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【転職】面接で給料の話が出ないと不合格?自ら給料の話を出すのは失礼?

面接で給料の話が出なかったんだけど、これって不合格?

現役メーカー人事のハルダ(@haru_dadd)です!

私はとある企業の中途採用担当として、数百人の面接を担当し、入社した方から転職の成功談・失敗談を聞いてきました。

そして、様々な転職エージェントとも関わる中で転職活動に関するノウハウを聞いてきました。

このような採用活動の中で仕入れた情報に加え、採用担当者の視点や経験に基づきその疑問にお答えします。

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面接で給料の話が出ないと不合格?

面接合格フラグの一つに、給料などの条件面の話が出るというものがあります。

確かに、条件面の話が出たら採用を前向きに検討していると思えます。

でも、逆に給料の話が出なかったら不合格ではないかと思う方もいるようですね。

合格の可能性は十分にある

採用担当の視点で言えば、給料の話が出なくても合格は十分ありえます。

なぜなら、給料の話は合格後にある場合が多いからです。

ほとんどの企業では面接合格後に労働条件説明があります。

労働条件というのは給料などの処遇や、労働時間や有休日数、社会保障などの説明も含まれます。

ちなみにこの条件説明は、書面だけ送付されてくる場合と、採用担当が面着で説明する場合があります。

面接で給料の話をしないケース

上記の通り、面接合格後に労働条件説明があるため、面接で給料の話が出なくても不安になる必要はありません。

一方で、合否が気になるのではなく、給料の交渉をしたくて面接で給料の話が出るかどうか気にされている方もいますよね。

ではどんな場合に給料の話が出ないのか説明します。

アンケートで事前に聞いている

基本的に、給料を決めるための参考に現職の給料や希望の給料を聞くのですが、聞き方は様々です。

面接で聞く場合もありますし、アンケートで聞く場合もあります。

当然アンケートで聞いたら面接で聞かれることはありません。

交渉の余地がない

そもそも、給料を交渉する余地がない場合もあります。

即戦力の場合、企業としては何とか入社してほしいので交渉に応じてもらえる可能性がありますが、そうでなければ難しでしょう。

特に若い場合は、大企業であまり給料に差がつきにくい会社では交渉の余地はないことが多いです。

自分から給料の話をするのは失礼?

さてもう一つ、給料の話が出ないのが不安で「自分から給料の話をするのは失礼?」という疑問があるようです。

失礼ではないが給料の話をする必要がない

結論としては、失礼ではありませんが給料の話をする必要はありません。

その理由は、繰り返しになりますが、合格後に労働条件説明があるからです。

合格不合格が不安で給料の話を出してみたいだけなら、給料の話はしない方が良いです。

真面目な給料交渉であれば良いですが、何も考えずに話すとマイナス評価に繋がる可能性もあります。

であれば、給料の話をしている時間をもっとアピールに使って評価を高めることが先ではないでしょうか?

給料の交渉をしたいなら、労働条件説明を受けて、提示された金額に応じて交渉すればOKです。

内定の可能性を高めて、さらに給料の交渉をできるようにするには

内定の可能性を高めるということは、面接官が欲しい人材になるということです。そうすれば自ずと給料の交渉の余地が生まれる可能性も出てきます。

具体的には下記の2ステップです。

  1. 自分にマッチする求人に応募する
  2. 求人にマッチすることを書類でアピールする

「マッチする」とは求人で求められるスキルや経験などと、応募者が持っているスキルや経験などが合致しているということです。

企業が中途採用を行う第一の理由は即戦力人材を採用することですから、当然企業としては欲しいスキルや経験を持っている応募者の方を採用しますので、内定の可能性が格段に高まります。

本当にマッチしていれば、問題なく合格できるはずです。

以下、それぞれのステップについて説明します。

①自分にマッチする求人に応募する

自分にマッチする求人に応募するには、まず求人探しからですね。

求人探しは転職エージェントを利用せよ

ここがポイントなのですが、求人探しには転職エージェントの力を借りる必要があります。

なぜなら私が紹介する方法は、応募する求人について、

  • 募集の背景
  • こんな人が最も採用したい
  • こんな人でも採用するかも?

といった細かいことまで把握して、当てはまるポイントに対してアピールするスタイルだからです。

しかし、ここまでの情報は公開されていないため個人が情報収集するのは困難です。

というより、企業が求人の詳しい情報を出すのは社会的信用のある転職エージェントに対してだけです。

全てのエージェントが期待に答えてくれるわけではない

転職エージェントは転職のプロと思うかもしれませんが、ぶっちゃけ彼らも人間ですから能力に差はあります。

求人内容とあなたのスキルや経験を理解できない可能性もありますし、大量の求人に応募させて「どこか一つでも受かれば良い」と思っている担当者もいるかもしれません。

そこでチェックしてほしいのが以下の記事で紹介している「転職エージェント信頼度チェックリスト」です。

今既にエージェントを使っている方も、まだの方もこのチェックリストを見ずに転職活動を進めて後悔のないようにしてくださいね。

▶︎ 転職エージェント信頼度チェックリスト【採用担当が作成】

信頼できるエージェントが見つかったら、後は一緒に求人を探すだけです。

本当に良いエージェントなら、じっくりあなたと向き合ってくれるはずです。

その方が結果的に早く内定できることを知っていますから。

②求人にマッチすることを書類でアピールする

マッチする求人が見つかったら、その求人に合わせて経歴書を書きましょう。

自分が求人にマッチすることをアピールするために必要なスキル・知識・経験・資格などの情報は文字にすることができますから、それらを経歴書に書くことで書類選考で十分にアピールすることができるんです。

そうすれば、面接前から評価を高めておくことができるので面接でも有利になります。

企業としては書類選考の時点で欲しいスキルや経験などが書かれていれば、あなたが求人にマッチする印象づけができます。

ただし企業によって求めるスキルや経験は異なりますから、応募する求人に合わせて経歴書を作成する必要があります。

一見面倒に思えますが、それが内定への近道なのです。

また、ここでも転職エージェントを利用するメリットがあります。

あなたを本当に合格させたいと思っているエージェントなら、応募先の採用担当にあなたがいかに求人にマッチするか伝えてくれるはずです。

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