面接で名刺を渡されたらどうすればいいんだろう。中途採用面接で、名刺交換って必要なの?
現役メーカー人事のハルダ(@haru_dadd)です!
私はとある企業の中途採用担当として、数百人の面接を担当し、入社した方から転職の成功談・失敗談を聞いてきました。
そして、様々な転職エージェントとも関わる中で転職活動に関するノウハウを聞いてきました。
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中途採用面接では名刺交換しなくて良い
結論、名刺交換はしなくてOKです。
応募先の企業が名刺を渡してくるのに失礼じゃないの?
不安に思うかもしれませんが、名刺交換不要の理由は次の通りです。
名刺は会社を代表して交換するもの
面接で名刺を交換する必要のない理由は、そもそも名刺は会社を代表して交換するものだからです。
確かに名刺を持っているのはあなたという人間ですが、会社に雇われているサラリーマンは会社の看板を背負い、会社という法人の分身として取引をするわけです。
で、中途採用面接は会社の分身であるあなたではなく、あなた個人を雇うかどうか判断するための機会なので、会社を代表しているわけではありません。
だから名刺交換は不要なのです。
既に退職している人もいる
過去には「会社に所属しながらコソコソ転職活動するなんて裏切り行為だ!」なんて言われる時代もあったようですが、最近では在職中に転職活動するのが当たり前の時代です。
ですが、よく考えてみると退職した状態で面接を受ける人もいるんですよね。
退職しているのに名刺を持っていることはありませんので、名刺交換をしないことは別に失礼にはあたりません。
ただし、退職していても個人で名刺をつくって持っている人がいるかもしれませんが。
名刺は持って行った方が良い?
それでも名刺は念のため持っていきましょう。
なぜなら名刺交換のためではなく、時々受付で名刺の提示を求められる企業があるからです。(名刺がなければ免許証などの身分証明書で問題ないとは思います)
ただし退職している人は、前職の名刺を持って行くのはダメですよ。
何度も言いますが、名刺は会社に所属していることの証明ですから。
名刺を渡されたらどうすれば良い?
名刺交換は不要と言いましたが、名刺を渡されたら受け取ってください。
交換は不要と言っているだけで、名刺を受取拒否するのは意味不明です。
基本的なマナーは変わらない
名刺を渡された時のマナーについては、心配無用。
名刺をもらうだけ。という点を除いてはいつも仕事で名刺交換する時と同じようにして全く問題ありません。
名刺をもらうだけというのが不安な方は、もらう時に一言添えなきゃいけないと思うかもしれませんが、それも不要です。
面接官も採用面接では名刺交換しないことは分かっていますから、普通に「頂戴します」と言いつつ受け取りましょう。
名刺をしまうタイミングは?
面接だといつもと違う環境かもしれませんが、特にこうしなければならないという所作や退室の流れはありません。
いつも通りでOKということです。
ですから面接終了を告げられたら「失礼します」と言いながら、サッと机に置いてある名刺を回収して自分の名刺入れにしまいます。
名刺交換していないので、この時点では名刺入れはカバンの中にあると思いますが、慌てなくてOK。
落ち着いてカバンから名刺入れを取り出して、名刺をしまいましょう。
名刺を渡された場合、評価は悪くない
面接で名刺を渡された時のことについて説明したものの、実際名刺を渡されることは少ないと思います。
先ほども言いましたが名刺は会社を代表して渡すものなので、取引するわけでもない個人に名刺を渡すのって違和感がありますよね。
そう考えると、名刺を渡すということは会社として覚えておいてほしい、あるいは会社として労働契約を結びたい(=採用したい)と考えている、このような意図があると考えてもおかしくないですよね。
つまり、名刺をもらうということは評価されている可能性があるということです。
面接官の名前が分からない時は?
上記の通り、名刺を渡されないことはよくありますが、面接官が名乗らなかったり、名乗っても覚えきれず面接官の名前が分からないなんてこともあります。
そんな時の対処法はこちら。
▶ 面接官の名前が分からないときどうすれば良い?【ケース別にお答えします】
名刺交換の他に気にすべき面接でのマナー
以上、面接で名刺を渡された時の対応について説明しました。
ですが、ちょっと検索するだけでも分かるように、中途採用面接では他にも無数に守るべきマナーがあると言われていますので「これで完璧!」と思えることはありませんよね。
常に自分の行動が気になって、マナーを知れば知るほど逆に緊張してしまうのではないでしょうか。
そんな悩みを抱える方は、次の記事をおすすめします。
▶【転職】面接のマナーで気をつけるべき優先順位【面接官がぶっちゃけ】