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定時で帰って何が悪い?新入社員はいつまで定時に帰っても良いのか?

新入社員です。今は定時に帰っているのですが、いつまで定時上がりしても良いのでしょう?

配属されてみると、思ったよりも定時に帰ることができていて逆に不安になっている新入社員の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、現役人事が新入社員の定時上がりに関する疑問にお答えします。

読み終えた頃には「あぁ、定時で帰っても良いんだ」という気持ちになれると思います!

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新入社員はいつまで定時に帰っても良いのか?定時で帰ってはいけないのか?

結論から言えば、新入社員であろうとなかろうと、いつまででも定時に帰ってOKです。

仕事が終われば帰って良いし、終わらなければ帰れないというだけの話なんです。

本来、残業は上司から指示されてするもの

残業というのは、仕事が終わらない人が自主的にやっているイメージがあると思いますが、労基法上は上司が命じてさせるものなんです。

部下の仕事が終わらないのは業務を与えている上司の責任だからです。

ですからそもそも、指示がなければ残業なんてする必要はないんですね。

この大前提を覚えておいてください。

ただ、現実的にはそうもいかないと思いますので、定時で帰っても良い理由をもう少し説明します。

定時に帰らないデメリット

定時で帰らないことは本人だけでなく会社にとってデメリットがあります。

残業をすると(まともな会社なら)残業代が出るわけですが、残業代というのは割増賃金といって、労働基準法上は通常賃金の2割5分以上支払う必要があります。

時給1000円なら1250円以上となるわけです。

当然これは労務費を圧迫するので残業なんてしない方が良いに決まっています。

むしろ、定時で帰ることは会社にとっては良いことですよね。

それを知らないのかもしれませんが、定時で上がりにくい雰囲気を意図的につくっているのであればその人たちが咎められるべきなんです。

定時で帰らないメリットはある?

逆に、定時で帰ることのデメリットはあるのでしょうか?

やることがないのに残業するのは無駄だということは既にお伝えしました。

なので「あえて言えば」という前提で次のようなメリットがあると思います。

業務に関する勉強時間がとれる

本来やるべきではありませんが、帰って良さそうな時間まで自主的に勉強をするのは、知識が得られるのでメリットと言えるかもしれません。

もちろん業務に関する内容でなければ、賃金は発生しませんので注意が必要です。

評価される、かもしれない

長く働いている人は頑張っているという昭和的な感覚の上司からは評価されるかもしれません。

ただ実態としてはよほどの成果を上げない限り、新入社員の評価は一律で決まることが多いです。

なぜなら日本企業では、即戦力を新入社員として採用するわけではないので新入社員期間中はほとんど教育期間と位置付けられているからです。

新入社員が定時に帰ることに対して上司・先輩はどう思っている?

正直なところ、新入社員が定時に帰ることに対して上司や先輩は何も思っていません。

むしろちゃんと定時で帰れていると安心している人もいるでしょう。

これがまともな職場の感覚です。

残業する人が偉い風潮は相当な時代遅れ

もはや「長く働く人が偉い」なんて考える人はほとんどいません。

そんな風に考える人はハッキリいって世の中のトレンドをまっっったく掴めていないヤバい人です。多分テレビもネットも見ない仙人のような人だと思います。

それに、人事制度も大きく変化しつつあります。

詳細は会社によって様々ですが、役割や成果に応じた処遇をする制度が次々と導入されています。

つまり、長く働くだけで役割を果たせなかったり成果を出せない人は評価されないということです。

ということで、定時上がりの新入社員に対してネガティブな気持ちになる人が間違っていると思ってOKです。

新入社員が定時に帰りにくい雰囲気が生まれる理由

もしかすると、あまりに忙しすぎて早く帰れることに嫉妬しているのかもしれません。

ですがその気持ちをぶつける相手は新入社員ではなく、上司です。

上司の仕事の振り方が下手だから残業が増えるんです。

このように、定時に帰りにくい雰囲気が生まれるのは、納得感の低い仕事量の多さ、それをうまく捌けていないマネージャーの能力が原因なのです。

定時で帰りにくい新入社員のための対処法

ここでは、定時で帰りにくい新入社員のための対処法をお伝えします。

手伝えることを聞く

もし上司や先輩の目が気になるのであれば、「お手伝いできることはありますか?」と聞いてみてください。

新入社員でもやれることがあればきっと手伝いを頼まれるでしょう。

ただ、実際にはあまり仕事を頼まれることは少ないので「大丈夫、もう帰って良いよ」という一言を引き出せるはずです。

同僚に帰りにくい気持ちを共有しておく

もし正直な気持ちを打ち明けやすい人がいるなら、「実は帰りにくいんです」と伝えておくと良いでしょう。

一人でもわかってくれていると思える人がいるだけで帰りやすくなるはずです。

人目が気にならないほどの予定を入れておく

人目よりも「どうしても帰りたい」という気持ちが勝れば、帰りにくい雰囲気なんて気になりません。

ですから、どうしても帰りたいと思える予定を入れるなど、帰る目的を明確にすることも一つです。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

この記事では、以下のことをお伝えしました。

  • 新入社員であろうとなかろうと定時に帰って良い(むしろ定時に帰れるのに帰らないのはデメリットばかり)
  • 定時で帰ることに対しては特に何も思われないし、ネガティブな気持ちを持つ人の方がおかしい
  • 定時で帰りにくい時の対処法

定時に帰って充実したプライベート時間を過ごしてくださいね。