スカウトサービスに登録してみたけど、全然スカウトが来ないという方はいませんか?
この記事では、スカウトが来ない理由と、スカウトがくるようになるための方法を現役人事がお伝えします。
Contents
人事担当が明かすスカウトが来ない理由
「スカウトが全然来ない!」という方、人事担当がスカウトレジュメのどんなところを見ているのかを知ることで、スカウトが来ない理由が分かります。
年齢が高い
まずは年齢面です。
企業が中途採用を行う目的は様々なので一概には言えませんが、私の勤め先では45歳を超えると書類選考で不合格にすることが多くなります。
前職の経験を活かして仕事をしてもらうとはいえ、年齢が高いと部下として扱いにくくなる可能性がありますよね。
私の勤め先での課長クラスは40くらいなので、課長より歳上ということになるため歳上の部下になります。
人によっては歳上の部下を持つのは避けたいということがあるというわけです。
転職回数が多い
次に転職回数が多い場合です。
転職回数が多いと、採用する側としては、せっかく採用してもまた転職してしまうのではという懸念を持ってしまうからです。
スカウトサービスで候補者を絞り込む条件の一つに、転職回数という項目があるほどです。
それぞれの転職理由が納得できるものであれば問題ありませんが、スカウトレジュメにはそこまで書けませんし、読んでもらうことはほとんどありません。
派遣社員の経験しかない
企業側としてはいわゆる総合職を採用する場合、派遣社員の経験しかない場合は採用を見送ることが多いです。
なぜなら、派遣社員の立場では、基本的にプロジェクトの中核となったり、関係者との折衝や調整を任されることは少ないからです。
もちろん、派遣社員が求められていないわけではなく、多くの場合、派遣社員に任される仕事が総合職の中途採用に求められるものと異なるというだけです。
スカウトを受けるにはどうすれば良いか
では、スカウトがなかなか来ない場合はどうすれば良いのでしょうか。
上記のスカウトが来ない理由に当てはまらないなら、まだ見込みがあると思います。
なぜなら上記の理由は、事実として変えることができないからです。
しかし当てはまるという方も、諦めるのはまだ早いです。
次のセクション、「そもそもスカウト向きではない人もいる」までスクロールしてください。
登録する転職サイトを増やす
上記のスカウトが来ない理由に当てはまらない方は、まず登録する転職サイトを増やしてみてください。
その理由は、スカウトサービスは複数あるため、あなたが登録していないスカウトサービスを利用している企業があるかもしれないからです。
業界最大手はリクナビNEXTとMIIDASですが、一つしか登録していないのなら、両方に登録することでメッシュを細かくできます。
レジュメを具体的に書く
次に、スカウトサービスの登録時に入力するスカウトレジュメをできるだけ具体的に書くことです。
企業の採用担当者はスカウトレジュメを見てスカウトメールを送る候補者を選ぶのですが、内容が薄いだけで候補者から弾いてしまうことがあります。
理由は、やる気がないと捉えられたり、職務経験が曖昧でよく分からないというように様々です。
スカウトレジュメの内容が薄いとやはり弾かれやすいのか、私が企業側としてスカウトサービスを利用する時、某転職サイトの営業の方から「スカウトレジュメの内容が薄いからといって弾かない方が良い」とアドバイスを受けたことがあります。
なるべく非公開情報を減らす
企業の採用担当は、まずは採用に失敗したくないと考える方が多いので、非公開情報が多いと不安になります。
応募する側としては、会社にバレることを恐れて社名などの情報を非公開にしがちですが、企業側としては社名を書けない理由をマイナスに捉えてしまうのです。
ちなみに、スカウトサービスを利用してもレジュメ公開範囲を設定できるのでバレることはありません。
そもそもスカウト向きでない人もいる
上記のスカウトが来ない理由(年齢が高い、転職回数が多い、派遣経験しかない)に当てはまる場合は、そもそもスカウトサービスに向いていません。
採用担当者はスカウトレジュメを読み込めない
採用担当者は膨大な量のスカウトレジュメに目を通す必要があるため、詳細まで読み込むことはできません。
そのため、経験やスキルではなく転職回数や社名など、本来なら判断材料の一部にしかならない情報だけで足切りされることも多くなります。
転職エージェントもあわせて利用すべし
自分がスカウトサービスに向かないと思ったら、転職エージェントも利用しましょう。
転職エージェントは3ヶ月以内に転職したい方が利用できるサービスですが、スカウトが来ないと嘆くのであれば早く転職したいと思っているはずですよね。
ただし、早く転職したいと思っていても焦りは禁物。
私がオススメする転職エージェントの利用方法は、自分の経験が一つでもマッチする求人をじっくり探すことです。
転職エージェントに登録すると、担当者によってはバンバン求人を紹介される可能性がありますが、人事担当の警戒から、あくまで求人を狙い撃つというのが失敗しない転職の方法です。
転職エージェントをうまく利用した転職活動の方法を以下の記事で紹介しています。
▶ 内定獲得は準備次第。現役人事の転職ノウハウ【全過程を説明】
求人を狙い撃ちするには転職エージェントの利用が必須
求人を狙い撃つというのは、あなたの職務経験とマッチする求人に応募することです。
そのためには転職エージェントへの登録が必須です。
なぜなら、求人がマッチするかどうか判断するには、求人の詳細を知る必要があるからです。
中途採用をしていること自体企業秘密だったりするので、何の関係もない人には求人内容を教えることはまずありません。
求人を知りたい企業に知り合いがいれば話は別ですが、求人の詳細を知るにはエージェント経由で聞くしかないのです。
ちなみに、現役人事がおすすめする転職エージェントは次の記事で紹介しています。