面接

【転職】面接に行きたくないと思ってしまう理由と対処法

転職活動を始めて3ヶ月。面接行きたくないなぁ。なんでだろ。解決策を教えて!

現役メーカー人事のハルダ(@haru_dadd)です!

私は中途採用担当として、数百人の面接を担当し、転職活動を終えた方々から話を聞いてきました。

そんな私が採用担当目線で転職活動で面接に行きたくなくなる理由や対処法についてお答えします。

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転職活動中、面接に行きたくなくなる理由

私が採用担当をした転職経験者に話を聴くと、面接に行きたくなくなる理由は複数あるようですが、以下4点にまとめることができました。

転職の目的を見失っている

最重要ポイントから説明します。

転職の目的を見失っていると、転職活動の意味がありませんから面接に行きたくなるのは当然です。

やはり面接というのはエネルギーを使いますので。

面接のしんどさを分かっている人ほど転職の目的を見失った状態で面接に行くのは億劫になります。

また、学生の就活でよく見られるのですが、面接に行くことが目的になっているパターンもあります。

積極的に就活している自分に酔っていて、なぜ就職するのか、就職先で何をしたいのかといった本質を考えないまま活動して最終的になかなか内定が取れず脱落。

転職の目的を見失っている方はそんな学生と似ています。

また、転職の目的は面接でもよく聞かれる「転職理由」とイコールですから、目的を見失っていると面接でも明確に答えることができないので合格率はガクッと下がってしまうのです。

諦めかけている

不合格が続いた場合、自信を失って諦めたくなり面接に行くのが嫌になってしまうことがあります。

面接当日になって「今日も落ちるのかな。また面接官に突っ込まれるのかな」なんてネガティブな発想が先に出てくるようになったら要注意。

体が「面接=嫌なもの」と認識してしまっている可能性があり、面接に行っても自信のない雰囲気を醸し出してしまいます。

そうなると、不合格が続く→自信を失う→面接は嫌なものと認識→自信のない雰囲気→不合格という負のループに陥ってしまいます。

実は現状に満足している

自分ではそんなことはないと思っていても、考えてみれば意外と現状に満足していたなんてこともあるんです。

これ、厄介な人間の特性なのですが「認知的不協和」の状態に陥っている可能性があります。

認知的不協和とは、自分が思っていたことと事実が異なっていた場合、自分の解釈を変えることで事実を受け入れようとする心理的な働きのことです。

転職活動に例えると次のようなイメージです。

元はと言えば上司とケンカして「自分の実力を分かってないこんな会社やめてやる!」と始めた転職活動。

自分ならすぐ内定とれるだろうと思ったけどなかなか内定が出ない(思っていたことと現実が異なる)。

そうすると「オレが転職したいのは、実力を認めてくれる会社に行くためではなく、もっと残業の少ない会社が良かったからだ。」このように、もともとの理由と違う理由を考え始める。

つまり、自分の実力が転職活動で証明できなかったことで、自分の転職理由の解釈を変えて正当化してしまうということです。

さらに厄介なのは、認知的不協和は無意識のうちに起きていることです。

ですから他人に「実は現状に満足してるんでしょ?」と指摘されても認めたくないわけです。

こうなったら危険な状態です。

しなくても良い転職活動に時間を割くことになりますし、本音の転職理由がないため面接でも説得力のない説明をしてしまうのでいつまでも合格できないということになりかねません。

入社したくない会社を受けている

転職したいがために、手当たり次第入社したくない会社でも受けている可能性があります。

その場合は面接に行きたくなくなっても仕方ありませんよね。

自分でなぜ選考を受けているのか分からないような会社なら、面接官としても採用する意味を見出すことはできませんから当然合格もできないというわけです。

面接に行きたくない時のたった2つの対処法

面接に行きたくない理由を分析すれば、対処法も見えてきます。

転職の先に何を求めているかを考える

転職の目的が重要だということをお伝えしましたが、具体的にどうすれば良いのでしょうか。

もっと簡単に考えてみましょう。」

自分の理想の働き方をイメージしてみてください。

そのイメージを叶えることが転職の目的です。

それが夢物語かもしれないと思っても、まずは高い理想を思い浮かべて、転職活動する中で現実を見ながら修正していけばOKです。

そうすることで常に転職の目的を頭に置きながら応募先を探すことができるので入社したい会社が見つかりますし、現状に満足することはなくなります。

結果的には転職活動に対するモチベーションを維持することができます。

応募する求人を見直す

高い理想を掲げながらもずっと内定が出ないのはしんどいです。

そんな方がこの記事を読まれているのであれば、一度自分のスキル・経験と応募している職種を見比べてみてください。

不合格が続くのはあなたのスキル・経験と、企業が求める人材がマッチしてないからです。

転職で重要なのは、企業のニーズにあなたが合うかどうかです。

応募書類や面接なんかで仕事ができるかどうか、つまり優劣なんて分からないんです。

ある業界・職種ならポンポン内定をとる人も別の業界・職種の面接では不合格なんてことはよくある話です。

ということは、内定を取れそうな会社は事前にある程度絞り込めるということです。

なぜなら企業のニーズさえしっかりと理解できれば、あとは企業が欲しがるものを持っていることをアピールするだけですから。

ただし、企業のニーズを詳しくかつ正しく把握するのはあなた一人の力では困難です。

以下、その具体的方法について紹介していきます。

面接行きたくなくなる前にサクッと転職活動を終わらせるには?

企業のニーズを把握するために、募集要項を読み込もうととするかもしれませんが、募集要項というのは掲載スペースも限られていますので、かなり要約されていて読み込んでも詳細が分かりません。

ではどうすれば良いのでしょうか。

そのヒントは転職エージェントです。

あなたは転職エージェントを使って転職活動をしていますか?

転職エージェントを使うのは当たり前でしょ?という方もいるかもしれませんが、本当の使い方ができていないかもしれません。

意外と知られていないのですが、転職エージェント利用の最大のメリットは大量の求人を検索できることでも面接対策してくれることでもなく、あなたが狙った企業の求人内容を詳しく知れることです。

転職エージェントに依頼すれば、募集要項の裏にある背景や求められるスキルや人物像などの詳細を、応募先企業に聞いてもらうことができるんです。

知ってる人は実践していまして、時々採用担当である私のところに求人の詳細を教えて欲しいという依頼が来ることがあります。

しかし、転職エージェントに登録してもあなたの担当者が求人内容を正しく理解していなければ結果は出ません。

なぜなら担当者が企業のニーズを理解する能力がなければあなたに間違った情報が伝わりピントのズレたアピールをしてしまう可能性があるからです。

ですから転職エージェントには複数社登録して優秀な担当者がつく確率を高めることをオススメしています。

とはいえ何社も登録すると電話やメールが鳴りまくり、どの求人にどのエージェントから登録したのかわからなくなって混乱する可能性がありますので、私が取引していて良いエージェントだと思う人材紹介会社を次の記事で紹介しています。

効率的に転職活動を成功させたいという方は是非ご覧ください。

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