面接日をリスケしたいんだけど、評価に響くのかな…。
現役メーカー人事のハルダ(@haru_dadd)です!
私はとある企業の中途採用担当として、数百人の面接を担当し、入社した方から転職の成功談・失敗談を聞いてきました。
そして、様々な転職エージェントとも関わる中で転職活動に関するノウハウを聞いてきました。
このような採用活動の中で仕入れた情報に加え、採用担当者の視点や経験に基づきその疑問にお答えします。
Contents
【転職】面接日のリスケは人事の評価に影響する
中途採用面接は平日に行われることが多いので、ほとんどの方が仕事を休んで行く必要がありますよね。
ただ、予め休暇を取っていても急に外せない仕事が入ったりして面接日を再調整しなければならないことがあります。
そんな時、応募先企業も忙しい中面接の時間をとっているし、リスケを依頼したら評価に影響するのではと不安になるのではないでしょうか。
では実際にはどうなのか?
採用担当の視点でお答えします。
ハッキリ言ってリスケは評価に影響する
煽るつもりは全くなく、せっかくこの記事を読んでくださっているので正直に言います。
リスケは評価に影響します。
具体的には、リスケを求められると採用担当は次のようなことを考えてしまいます。
- 少なくともウチは「何が何でも入社したい会社」ではないんだな
- また募集部門と調整か…面倒だ
リスケを求められてポジティブな感情をもつことはまずありません。
リスケが評価に影響する理由
採用担当が「自社が一番じゃない」「めんどくさい」というネガティブな感情を抱いたら、それは当然評価に響きますよね。
仏のような人事なら良いですが、大抵人事は人間関係のドロドロした世界を見ているため性善説の人は少なく、さらに採用に失敗したら責任を追求されますから、人事には意外と評価の厳しい人が多いんです。
私自身もリスケの依頼があったら、まずは「この人は相手のことを考えられる人なのか?」と考えます。
その一方で、冷静になると「自分の仕事に責任を持つ人」と思うこともありますが、基本的にまず初めはネガティブな印象を持たれると思って間違いありません。
結論:面接のリスケは避けるべき。でも…
結論は誰が考えても分かる通り、できることならリスケは避けるべきです。
でもこの記事を読んでいる方はそんな答えを聞きたいわけじゃないですよね。
おそらく、「リスケしない方が良いのは分かってるけど仕事は全うしたい」「転職活動がバレてしまう」などの理由でどうしても仕事を優先せざるを得ない。でも先方の評価は下げたくない。
そんな思いでこの記事にたどり着いたのではないでしょうか。
残念ながら、リスケしなければならない状況になってからでは遅いです。
ですから今回の面接はマイナスからのスタートでも頑張るしかありません。
でも、今回の面接がダメだったとしても今後の転職活動に向けてできることがあります。
しかも今回紹介する対策を打つことで、次の面接をマイナスどころかプラス評価からスタートさせることもできます。
そのために重要なのは、事前の対策です。
リスケに備えた事前の対策【誰でもできます】
事前の対策とは、下記の通りです。
しかも、誰でもできる再現性の高い方法です。
何としても「面接したい人材」と思わせる
その方法は、自分を何としても面接したい人材と思わせることです。
そうすることで、リスケに関して次のメリットがあります。
- リスケしても会うべきと思わせることができる
- 最初から土日に面接を設定できる
以下、詳しく説明していきます。
リスケしても会うべきと思わせることができる
何としても面接したい人材と思わせることができれば、採用担当もリスケせざるを得ませんし、評価も維持しやすくなります。
不思議なもので、「面接したい!この人は採用すべき!」と思っていると、例えば業務都合でリスケを求められた時、「できる人だから仕事も忙しいのだ」と自分を納得させてしまいます。(心理学では認知的不協和と言って誰もがもつ思考のクセみたいなものです)
最初から土日に面接を設定できる
面接したいと思わせていれば、好きな面接日を設定することもできるようになります。
業務で土日しか行けないと言えば、通常断られるところを仕方なしに対応してくれるでしょう。
これなら有休を使う必要もないですし、土日休みの会社なら急遽仕事が入る可能性も低くなります。
「面接したい人材」と思わせる方法
続いて面接したい人材と思わせる方法を紹介します。具体的には下記の2ステップです。
- 自分にマッチする求人に応募する
- 求人にマッチすることを書類でアピールする
「マッチする」とは、求人で求められるスキルや経験などと応募者が持っているスキルや経験などが合致しているということです。
企業が中途採用を行う第一の理由は即戦力人材を採用することですから、当然企業としては欲しいスキルや経験を持っている応募者の方を採用しますので、内定の可能性が格段に高まります。
以下、それぞれのステップについて説明します。
①自分にマッチする求人に応募する
自分にマッチする求人に応募するには、まず求人探しからですね。
求人探しは転職エージェントを利用せよ
ここがポイントなのですが、求人探しには転職エージェントの力を借りる必要があります。
なぜなら私が紹介する方法は、応募する求人について、
- 募集の背景
- こんな人が最も採用したい
- こんな人でも採用するかも?
といった細かいことまで把握して、当てはまるポイントに対してアピールするスタイルだからです。
しかし、ここまでの情報は公開されていないため個人が情報収集するのは困難です。というより、企業が求人の詳しい情報を出すのは社会的信用のある転職エージェントに対してだけです。
全てのエージェントが期待に答えてくれるわけではない
転職エージェントは転職のプロと思うかもしれませんが、ぶっちゃけ彼らも人間ですから能力に差はあります。
求人内容とあなたのスキルや経験を理解できない可能性もありますし、大量の求人に応募させて「どこか一つでも受かれば良い」と思っている担当者もいるかもしれません。
そこでチェックしてほしいのが以下の記事で紹介している「転職エージェント信頼度チェックリスト」です。
今既にエージェントを使っている方も、まだの方もこのチェックリストを見ずに転職活動を進めて後悔のないようにしてくださいね。
▶︎ 転職エージェント信頼度チェックリスト【採用担当が作成】
信頼できるエージェントが見つかったら、後は一緒に求人を探すだけです。
本当に良いエージェントなら、じっくりあなたと向き合ってくれるはずです。その方が結果的に早く内定できることを知っていますから。
②求人にマッチすることを書類でアピールする
マッチする求人が見つかったら、その求人に合わせて経歴書を書きましょう。
自分が求人にマッチすることをアピールするために必要なスキル・知識・経験・資格などの情報は文字にすることができますから、それらを経歴書に書くことで書類選考で十分にアピールすることができるんです。
企業としては書類選考の時点で欲しいスキルや経験などが書かれていれば、あなたが求人にマッチする印象づけができます。
▶ 【転職】書類選考の段階でほぼ内定が決まることはある?【採用担当が教える】
ただし企業によって求めるスキルや経験は異なりますから、応募する求人に合わせて経歴書を作成する必要があります。一見面倒に思えますが、それが内定への近道なのです。
また、ここでも転職エージェントを利用するメリットがあります。
あなたを本当に合格させたいと思っているエージェントなら、応募先の採用担当にあなたがいかに求人にマッチするか伝えてくれるはずです。
というわけで本記事の内容は以上です。
繰り返しになりますが、転職活動を有利に進めるには転職エージェント選びと求人選びというスタートダッシュがとても重要です。
くれぐれも、最初に手を抜かないように頑張ってください。
引き続き、私は採用担当の視点で情報発信することで、あなたの転職活動がうまくいくことを応援しています!
この記事が役に立ったと思う方は、これからも情報発信を続けていきますので、この記事のシェア、本サイトのブックマーク、ツイッター(@haru_dad)をフォローいただければ幸いです。