この記事にたどり着いたということは、上司から嫌味を言われているか、嫌味を言う上司だったらどうしよう…と不安に思っているのではないでしょうか?
嫌味といっても
という直接的なものから、
といった間接的なものまで様々ですが、嫌味を言ってくる理由や言われる原因は共通していますし、嫌味を言われないための対処法もあります。
この記事では、現役人事が精神論ではない嫌味への対処法を紹介します。
Contents
上司が嫌味を言う理由・言われる原因
嫌味を言われてまず思うのは「なんでそんなこと言うの?」ということですよね。
理由は、大きく分けて3つあります。
ストレスがたまっている
仕事のストレスがたまっていて、嫌味を言うことで解消していることが考えられます。
つまり八つ当たりされているということですね。
そんな上司がいたらホント最悪だと思いますが、実際にそういう人はいます。
よーく観察してみたら、嫌味を言ってくる人自身が誰かから怒られていたり、仕事で失敗したりしているはずです。
マウントをとりたい
自分の優越性を示すため、あるいは優越感を感じるために嫌味を言ってくる人もいます。
「お前、俺をなめるなよ」と遠回しに牽制しているというわけですね。
もっと仕事の実力でマウントをとったら良いのに、と思いますがそれができたらきっと嫌味を言うことはないでしょうね。
注意したいことがある
結構多いのが、何か注意したいことがあるけど直接的に言うことができず、遠回しな嫌味を言う人もいます。
また、これも牽制と似ていますが、「これ以上言わせるなよ」ということを伝えたいのです。
上司なら指導するのが役割なのだから、普通に言えばいいのにと思うところですが、世の中には注意するのが苦手な人がいるんですよね。
そのような場合、嫌味や不機嫌によって相手が察するよう促しているわけです。
新入社員が上司から嫌味を言われないための方法や意識すること
では、嫌味を言われないためにはどうすれば良いのでしょう?
まず大原則として「嫌味が通じない」と思わせることが重要です。
なぜなら嫌味を言う人は、嫌味を言うこと自体を目的としているのではなく、ストレスを解消したりマウントをとったり察して欲しかったりという別の目的があって嫌味を言うからです。
気付かないフリ
まず「気づかないフリ」です。
はじめは耐える必要がありますが、「こいつ嫌味に気付いてないな…」と思わせることができれば、嫌味をやめる可能性があります。
一方で、性悪な人の場合「気が付かないならもっとやってやろう」とエスカレートするかもしれません。
それでも無反応を貫けば諦めるはずです。
ただ、この場合にはストレスに耐える力が必要なので、一人で抱え込むのはやめて別の対策が必要です。(後ほど紹介します)
とことん反撃
「これができれば苦労はしません」という感じかもしれませんが、あえてとことん反撃してみるのはありです。
無能な上司は本当に理不尽なことをしてきますので、おかしいと思うところがあれば徹底的に「なんでそんなこと言うんですか!?」と抗戦してみてください。
コツは、反射的に抵抗することです。
「反発したら何されるかわからない…」と悩むのではなく、とにかく嫌だと感じたらやめてほしいと思いっきり伝えるのです。
嫌味を言う人は、はじめにお伝えしたように、ストレスを発散できなかったり、実力でマウントを取れなかったりするある意味「弱い人」なので徹底抗戦には意外と弱かったりします。
この場合にも、一人で抵抗するには気が引けたり、ストレスを抱え込むことになるので後ほどお伝えすることとセットでやってみてください。
「教えてください」攻撃
最後に「抵抗と気づかないフリの間をとる」という方法です。
それは、嫌味を言われた時に「教えてください」とひたすら絡む技です。
例えば、何か嫌味を言われたとしましょう。
それが直接的なものであれば「すみません!今後気をつけたいのですがどうすればいいかアドバイスもらえませんか!?」と返します。
「自分で考えろ!」と言われたら「それがわからなくて辛いんです…◯◯さんにはご迷惑をかけたくないので、どうか教えてもらえませんかねぇ」と食い下がります。
コツは「めんどくさい奴」を演じることです。
ストレス解消のために嫌味を言ってくる相手には「コイツめんどくさい」と思われればやめるでしょうし、マウントをとりたい相手や注意したいことがある相手なら相手の希望に沿うことができます。
嫌味が気にならなくなる方法
嫌味に耐えたり徹底抗戦する上ではかなりのストレスがかかります。
最後に嫌味が気にならなくなる方法をお伝えします。
ただ、おそらくスパッと気にならなくなるのは難しいと思いますが、複数の方法の組み合わせでストレスを軽減するというイメージを持ってください。
嫌味を言ってくる相手の状況を知る
まずは嫌味を言ってくる相手の状況や立場を考えてみることです。
そうすることで嫌味を言われる理由が見えてくることもありますし、もしかすると、相手に共感できることもちょっとだけあるかもしれません。
仲間をつくる
無反応を続けるにも抗戦するにも、話を聞いてもらったり遊んだり愚痴ったりして助けてくれる仲間を作っておきましょう。
自分だけが嫌味を言われていると思うのであれば、周りの人に相談してみてください。
意外と他に困っている人もいるかもしれませんよ。
記録をとる
嫌味は場合によってはパワハラ事案として相談できる可能性があります。
どうすればよいかというと、とにかく証拠となる記録をとっておくことです。
音声、メモ、メール・チャット、客観的にわかるものであるほど強力です。
そして、できるだけ詳しく記録することです。例えばいつ・どこで・誰に・何を・どのように言われたのか、具体的なセリフがわかるようにしておきましょう。
あとは、上司、上司の上司、人事、社内のコンプライアンス窓口、労働基準監督署などに相談してみてください。
辛くても逃げ道がある
何を試してもダメという方がいるかもしれませんが、どうか絶望しないでください。
精神的に追い詰められると視野が狭くなりがちですが、嫌味上司から離れるために異動希望を出したり転職したりすることは可能です。
世の中は広く、嫌味上司なんかに人生を左右される必要は全くありません。
転職と聞いても今は自信がないかもしれませんが、行動することで自信はついてくるものですし、行動し続ける限り希望はあります。
現状を変えたいという思いがあるのなら、本サイトを隅々まで読んで転職ノウハウを身につけてください。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事では、主に次のことをお伝えしました。
- 嫌味を言う人は目的があって言っている
- 嫌味を言われないためには嫌味が通じないと思わせること
- 嫌味を気にしないための方法
皆さんの会社生活が少しでも楽になるお手伝いができれば幸いです。