転職サイトに登録しておくだけで、未経験職種でも希望する仕事のスカウトがあればなぁ。
現役メーカー人事のハルダ(@haru_dadd)です!
そんな夢みたいな話があれば最高ですよね。
でも、未経験職種のスカウトって夢じゃなくて意外とある話なんです。
この記事では、転職サイトに登録したら未経験職種でもスカウトを受けることがあるのか?について説明します。
Contents
未経験職種でもスカウトはある
未経験職種でもスカウトを受けることがあるって本当?
結論から言えば本当にあります。
なんで?即戦力人材を採用するためにスカウトするんじゃないの?
ここでは私が中途採用を担当していて経験したエピソードをもとに説明したいと思います。
未経験なのになぜスカウトされるのか?
未経験者であっても人事担当がスカウトをする理由は、私の経験上3つあります。
求人を出している職種が、基礎知識さえあればなんとかなるから
まず、基礎知識さえあれば何とかなるという、中途採用でも即戦力採用ではなく育成を前提としたケースです。
メーカー勤めじゃない方はイメージしにくいかもしれませんが、例えば次のようなケースが考えられます。
この場合、新しいことを学ぶ必要があるので、入社してしばらくは苦労することが予想されます。
そのため人事としては、すぐに辞めてしまわないか本人の意欲や転職理由を確認します。
求人の仕事と同じ製品に関わった経験があればいいから
仕事内容は全然違っていても、同じ製品に携わったことがあればOKというケースです。
ある製品を扱っている会社が国内に数社しかない場合で、その事業を強化するために少しでも早く戦力になりそうな人材を採用したい時に、このような採用をすることがあります。
特にエンジニアの募集で多いのですが、例えばとある製品の設計を担当していた人が、アフターサービスの職種で転職するとします。
この場合、製品について改めて勉強する必要はありませんから、即戦力性は高いですよね。
スカウトレジュメを読み間違えて
企業は転職希望者が登録しているスカウトレジュメを見て、求人にマッチしそうな人にスカウトメールを送信します。
しかし、大量の候補者を選ぶ必要があるため、レジュメを読み間違えて、求人にマッチしない人にもスカウトメールを送ってしまうことがあるんです。
この場合、面接に行ったら「あれ?何か違う?」ということになります。
でも、諦めるのはまだ早い。
企業としては「ちょっと待てよ、スカウトメールの求人には合わないけど、あの求人にマッチするんでは?」と考えることがあります。
その場合、面接終了後にもう一度来てもらえませんかという話になるか、なぜか合格となり、後日オファー面談で別の職種を提案されることになります。
応募したときに想定していた職種とは違いますが、「自分はあの会社に転職するのは無理」と思っていた企業への転職も叶うかもしれません。
スカウト以外で未経験職種に転職するには?
未経験職種のスカウトを待つのも良いですが、いち早く転職したい!という方といると思います。
そんな方は、転職サイトだけではなく、転職エージェントもあわせて利用する方が早く未経験職種への転職ができる可能性が高まります。
それは、転職エージェントに登録して、優秀な担当者がつけば未経験でも関連する経験を活かして転職できる求人を見つけてくれるからです。
例えば設計で身につけた製品知識を生かして調達に転職。営業で身につけたマーケットの知識を生かして企画へ。
ちょっとマニアックな例ですが、実際に次のようなケースがありました。
メーカーの話なので専門的ですが、Aさんは購入品の品証業務の経験を生かして調達へ転職を希望していました。
普通は「購入品の品証業務の経験を調達業務に生かしたい」という希望を転職エージェントが聞いても、その希望が当てはまる求人を探すことはできません。
でもAさんが登録した転職エージェントの担当者は業界知識が豊富だったため、該当する求人を探してAさんを推薦しました。
Aさんはもちろん調達業務は未経験ですし、企業側もAさんのような人が応募してくるとは思っていませんでした。
ですが、転職エージェントの担当者は購入品の品証業務という関連知識が活かせることを企業側に説明して、面接をしたところ、見事合格となったのです。
このようなことが起きたのは、転職エージェントの担当者が優秀で、求人を詳細に把握していたからこそです。
むしろ、ノルマのためだけに求人を紹介しまくる担当者にあたってしまうと転職して後悔するという結果になりかねません。
優秀な転職エージェントの条件は次の記事で紹介してますので、エージェント選びの参考に是非読んでみてください。