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内定先への入社日を遅らせたい!どんな理由ならOK?【採用担当が教える】

内定先への入社日を遅らせたい!どんな理由なら認めてもらえるんだろう…。そもそも延長なんてできるの?

私はとある企業の中途採用担当として、数百人の面接を担当し、入社した方から転職の成功談・失敗談を聞いてきました。

そして、様々な転職エージェントとも関わる中で転職活動に関するノウハウを聞いてきました。

このような採用活動の中で仕入れた情報に加えて、採用担当者の視点や経験に基づいてその疑問にお答えします。

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内定先への入社日延期は可能?

既に内定先への入社日が決まっていても、下記のような理由で入社日を遅らせたいということがありますよね。

  • なかなか後任が見つからず引き継ぎができていない
  • 他に理想の求人が見つかり、その選考も受けてみたい
  • 上司が退職願を受理しないなど、辞めさせてくれない

中には入社時期を半年後にしたいという人もいるようです。

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そもそも入社日の延期は可能なのでしょうか?

入社日の延期は可能?

結論としては「可能」ですが、採用担当からすれば一度決めた入社日を延期されることは内定辞退に繋がる可能性があるため、内定先との信頼関係に影響するかもしれません。

入社日の延期は一回が限度

内定先との信頼関係が揺らぐというリスクを考えると、入社日の延期は一回に留めておきましょう。

確かに在職中の転職では、自分の力ではどうにもできないことが起こるのは事実です。

ですが内定先としては、あなたが入社する日を心待ちにしているわけなので、あらゆるリスクを排除・調整して入社日を決めなければ、あなたへの信頼が失われてしまいかねません。

入社日直前の延期は絶対辞めるべき

特に避けてほしいのが入社日直前の延期です。

内定先としては入社してくる方のデスクやPCの準備、人事データの登録や入社時説明のスケジュール調整など様々な受け入れ準備を進めています。

そんな中、入社日延期となるとそのための労力が無駄になりますので、理由によってはあなたの評価が下がってしまう可能性もあります。

せっかく転職活動がうまくいったのに、入社前から評価が下がってしまうことは避けたいですよね。

入社日を遅らせたい時に伝えるべき理由

とはいえ、どうしても入社日を延期したいという場合には、どんな理由なら内定先に認めてもらえるのでしょうか。

結論からすると、基本的には外部要因によるものであれば、内定先が無理強いして入社日延期を認めないということはありません。

外部要因というのは、例えば次のようなケースです。

  • 後任者が見つからず引き継ぎができない
  • 退職直前に一時的にプロジェクトに応援を依頼された

ただし、どんな理由であれ内定先から良い顔はされないでしょう。

なぜなら募集部門としては早期に人員を補強することで新規事業に乗り出したり繁忙期を乗り越えたりしたいわけで、内定者が入社を延期してタイミングを逃してしまうことは大きな損失となるからです。

後任者が見つからないなど、現職で上司がモタモタしているならそこは期日通りに退職すべきです。

人員の補充もマネジメントの一つであり、あなたに責任はないからです。

入社日延期を防ぐ方法

理由がどうあれ入社日の延期は転職先に迷惑をかけることとなりますので、今後のことを考えると期日通りに入社すべきです。

そのため、入社日の延期を防ぐためには事前に対策を打つことが重要です。

プロジェクトが終了するタイミングで転職活動を行う

大きなプロジェクトに参画している場合、基本的に途中で抜けることはできませんので、最初からプロジェクトに参画する期間を避けて転職活動をしましょう。

転職活動は1〜3ヶ月で終了するため、プロジェクトの終盤に転職活動を行うのがベストですが、プロジェクトの終盤はかなりの繁忙期になるはずなので注意が必要です。

引き継ぎ資料を準備しておく

いつでも辞めることができるよう、常に引き継ぎ資料を準備しておくことをおすすめします。

資料を読めば何とか仕事が回るようにしておけば後任が見つからずとも退職を認めてもらえるはずです。

これは転職に限ったことではなく、サラリーマンならいつでも異動の可能性はありますし、病気で倒れることもありますので、業務をシェアできる体制を整えておいて損することはありません。

どうしても退職できない時は?

どうしても退職できないとおっしゃる方の理由は、おそらく会社が退職を認めてくれないといったものではないでしょうか?

「損害賠償を請求する」などと脅されるケースがあると聞くことがあります。

ですが最近では、退職代行というサービスがあります。

簡単に言えば、どうしても退職を言い出せない、退職を認めてもらえないという場合に、あなたは一切会社と連絡をとることなく退職代行のエージェントが代わりに手続きをしてくれるサービスです。

一見すると、そんなことできるの?法律的に大丈夫?後で会社から訴えられたりしない?

そんな疑問が浮かんでくると思います。

本来、労働基準上、退職は労働者の自由なので実際辞めさせない会社の方が悪いのですが、こういった心配事についても公式サイトで説明されていますので、本当に困っているなら一読の価値はあります。

▶ 公式サイトで説明を読む

ちなみに、利用には費用がかかりますし、正直少し高いと思うかもしれません。

でも考えてみてください。あなたの勤務先は理不尽に退職を認めないような会社ですから、おそらく日々深夜まで労働、サービス残業、昇給も見込めないようなブラック企業ではないでしょうか?

比べて転職先での年収はどれくらい上がるのでしょう?今上がらないとしても将来的には?精神的・肉体的な負担は下がるのでは?

せっかく掴んだ内定を現職のために捨てるのは、あなたの人生の一部を捨てることになります。今一度、本当に退職しなくて良いのか考えてみてください。

もちろん、上司に相談もせずいきなり退職代行を使うのは良くないと思います。理不尽・脅されるなどという場合で本当に困ったときに利用することを検討しましょう。