同時進行で何社くらい受けたら良いんだろう。多い方が良い?1社ずつ受けてるけど複数同時の方が良いのかな…。
現役メーカー人事のハルダ(@haru_dadd)です!
私はとある企業の中途採用担当として、数百人の面接を担当し、入社した方から転職の成功談・失敗談を聞いてきました。
そして、様々な転職エージェントとも関わる中で転職活動に関するノウハウを聞いてきました。
このような採用活動の中で仕入れた情報に加え、採用担当者の視点や経験に基づきその疑問にお答えします。
Contents
内定獲得と受ける社数は関係ない
たくさん受けた方が短期間で決まる確率が高い気もするし、少ない方が応募した企業に集中できるから結果的に早く決まる気もするし…。
実は、内定獲得には受ける社数はあまり重要ではないんですよ。
重要なのは「受ける社数」ではなく「マッチする社数」を増やすこと
転職で重要なのは「マッチング」です。
企業が中途採用を行う第一の理由は即戦力人材を採用することですから、自分にマッチしない求人を受けるより、マッチする求人の選考を受ける方が内定の可能性はグッと高まります。
ですから、複数社の選考を受けるなら「受ける社数」ではなく「マッチする社数」を増やすことを重視しましょう。
自分にマッチする求人の探し方
自分にマッチする求人を探し方は、
求人の詳細を募集している企業へのヒアリング
これが最も効率的な方法です。
そして、企業へのヒアリングができるのは転職エージェントだけです。
なぜなら、信用を得ていない個人が企業と直接コンタクトをとって情報収集するのは情報セキュリティの面から非常に難しく、取引のある転職エージェントでなければ求人の詳細情報を得ることはできないからです。
ちなみに求人票や募集要項を見ても、ざっくりした求める人材や応募資格しか書かれていないので自分に合うか判断できず「応募したら合わなかった」というケースが増えてしまい非効率なのでオススメしません。
転職エージェントならもう利用してるし、早速聞いてみよう!
ちょっと待ってください。あなたを担当しているエージェントさんは企業とコンタクトをとってくれて、得た情報を正しく理解できる方ですか?
正直、転職エージェントは担当者のマインドと能力次第なところがあります。
そもそも応募先企業の人事担当との関係を構築できていない担当者もいます。
ですから、あなたに本当にマッチする求人を探して紹介してくれるエージェントの条件を満たしているかチェックが必要です。
その条件は、転職エージェント信頼度チェックリスト【採用担当が作成】という記事で紹介しています。
以上、自分にマッチする求人の探し方を紹介しましたが、自分にマッチする求人を探すイコール転職エージェントを探すことなんです。
同時進行で何社受けるのが良いのか?
転職活動で重要なのは単に受ける社数じゃないということは分かっていただけたと思います。
でも、まだ何社受けるのが良いかという疑問には答えていませんね。
以下、説明していきます。
私の結論:マッチする求人を2つずつ受けるのがベスト
結論としては、マッチする2つの求人を同時に受けることではないかと思います。
理由は以下の通りです。
- マッチする求人を受けることで合格の可能性が高まる
- 一つの選考に対し丁寧に準備することができる
- 同時に複数社受けた方が、早めに内定をもらったり処遇を高めに設定してもらえる可能性が高い
「中途採用はマッチング」の考えに基づけば、欲張らずに選考を受け、一社一社丁寧に調べて対応することが結果的に早期内定獲得に繋がります。
最後に、同時進行で複数社選考を受ける場合、社数が多い場合・少ない場合それぞれのメリット・デメリットを整理してみました。
同時進行で複数社選考を受ける場合、社数が多い場合・少ない場合のメリット・デメリット
次の表は、まだマッチする求人を探していない前提で考えたものです。
社数が少ない | 社数が多い | |
メリット | 一社一社に準備の時間をかけることができる | 数撃てばマッチする求人に出会える可能性が高まる |
デメリット | 内定が出ない場合、転職活動が長期化する | 多すぎると選考の準備が不十分になる |
ここでマッチする求人を受ける前提とすると、どうなるでしょうか。
当然マッチする求人を多く受けるほど良いのですが、少ない場合でも一つ一つの求人の合格確率を高めているためデメリットを極小化することができますよね。
もし、なかなか内定が出なくて悩んでいるのであれば、まずは転職エージェントの見直し、そして信頼できるエージェントと一緒にマッチする求人を探してみてはいかがでしょう?
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