現役メーカー人事のハルダディ(@haru_dadd)です。
中途採用面接に出席する面接官は複数人であることがほとんどです。
一度でも転職活動をしたことがある方は分かると思いますが、どの面接官がどんな役割を持って出席しているのか気になりますよね。
面接官の役割が分かれば、役割に応じてアピールすべきことも分かりますので合格率アップにも繋がるはずです。
この記事では、面接官が複数いる場合の役割について、人事として中途採用に携わってきた私が説明します。
面接が一回の場合の面接官の役割
面接官の人数や誰が出席するかは、面接の回数によって変わります。
そのため、面接回数が一回の場合と二回以上の場合に分けて、面接官の役割を考えていくことにします。
まずは面接が一回の場合です。
最近では一回の面接で合否を決める企業も増えています。
たった一回の面接で合否を決めるということは、応募者の見極めに慎重な会社とそうでない会社によって面接官の人数も異なります。
そして、面接官の人数によって、面接官の役割も変わってきます。
面接官が二人
面接官が二人の場合、一人はメインスピーカーかつ権限者である可能性が高いです。
具体的には部長や課長などの役職者であることが多いです。
そしてもう一人は書記役で、人事担当者の場合が多いです。また、人事担当が面接を進行することもあります。
まとめると次のようなケースが多いです。
面接官が三人以上
一人はメインスピーカーで募集部門の権限者です。
もう一人は募集部門の次に権限を持つ人。
あと一人は人事担当者です。
人事が二人の場合もありますが。その場合は人事部門の長と担当者であることが多いです。
まとめると次のようなケースが多いです。
- 募集部門の部長 & 課長 + 人事
- 募集部門の部長 or 課長 + 人事部門の部長 or 課長 + 担当者
面接が二回以上ある場合の面接官の役割
面接が複数回に分かれている場合について、面接官の役割は次の通りです。
基本的には募集部門長と人事という組み合わせは変わりませんが、一次面接と二次面接以降で出てくる面接官の役職が違います。
具体的には次の通りです。
一次面接
一次面接は配属部門の部長や課長と人事が出てきます。
人事のみ出席する面接の場合もあります。
次のようなパターンが考えられます。
- 募集部門の部長 or 課長 + 人事
- 募集部門の部長 & 課長 + 人事
- 人事のみ
二次面接
一次面接で人事のみの場合、二次面接から配属部門長が出てきます。
一次面接で募集部門の部長まで出てきたのであれば、その上の事業部のトップが出てくる可能性があります。
パターンは次の通りです。
一次面接で人事のみの場合
- 募集部門の部長 or 課長 + 人事
- 募集部門の部長 & 課長 + 人事
一次面接で募集部門長が出てきた場合
一次面接で募集部門長が出てきて、さらに二次面接を実施するということはその上が出てくると思われます。
具体的には次のようなパターンが考えられます。
- 事業部長クラス + 人事
- 事業部長クラス + 部長 + 人事
ちなみに、最近の中途採用の選考ステップは二次面接までということが多いです。
それは売り手市場のため、三次面接まで実施するなど選考スピードが遅いと採用したい人が辞退してしまう可能性があるからです。
実際、転職求人倍率は3倍に迫る勢いなので、求職者は2〜3社程度内定をとる計算になり、求職者が他社を選ぶ可能性が高いことが分かります。
面接官を事前に知っておく方法
今回紹介したのは、あくまで可能性として高いパターンです。
ですが、どうしても確実にどんな人が面接官として出席し、どんな役割で面接を行うのか気になる方がいらっしゃるのではないでしょうか?
もし、面接が不安なら、あなた自身に担当者(キャリアアドバイザーと呼びます)がつく転職エージェントを利用することをオススメします。
転職エージェントに登録すれば、キャリアアドバイザーから面接官の情報を面接前に聞いておくことも可能です。
中途採用担当の私から見てオススメの転職エージェントは次の記事で紹介していますので、是非ご覧ください。