言い方がきつい上司っていますよね。
きついのがデフォルトの上司もいれば、特定の人に対してだけきつい上司もいます。
自分だけきつい上司のターゲットになったら本当にしんどいと思います。
そこでこの記事では、
- なぜ言い方がきつくなるのか
- 言い方がキツくて辛い時どうすれば良いか
- どうすればきつい上司から離れられるのか
について、キャリア10年以上の現役人事がお伝えします。
Contents
上司の言い方がきつい理由
どうして上司はきつい言い方をするのでしょう?
ここではその理由を紹介します。
思い通りに動かないから
部下を自分の思い通りに動かしたいという上司は、思い通りにいかないと恐怖で人をコントロールします。
ですが、そのような人でないとしても、何度も同じことを言わなければ伝わらない部下に対してはイライラして言い方がきつくなってしまうものです。
ですから自分に身に覚えがないか振り返ってみると良いでしょう。
上司自身の仕事がうまくいっていないから
嫌な上司ですが、自分の仕事上のイライラを部下にぶつけてきたり、イライラが口調に出てしまったりというものです。
期待されているから
きつい言い方をされている方は辛いのですが、実は部下に期待してキツく当たっているケースもあります。
上司としては「鍛えている」つもりなのかもしれません。
元々言い方がきつい
特に理由はなく元々言い方がきつい人もいます。
この場合には言い方はきついけど言ってる内容は優しかったり気遣いの言葉だったりします。
ですから言い方がきつい人でも言っている内容に注目すると良いです。
言い方がきつくて辛い時の対処法
キツく言われるのは我慢できない!という場合、どうすれば良いでしょうか。
きつい言い方はやめてほしいと伝える
まずストレートにやめてほしいと伝えることです。
きつい言い方をする上司は、部下が嫌がっていることに本気で気づいていなかったり、それどころかよかれと思っていることもあるんです。
ですからダメ元で言ってみるというのは意味があります。
同僚や先輩に相談する
嫌な気持ちになっている時は一人で抱え込んではいけません。
それは、一人で考えているとどうしても考えが偏ってしまうからです。
また、相談した相手が協力してくれたり、話を聞いてくれるかもしれません。
何より、自分の気持ちを知っている人がいる、というだけで気持ちは軽くなるものです。
ですから何かしてもらおうと思わず、感情を共有してみてください。
言い方がきつくなる原因を探る
なぜ言い方がきついのか、どこに原因があるのか探ってみてください。
自分に原因があるならそれを直す努力をしても良いですし、その努力を見て上司は関わり方を変えるかもしれません。
慣れるまで積極的に絡む
きつい言い方であることはもう変わらないと諦めて、それに慣れることを目指すのもありかもしれません。
きつい言い方の人は避けがちだと思いますが、あえて積極的に絡んでいくと上司の見る目が変わったり、あるいは言い方のきつい上司の良いところが見つかるかもしれません。
言い方がきつくない時を観察する
言い方がきつい人は、常にきついのでしょうか?
よーく観察してみると、実はキツくない時があるかもしれません。
きついけど、MAXと比べてちょっとだけキツくない、とか。
実はそのちょっとだけきつくないときの条件を観察することで、上手な接し方が見えてくることもあります。
きつくない時を観察して、自分なりのきつい上司との接し方を見出しましょう。
言い方がきつい上司から離れるための方法
色々努力してみたけど、やっぱりきつくて辛い。
そんな時はあまり無理せず離れてしまった方が良いです。
では言い方がきつい上司から離れるための方法はどのようなものがあるのでしょう?
リモートワークを多めにする
まずは物理的に距離をおくということです。
最近はリモートワークも当たり前になってきてますので可能かと思います。
ただ、直接接することは減るかもしれませんが、メールや電話でのやりとりだと詳しいことが聞きづらくなったり、ニュアンスがわからなかったりして逆にコミュニケーションがとりにくくなる可能性もあります。
ですから、言い方がきつい人から距離をおくことは諸刃の剣であることは覚えておきましょう。
レポートラインを変えてもらう
直接言い方がきつい上司に報告や相談をするのではなく、間に1クッション入れてもらうようお願いする方法もあります。
つまり、あなた→先輩→上司のような報告ルートにするということです。
これを実現するには、上司の承認が必要かもしれないですし、先輩も嫌がっている場合にはなかなかハードルが高いでしょう。
異動願いを出す
こちらも上司の承認が必要ですが、どうしても辛い場合には異動願いを出すべきです。
その際に理由としてハッキリと言い方がきついことが辛いと伝えることで本気度が伝わるはずです。
その際、いきなりではなく周囲の人に相談しておくと、もしかすると上司の耳に入るかもしれません。
あとは上司の上司(例えば課長の上の部長など)に相談するのも一つですね。
何はともあれ、自分が苦しんでいることは誰かに察してもらおうとせず伝えていきましょう。
転職活動をする
どうにもならなければ、最後は自分から動くしかありません。
つまり転職ですね。
ただし、ネガティブな理由だけでは次にどんな仕事に就きたいのかわからないので求人探しもできませんし、何より選考に通ることはないでしょう。
ですからまずは自分がしたいこと、得意なこと、どんな職場を望むのかなどの「自分がどうなりたいのか?」を明らかにすることから始めてください。
そのためには、今すぐ転職しないとしても、早めに転職エージェントに相談してみることをおすすめします。
転職エージェントの中にはキャリアコンサルタントの国家資格を持つ人もいます。
ですから、キャリア相談の専門家に相談できるエージェントに登録し、納得いくまで考えることが転職活動のスタートには重要です。
中には合わない担当者や転職させようとしてくる担当もいますので、複数のエージェントに登録し信頼できると思う担当者に出会うまで色々な担当者と話してみてください。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事でお伝えしたことを簡単にまとめると以下の通りです。
- 言い方がきついのはあなた自身、上司自身に理由があることもあるし、実は元々言い方がきついだけということもある。
- 対処法としては、直接伝える、相談する、原因を探る、きつくない時を観察するといった方法がある。
- 言い方がきつい上司から離れるには、職場内での接触を減らす、異動する、最終的には転職という方法が考えられる。
皆さんの会社生活が少しでも楽になるよう、お役に立てればうれしいです。