転職全般

面接後に合格フラグを気にするよりやるべきこと【採用担当が教える】

中途採用面接には合格フラグがあるっていうけど本当かな?それが分かれば面接が終わった後ソワソワしなくて済むのに…。誰が合格フラグを教えて!

現役メーカー人事のハルダ(@haru_dadd)です!

私はとある企業の中途採用担当として、数百人の面接を担当し、入社した方から転職の成功談・失敗談を聞いてきました。

そして、様々な転職エージェントとも関わる中で転職活動に関するノウハウを聞いてきました。

このような採用活動の中で仕入れた情報に加えて、採用担当者の視点や経験に基づいてその疑問にお答えします。

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中途採用面接後に合格フラグは気にしなくて良い

採用担当の視点で言わせてもらうと「合格フラグなんて気にしなくて良い」というのが答えです。

なぜなら、合格であればすぐに連絡があるからです。

私自身採用担当として、合格なら翌日〜3日以内には連絡するようにしています。

その理由は現在の中途採用市場を知れば分かります。

現在の中途採用市場は圧倒的な売り手市場だからです。

人口減少が進んだことと景気が回復したことによって、市場全体を見ると求職者数<求人数の状態になっています。

つまり求職者が複数社内定を取って、会社を選べる立場にあるということです。

となると採用担当としては、合格を出した人が他社にいってしまわないように早めに合格を出して繋ぎ止めておく必要があるわけです。

逆に、なかなか合否連絡がない場合は、応募先企業があなたを採用すべきか迷っていて、他の候補者を見ようとしている可能性もあります。

ということは、時間がもったいないので、合否連絡をただ待つだけでなく次のことをしながら待つことをおすすめします。

面接後にあなたが本当にやるべきこと

合否連絡を待ちながらも、その時間を有効に使うためにあなたがすべき3つのことをリストアップしました。

選考を受けた会社から自分の印象を聞く

まずは面接終了後、すぐに選考を受けた企業から自分の評価を聞きましょう。

そんなことできるの?と思うかもしれませんが、転職エージェントに聞いてもらうことができるんです。

最近ではエージェント自ら聞いてくれることもありますが、ない場合には自分から依頼しましょう。

評価を聞いてもらうときのコツはプラス点とマイナス点の両方を聞いておくことです。

なぜなら不合格だった場合に次の面接に活かすことができるからです。

具体的には、プラス点を聞いておくことで他に似たような職種での選考を受けている時にアピールすべきポイントがわかりますし、逆にマイナス点を聞いておけば修正点が見えてきます。

特にマイナス点は重要で、スキル・経験面でのミスマッチなのか、人物面でのミスマッチなのか確認しておきましょう。

スキル・経験面でのミスマッチなら応募する求人を選ぶときに、人物面でのミスマッチと言われた場合にはショックかもしれませんが、他社でも同じことを思われる可能性があるため真摯に受け止めてアドバイスを受けるようにしましょう。

次の面接の準備をする

面接で手応えがあったと思っても、気を抜いてはいけません。

面接後の合格フラグほど信用できないものはありませんから、次の面接の準備に取り掛かりましょう。

そうしないと、合格だと思っていた面接が不合格なった場合、浮かれて次の面接の準備をしていなければ次の面接も不合格となり総崩れとなってしまう可能性があるからです。

多くの方は同じ業界や同じ職種の選考を受けますが、各応募先で同じアピールをする方が多いのではないでしょうか?

でも中途採用の場合、即戦力の採用を目的としているため採用したい人材のターゲットが決まっています。

そのため自分がそのターゲットであることをアピールしなければ合格できないのです。

ですから、受ける企業ごとに準備が必要になるため、面接が終わったらすぐに次の面接の準備が必要となるのです。

次の選考がないなら次の応募先を探す

本気で転職活動をしたいなら早期に内定を獲得する必要があります。

なぜなら転職エージェントのビジネスモデルは、登録者が入社したら報酬が入るという仕組みなのでエージェントが早く内定を獲得できそうな人に注力するようになってしまうからです。

ですから早め早めに次の応募先を選ぶことでエージェントからの支援を受けやすくなります。

ただ、それではエージェントに左右される転職活動になってしまうので、エージェントにパートナーとして動いてもらうことを前提とした転職活動の方法を紹介します。

詳しくは次の記事をご覧ください。

転職の方法を超具体的に話そう【現役人事おすすめの手順】この記事は次のような方のために、現役で中途採用担当をつとめる私が持っている限りの転職ノウハウをぶち込んだ記事です。 そのため少し長...

合格フラグは面接前に分かる!?

最後に、面接後に合格フラグを気にしているあなたに、合格フラグは面接前に分かるという話をしたいと思います。

選考のスピードが早い

まず、採用担当の視点で考えて最も確実なフラグは、選考のスピードが早いということです。

この記事を最初から読んでいる方はお気づきと思いますが、欲しい人材は早く囲い込む必要があるからです。

採用担当は毎日応募書類をチェックしていて、求人に当てはまる人材の応募があれば即選考に動きます。

それほど今は売り手市場ということです。

書類選考合格の通知が応募して1〜3日以内にきたらチャンスだと思ってください。

そこでレスポンスが早ければ、志望度の高さをアピールできるので、さらに合格率は高くなりますよ。

合格フラグは転職エージェントが教えてくれる

転職活動の合否を決める要素は、応募先で求められている経験・スキル・知識とあなたが持つ経験・スキル・知識がどれほど合致するかです。

であれば、求人選びの際に転職エージェントに自分の持つ経験やスキルが応募先と合致しているかどうか確認することで、合格できるかどうかはある程度分かるわけです。

これが、合格フラグは転職エージェントが教えてくれるという意味です。

ただし、今あなたの担当であるエージェントが正しいことを教えてくれるとは限りません。

なぜなら、エージェントにも能力の高い人とそうでない人がいるからです。

能力の高い人というのは、求人内容とあなたの持つスキルや経験を正しく理解してマッチする求人を紹介してくれる人です。

転職エージェントは転職のプロとはいえ、能力の差があるのは当然です。

ですからまずは事前準備として、信頼できる担当者を見つけるために転職エージェントは複数登録すべきです。

ご存知とは思いますが転職エージェントに登録しても担当者を選ぶことはできません。

ですから最初に何社か登録して「この人だ!」と思える担当者が見つけてください。

「面倒だなぁ」と思いますか?

1社につき5分くらいで登録できますから3社登録しても15分程度です。たった15分で一生を左右するようなアドバイザーに出会えるかもしれないと思えば短い時間ですよね。

とはいえ闇雲に何社も登録すると、電話やメールが鳴りまくってどの求人にどのエージェントから登録したのかわからなくなったり、紹介された企業がブラックだった!なんてことになるリスクがあります。

そこで私が中途採用担当として実際に取引した中で、しっかり求人と求職者のことを理解した上で人材を紹介してくれている転職エージェントを紹介しますので、次の記事をご覧ください。

製造業への転職にオススメの転職エージェント
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