えて、
- 現職(前職)の業務内容
- 職場の規模・その中での役割
- 具体的な経験
- 身につけたスキルや知識
- 仕事のポリシー
- 仕事での成功談・失敗談
このようなことについて深く質問します。
一問一答ではなく通常の会話のように深く聞き込んでいくのです。
単純に質問の数が多いのはもちろんですが、何に取り組んだのか、何故取り組んだのか、どのように取り組んだのか、誰と取り組んだのか…というように基本的には5W1Hで深掘りされますので、必然的に面接時間は長くなります。
このように、中途採用面接では一時間なんてあっという間ですよ。
長い面接は採用の可能性が高いって聞くけど本当?
半分正解で半分間違いです。
多数の面接官を担当してきた私の経験上、2つのパターンがあると思うからです。
採用したい場合
一つ目は採用したい場合です。
この場合、途中から質問ではなく企業のPRも含めた話になっていくため、面接時間が延びる傾向にあるからです。
応募者も入社したいと思い始める一方、本当に入社を決めるべきか迷い逆質問が多くなることもあります。
このように、面接が長いからといって採用の可能性が高いと判断するというより、採用の可能性が高いから面接の時間が長くなりやすいというのがホントのところです。
採用するか迷っている場合
一方、企業側が採用を迷っている場合にも、判断材料を探すために質問数が多くなるので面接時間が長くなります。
これは内定のチャンスなので、面接時間が長いと思っても、熱意を持って質問に答えましょう。
以上、中途採用面接が一時間って普通なの?何を聞かれる?という疑問にお答えしました!
私は採用担当の視点で情報発信することで、あなたの転職活動がうまくいくことを応援しています。
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