面接が早く終わるのは合格・不合格どっち?文句なしで合格ってこと?それとも論外ってことで不合格?法則はあるのかな…。
現役メーカー人事のハルダ(@haru_dadd)です!
私はとある企業の中途採用担当として、数百人の面接を担当し、入社した方から転職の成功談・失敗談を聞いてきました。
そして、様々な転職エージェントとも関わる中で転職活動に関するノウハウを聞いてきました。
このような採用活動の中で仕入れた情報に加え、採用担当者の視点や経験に基づきその疑問にお答えします。
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面接に進んだ時点で、最初から不採用が決まってるなんてことはない
ネット上では「面接が早く終わるのは合格のサイン」や逆に「不合格のサイン」という記載をよく見かけます。
その理由づけとして、面接が早く終わるケースには採用がほぼ決まっているケースと不採用が決まっているケースの2パターンがあると紹介されていることが多いですが、不採用が決まっているのに面接に呼ばれることはありえないんです。
何らかの事情があって不採用なのに面接を行うこともあるのかもしれませんが、それはレアケースですし、採用担当からすれば貴重な時間を不採用のための面接に使うのは無駄です。
そんなレアケースを2つのパターンとして同列に扱うのは不親切だと思います。
というわけで、普通は絶対に受からない人は面接に呼ばれません。
逆に言えば、面接に呼ばれた時点で採用の可能性があるということです。
面接が早く終わる本当の理由
以上の前提を頭に入れて、面接が早く終わる理由を合格・不合格の2つの場合に分けて考えると次の通りとなります。
合格の場合
合格の場合によくある理由として、書類選考でほぼ合格を決めていることが挙げられます。
特に職務経歴書で応募者の経験やスキルが、求めていることとマッチしている場合には面接ではそれらの確認と人物面のチェックだけとなるので面接は早く終わります。
また、面接が複数ある場合、前の面接でほぼ合格が決まっている場合には最終面接は早く終わることもあります。
ただし、一次面接と二次面接で全く違うことを聞く場合には一次面接だけで合格が決まることはありません。
例えば一次面接で仕事について確認し、二次面接で人物面を確認するといった場合です。
不合格の場合
不合格の場合で面接が早く終わる理由として考えられるのは、一目見て人物面に問題ありと判断された場合です。
人物面で「合わない」という理由で不合格になる場合には、面接でしっかりと応募者と面接官が話をした上でなければ判断が難しいため面接時間は長くなる傾向にあります。
ですから面接時間が短くかつ不合格になるということは「人物面に問題あり」と判断されていると可能性が高いと考えられます。
面接時間の長さで合否を判断するのは難しい!でも心配無用
以上、面接が早く終わる理由を説明しましたが、ハッキリ言って合否を予想できるような理由はないのです。
これは他の転職ノウハウ系のサイトを見ても同じことが書いてありますね。
でも心配無用。採用担当の視点に立てば、合格ならすぐに結果通知を出すのが採用活動のセオリーなので、2〜3日経っても合格通知が来ないなら不合格と考えてください。
その理由は次の記事で説明しています。
▶ 面接結果通知までの日数は?連絡が遅いと不合格ってホント?【採用担当が教える】
ですから、こんな記事を読んでいる間にさっさと気持ちを切り替えて次の応募先を選ぶことをオススメします。
時間が経ってから合格通知が来たらそれはそれで内定受諾すれば良いわけです。
それでは次のパートで、次の応募先を選ぶために知っておいてほしいことを紹介します。
書類選考の時点で合否は大体決まってる
新卒時の就活の影響なのかもしれませんが、転職活動でも面接が勝負だと思っている方がいらっしゃいます。
これは中途採用の性質を考えると間違いであることがわかるのですが、勝負はいかに書類選考の時点で欲しいと思わせるかなのです。
なぜなら中途採用で重要なことは、企業が求めるスキル・知識・経験・資格(など)と応募者が持つそれらとのマッチングだからです。
今列挙したスキル・知識・経験・資格だけでも文字にすることができますから、言ってしまえば書類選考で十分にアピールすることができるんです。
企業としては書類選考の時点で欲しいスキルや経験などが書かれていれば、あとは面接で経歴書に書かれていることが本当に求めるレベルなのか確認したり、人物面を確認したりするだけです。
以上が書類選考の時点で合否は大体決まってるということの意味ですが、さらに次の記事で詳細に説明していますので、ぜひご覧ください。
▶【転職】書類選考の段階でほぼ内定が決まることはある?【採用担当が教える】
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