人間関係で落ち込みやすい性格なんだけど、改善する方法はないかな。考え方を変えるとか精神論じゃない方法を教えて…!
現役メーカー人事のハルダ(@haru_dadd)です。
私はとある企業の人事として、様々な人に接してきました。
その中で人間関係に落ち込む人と落ち込まない人それぞれの違いについて考えた結果、一つの答えを見出しました。
この記事では、私自身の経験や様々な人間関係を見てきた人事担当の視点に基づいて、あなたの悩みにお答えします。
Contents
人間関係で落ち込む性格は精神論では解決しない
人間関係で落ち込まないためには「考え方を変えるよう」という人がいますが、考え方を変えて人間関係で落ち込む性格を直すのは無理です。
なぜなら、そもそもネガティブに考えてしまう癖があるから落ち込むのであって、生まれてから今までしてきた考え方を急に変えることは不可能です。
そこで、そもそも人間関係で落ち込む原因は何なのか考えてみました。
それは、自分にとって人間関係が第一になってしまっているからではないでしょうか?
ということは落ち込む元凶である人間関係の優先順位を下げることができればOKですね。
ただ、そんなことができるのでしょうか。「優先順位を変える=考え方を変える→無理!」と思ってしまうかもしれませんね。
では、考え方を変えるのではなく、少なくとも人間関係が気にならない状態をつくるのはどうでしょう?
それなら無理に考え方を変えようとせず、しかも人間関係の優先順位を下げて落ち込むことを減らすことができますよね。
正直言って完璧に落ち込まない状況を作るのは難しいと思います。あなたの性格はそのままで、少しずつ状況を変えていくのが挫折しない方法です。
もう一度まとめると、人間関係で落ち込まないようになるには、無理に考え方を変えて人間関係を「気にしない」のではなく、行動を変えて人間関係が「気にならない」状態を自分で作ることです。
人間関係で落ち込む人は行動を変えること
人間関係を「気にしない」のではなく「気にならない」状態にするには、人間関係が自分に与える影響を排除していくことです。
それは、行動を変えることで可能となります。
具体的には、何かにハマることです。
理由は下記の通りです。
- 何かにハマる
- 「人」ではなくハマっている「コト」が生活の中心になる
- 人間関係が気にならなくなる
こういった流れです。
人間関係を中心にすると、相手の言動に影響を受けますが、ハマっている「コト」は自分で選ぶことができますから、振り回されることはありません。
例えば私は今ブログにハマっているのですが、それまでの私は休日になると暇で友人を捕まえることに必死でした。ですから自分以外の誰かと誰かが遊ぶ約束をしてるのに誘われていないことに悩み、嫌われているのかと落ち込むこともありました。
ですが、とあるきっかけでブログに出会ったことで一人で出かけて見つけたことや勉強したことをブログで発信するようになってから、一人で行動するのが楽しくなり、友人付き合いで落ち込むことが減りました。
このように、何かにハマることによってはじめて考え方も変わってきました。
行動することで人は少しずつ変わっていくというのは、本当です。
人間関係に落ち込む人がハマれることを見つける方法
趣味を見つけたいという人をよく見かけように、何もハマれることがないという方は多いのではないでしょうか?
ここではハマれるコトを探すコツを紹介します。
何かにハマる条件
まず、ハマれるコトには条件があります。
下記の通りです。
- 一人でもできること
- 成果が見えること
- 楽しいと思うこと
上記3つの条件をまとめると、要するに続けられることが重要です。
すぐに何かにハマれる人はいると思いますが、基本的に何かにハマるには、ある程度続けることでその面白さ・奥深さを見出さないといけません。
そのための3つの条件をあげました。以下、説明していきます。
一人でもできること
まずは人間関係に頼らないように、一人でもできることが前提です。
ただし「一人でもできる」なので、一人でなければならないということではありません。
一人で何かにハマることができれば、同じことにハマっている人は必ずいますから、探せばコトを通じてコミュニティを見つけることができます。
もしかするとそのコミュニティは疎遠になるかもしれませんが、「ハマっていること」は自分の中にあるので問題ありません。
成果が見えること
何かを続けるには成果が見えることが重要です。
ずっと続けても変化がないと飽きますよね。
やればやるだけ成果が出ることでも、少し頑張らなければ成果が出ないことでも、自分の性格に合わせて選んだら良いと思います。
後は成果は出なくても、やったことが目に見えて残る方が続きやすいです。
なぜなら成果が出ない時に、これまでの取り組みが目に見えて残っていた方が振り返ったときに「こんなに続けてきたんだ」とモチベーション維持に繋がるからです。
楽しいと思うこと
楽しくなければ続きませんから、まずは楽しいと思うことを見つけましょう。
何が自分にとって楽しいかは自分でもわかりませんから、見つかるまでは色々トライしてみるのが良いでしょう。
色々なことにトライする中で珍しい経験ができるかもしれません。
そうすると「人」は自然と集まってきます。
人は経験したことのないことについて話を聞くのが好きですから、あなたは経験を発信するだけでOKです。
トライすること自体が人間関係で落ち込む人にとっては良いことだと思います。
ハマるなら仕事が最強
ちなみに「ゲームにハマる」ということはよくありますが、残念ながらゲームは続けても残るものがあまりないと思うのです。
ゲーム好きの方はスミマセンが、多分、いつかふとした瞬間に「あれ…これ続ける意味あるのか?」と思う時がくると思います。
逆に、究極的に言えば仕事にハマるのが最強なんです。
一人でもできることという条件を満たすのはなかなか難しいですが、成果が見えて楽しめて人生に良い影響を及ぼすということでは最適ですね。
例えば職場の人間関係に落ち込んでしまうなら、仕事にハマることができていないと言えます。
ですから転職活動をしてハマれる仕事を探すのも一つの手段です。
転職というとハードルが高く感じると思いますが、私が言うのは転職”活動”です。
本当に他社へ行くかどうかは転職活動をしてみて決めたら良いんです。
転職活動は人生の選択肢を増やすこと
私がオススメする転職に関する2つの書籍があるのですが、それぞれの著書に共通して「今の会社以外の選択肢を作っておくことの重要性」が書かれています。
それぞれの著者は次のように主張しています。
①転職の思考法(北野唯我、2018)
すべての人が「いつでも転職できる状態」をつくりたいと本気で願っています。なぜなら、すべての働く人がいつでも転職できるだけの「市場価値」を持てたとしたら、あなたの生き方すらも変わる可能性があるからです。
②転職を考えない人が読む「転職」の本(牧野直哉・沢渡あまね、2013)
転職、特に終身雇用制度を持つ日本企業にお勤めの方にとって転職とは、自分の人生の進むべき道の決定権を、自分に取り戻す意味を持ち(略)
転職活動を考える人がまずやること【スマホで完了します】
実際には転職しない転職活動とはいえ、初めての方は何をすれば良いか分からないのでためらってしまうかもしれません。
でも今は人材紹介会社のサービスが充実していて転職活動を始めやすい環境となっているんです。
具体的な方法は下記の通り。
- 自分の市場価値をはかる
- 自分の強みを知る
- オファーを待つ
①の市場価値とは、自社以外にどれだけの会社が自分のスキルや経験をいくらで欲しがっているかということ。
ミイダスというサービスで、簡単に自分の市場価値をはかることができます。
②はそのまんまですが、自分の性格的な強みを転職グッドポイント診断というサービスで言語化することができます。
そして①②で紹介したサービスで市場価値や強みを診断すると、同時にあなたのスキルや経験を求めている求人のオファーを受けたり、あなたの強みにマッチする求人を紹介してもらうことができます。
時間は2つ合わせて長くて30分程、どちらも無料です。特にミイダスは登録不要なので最初に試してみることをオススメします。
もっと詳しく知りたい方は次の記事をどうぞ。
転職すると決めているなら
既に「転職する」と決めている方は、本サイトでは採用担当の私が採用担当視点でまとめた転職ノウハウを発信しています。
そのノウハウをチラ見せすると、転職活動を成功させるために重要なのは「求人への応募前」にやっておくべき2つのことです。
- 信頼できる転職エージェントの”担当者”を見つけること
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資格取得もハマりやすい
あとは資格取得の勉強もオススメです。
勉強は苦手という方は多いかもしれませんが、勉強ではなく興味のあるコトについて知るという感覚でやってみてください。
今は国家資格から(資格と呼べるかわかりませんが)○○検定という形のものまでありますよね。
興味あるコトを知るのは楽しいので続きますし、一人でもできます。そして何より資格や検定というものは成果が見えますからそれが継続のモチベーションになります。
資格取得は、自分の興味のある分野が見つかればハマりやすいことなんです。
そして、同じコトが好きな者同士集まれば新たな出会いが待っています。