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新入社員研修の課題を業務時間外にやることはサービス残業?

新入社員研修で課題が出ました。新入社員は定時で帰ることになっており、家で課題やって持ってくるという状況です。業務時間外に課題なんてやりたくないのですが、これってサービス残業になりませんか?

研修で課題が出ることは多いですし、終わらなければ翌日提出を求められることもあります。

学校で課題が出たら持ち帰って翌日提出というのは当たり前のように思われますが、会社での課題はどうなのでしょう。

10年以上新入社員研修に関わってきた現役人事がお答えします。

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課題が業務とみなされればサービス残業

結論としては、研修の課題が業務とみなされれば、業務時間外にやっていると残業になります。

そこには当然残業代が発生するわけですが、支払われていないのであればサービス残業です。

では、業務とみなされる条件とは何なのでしょう?

まず、労働時間の定義として、厚生労働省が平成29年1月20日に発出した「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」の中で以下のようにはっきり書かれています。

労働時間とは使用者の指揮命令下に置かれている時間のことをいいます。
(中略)
2.労働時間に該当するか否かは、労働契約や就業規則などの定めによって決められるものではなく、客観的に見て、労働者の行為が使用者から義務づけられたものといえるか否か等によって判断されます。
(中略)
3.たとえば、次のような時間は、労働時間に該当します。
(中略)
3 参加することが業務上義務づけられている研修・教育訓練の受講や、使用者の指示により業務に必要な学習等を行っていた時間

つまり、会社の研修は業務にあたるというわけです。

そうなると、業務時間外に課題に取り組むのは、「使用者の指示により業務に必要な学習等を行っていた時間」ですから、残業代が支払われていないならサービス残業ということですね。

サービス残業で課題に取り組むことに納得いかない場合の対処法

業務時間外に課題に取り組むことは残業ということですが、それがサービス残業だとしたらどうでしょうか?

やっぱり残業代は支払ってほしいですよね。

ということで、ここではサービス残業をして課題に取り組むことに納得いかない人がどうすべきかについてお伝えします。

上司に相談する

このようなブログ記事はすぐ転職をすすめるものが多いのですが、実際転職となるとハードルは上がりますし、まだまだやれることはあります。

というわけで、まずは上司に相談してみてください。

わかってくれる上司なら研修担当部門に意見してくれるかもしれません。

ただ、実態としては「我慢しろ」で終わることが多いのではないかと思います。

10年前くらいまでは普通に会社の研修でも宿題は出ていましたし、ましてや上司の年齢ではそんなの当たり前だったと思います。

ではなぜ上司に相談するかというと、次の対処をとることを正当化するためです。

次の対処法は「人事に相談」ですが、上司をすっ飛ばして人事に相談したら、上司としては気分悪いです。

そうなると、人事に相談して望む結果になったとしても上司からは悪い意味で目をつけられるかもしれません。

なので、ダメ元で良いので上司には相談しておくことをおすすめします。

人事に相談する

ここからが、会社を動かせる可能性がある対処法です。

労働時間の管理をしているのは、おそらく人事部門(あるいは総務部門)だと思うので相談してみましょう。

人事なら研修担当でもある可能性もあるので、「業務時間外に課題に取り組んだ時間は残業にはならないのですか?」と尋ねてみるのが良いと思います。

理由を説明してくれて、それで納得できればOKですし、できなければ納得できるまで質問してください。

コンプライアンス窓口に相談する

人事にも全く取り合ってもらえない場合もあるでしょう。

その時は、もしコンプライアンス窓口のようなところがあれば相談してみるのも一つです。

ただ、実際にはコンプライアンス窓口を設置しているような会社では、労基法もちゃんと守られていることが多いので業務時間外に無理矢理課題をさせるようなことはしないと思われます。

労働組合に相談する

労働組合があれば、こちらに相談するのも一つです。

ただ、労組は個別の労働問題を解決してくれることはあまりないかと思います。

労組によりけりですが、おそらく組合員(従業員)からの声をまとめてどこかの労使協議(経営者と労組の会議)で、この問題に対して質問するようなイメージです。

ですからすぐに対応してもらうことは期待しない方が良いでしょう。

労働基準監督署に相談する

社内がダメなら社外に相談です。

労働に関する問題は、労働基準監督署に相談するのが良いと思います。

ネットで検索すれば最寄りの基準監督署はすぐにわかるはずです。

社内でも同じですが、特に重要なのが証拠を持っていくことです。

つまり、業務時間外に課題に取り組むよう指示が出ていることを客観的に示すもの(文書・メール・音声など)が必要です。

転職する

ここまでして何も改善されず、他にも会社にいたくない理由があるのであれば転職活動も視野に入れておくと良いでしょう。

ただ、転職活動には応募書類の作成や求人探しが必要なので、動き出しに時間がかかります。

ですから、実際の活動をスムーズに始めるためにも転職エージェントには今から登録しておく必要があります。

今はWEB面談があるので自宅から、仕事が終わった後の時間でもエージェントと面談することができます。

特に重要なのが、信頼できる担当者を見つけておくことです。

これは書類作成や求人探しをする中で見極めていくしかありません。

ですが、信頼できる担当者が見つかればその後の転職活動はスムーズですし、転職してよかったと思える会社に行けるでしょう。

そのためエージェントには2〜3社同時に登録して担当者を比較することをおすすめします。

なかなかどんな人が信頼できるかは判断しにくいですが、比較対象がいれば判断しやすくなります。

おすすめのエージェントは以下をご覧ください。

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まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

この記事では主に、

  • 研修の課題を業務時間外にやるのは残業
  • それで残業代が出ないならサービス残業
  • 転職を考える前にまずは関係各所に相談すべき

ということをお伝えしました。

皆さんの会社生活がより良くなるための役に立てれば嬉しいです。