転職したいけど自分には無理かな…
転職活動を始める前から諦めていませんか?
この記事では、無理だと思っても転職活動に挑戦すべき理由をお伝えします。
とはいえ、中には転職活動をしない方が良い人もいますので、転職活動すべき人・そうでない人についても紹介しています。
Contents
無理だと思っても転職活動に挑戦すべき理由
「自分には無理かな…」と思っても、転職活動はやってみるべきです。
それは、私が面接官をしていても感じるところですので、ここではその理由をお伝えします。
- 売り手市場が続くから
- 思ってるより転職活動はシンプルだから
- 自分の市場価値は選考を受けないとわからないから
売り手市場が続くから
まずは、この先日本では生産年齢人口がますます減少するからです。
以下のグラフを見ると「15~64歳人口」がどんどん減っていくことが一目瞭然です。
(出典)2015年までは総務省「国勢調査」(年齢不詳人口を除く)、
2020年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」(出生中位・死亡中位推計)
簡単に言えば働き手が減るので当然人の奪い合い、つまり売り手市場が続いていくということです。
以下のデータを見ても、コロナ前はどんどん上昇して3倍になり、一度コロナの影響でガクッと下がっていますが、すぐに回復傾向に戻りつつあります。
このようなデータを見れば、転職活動は無理ではないと思えるのではないでしょうか?
思ってるより転職活動はシンプルだから
転職活動の経験がないと、仕事が忙しい中で応募書類を書いたり面接に行ったりと色々なことをしなければならず、とても複雑で大変なイメージを持ってしまうかもしれません。
でも実はそんなことはなく、思っているよりも転職活動はシンプルです。
選考のステップはこうです。
- 転職エージェントに登録
- 応募書類を作る
- 応募する求人を選ぶ
- テストを受ける(ない求人もあります)
- 面接を受ける
複数内定が出たら入社する企業を選ぶ必要がありますが、基本的には面接を受けて内定が出たら後は企業の指示に従って入社の準備を整えるだけです。
もちろん、応募書類を作ったり、面接を受けるのが不安…と思う方は多いと思います。
でも転職をもっとシンプルに捉えるとどのように書類を書いたら良いか、面接でどんなアピールをすれば良いかが見えてきます。
詳しくは別の記事でお伝えしていますのでぜひご覧ください。
自分の市場価値は選考を受けないとわからないから
そして、最後に私が面接をする中で実感しているのが、自分の市場価値は選考を受けないとわからないということです。
実際、書類選考では微妙な評価でも「一応会ってみよう」ということで面接にお越しいただいた方が即採用になったり、面接でもギリギリ合格点に達してない方でも「応募が少ないから採用しましょう」と合格になることもあります。
自分の市場価値は、自分がもつスキルや経験などで変わると思うかもしれませんが、自分が変わらなくても環境が変われば市場価値が高まることもあるのです。
例えば、自分では大したスキルや経験でないと思っていても、そのスキルや経験を持っている人が退職して労働市場からいなくなったり、そのスキルや経験を欲しがる企業が激増した場合には、価値は上がるわけです。
ですから転職活動は、情報収集しておくだけでもOKで、タイミングを図って実際に応募に動き出しても良いわけです。
そのためには転職エージェントから常に情報を得ておく必要があるのでエージェントへの登録は必須です。
転職活動した方が良い人、しない方が良い人
そうはいっても自分が転職すべきかどうか迷う方もいますよね。
ここでは人事担当として私が思う転職活動した方が良い人・しない方が良い人についてお伝えします。
転職活動した方が良い人
- やりたいことが明確な人
- ブラック企業に勤めてる人
- 自分に自信がない人
- 長らく業績が悪い企業に勤めてる人
やりたいことが明確な人
やりたいことがあるけど現職では絶対に叶わないという場合は転職活動をおすすめします。
転職活動はそれ自体が目的ではなく、仕事上の希望を叶えることが目的ですから、やりたいことをするには転職しかないと判断できれば転職活動すべきです。
また、面接官としては必ず転職理由を聞きますので「こんなことしたいけど現職ではできないから」という理由なら納得できます。
ブラック企業に勤めてる人
異常に給料が安い、体調を崩すほど激務、パワハラなどコンプライアンス違反が横行している。そんな企業にいる人はすぐに転職活動すべきです。
そういった企業は安定も長続きもしませんし、潰れるより先に体調不良に陥ってしまうかもしれません。
たしかにブラック企業に勤めていると心身ともに疲れ果てているかもしれませんが、せめてエージェントとコンタクトをとっておいていざという時に備えましょう。
現職以外の道があることを知っているだけでもメンタルの安定につながりますよ。
自分に自信がない人
意外かもしれませんが、自分に自信がない人も転職活動してみることをおすすめします。
なぜなら、前述の通り市場価値は選考を受けないとわからないからです。
思いもよらない部分を評価されたら自信になりますし、もし選考を受けた企業で評価されなかったとしても、どこを伸ばせば良いのか、どんな業界・職種なら評価されるのかなど自分を見つめるチャンスになります。
そうすることで、ただ漫然と仕事をしていたり、今の仕事に不満がある人も、今後の自分のために必要と思えたら現職へのモチベーションも上がることでしょう。
長らく業績が悪い企業に勤めてる人
やはり業績不振が続く企業に勤めている人は転職活動しておいた方が、いざという時に動くことができます。
早期退職にも応募できるかもしれませんし、最後に会社が助けてくれない場合に備えておくことで自分の身を守りましょう。
転職活動しない方が良い人
- 現職の不満だけが理由の人
- 現職の在職期間が短すぎる人
- 現職で全く貢献できたことがない人
現職の不満だけが理由の人
どのような企業に勤めているかにもよりますが、現職の不満だけが理由の人は転職活動しない方が良いかもしれません。
それは、不満ばかり言う人は転職後も不満ばかり言うかもしれないと面接官から思われやすいからです。
どうしても不満が先に立つ人は、不満に対してどんな行動をしてきたかも合わせて伝えると良いでしょう。
現職の在職期間が短すぎる人
現在の職についてから短期間で転職活動をするのはあまりおすすめしません。
面接官としては「すぐ辞めるのでは?」「深く考えないで行動してしまうのでは?」という疑問を持ってしまいます。
ただし納得できる理由があれば問題ありませんので、どうしても短期間の転職となる人は説明できるようにしましょう。
現職で全く貢献できたことがない人
現職で全く貢献したと思えることがない人は転職活動には不向きです。
なぜなら面接官は、どんなことで貢献してきたかを聞くことで自社でも活躍できそうか、ということを考えるからです。
そのため何も貢献してきたことがなければ採用するという判断はできません。
ただ、大きな貢献でなくても、自分に求められる範囲でできたことがあればOKです。
例えば1年目の社員なら大きなプロジェクトを一人で回すというのはほとんどないでしょう。でもプロジェクトメンバーの一人として与えられた役割の中で貢献したことがあれば良いわけです。
以上、転職しない方が良い人であっても、エージェントに登録し、情報収集してチャンスがきたら本格的な活動をできるように準備しておくことは意味があります。
転職活動で必要な情報収集について
転職活動を成功させるには「徹底した情報収集」が必要です。
なぜなら転職活動を成功させるには、企業が求めるスキル・経験・知識を正しく把握して、自分がマッチする人材であることをアピールしなければならないからです。
本当に必要な情報収集には転職エージェントの協力が必要
情報収集といっても、ネットで拾えるような情報だけでは面接官に刺さるアピールはできません。
なぜなら、ネットに公開されている情報は誰でも見ることができる情報です。それではライバルに差をつけることはできません。
また、企業が欲しがっている人材をピンポイントに把握するには応募する企業から情報収集するのが最も正確です。
ですから転職活動は情報戦なのです。
このように、情報戦となる転職活動を成功させるには、転職エージェントの協力が必要です。
次のような悩みがあるなら、本当に必要な情報収集ができていない可能性が高いので、転職エージェントを見直すべきです。(転職エージェントを使っていない方は今すぐ登録すべきです)
- 希望の求人が見つからない
- 書類選考が通らない
- 自己PRがイマイチ面接官に響かない
では、どんな転職エージェントがあなたの転職活動を成功に導いてくれるかというと、下記の通りです。
現役人事がオススメする転職エージェント
ここで、現役人事の私が中途採用担当の視点でオススメできる転職エージェントを紹介します。
まず全ての方にオススメなのが、マイナビエージェントです。一般的な転職サポートに加えて以下の強みがあります。
- 「リクルーティングアドバイザー」の徹底した情報収集によって、求職者にピッタリの求人を紹介できる強いマッチング力がある。(未経験職種の希望にも対応可能)
- 保有する求人の約80%が非公開求人(人気企業で人が集まりすぎる求人や機密情報を含むオープンにできない求人)。
- 新卒採用事業やそれぞれの専門職種に特化した人材紹介サービスの展開によって幅広い業界に強みがある。(中途採用担当として取引している感覚では特に営業など文系に強い印象)
登録は、以下の公式サイトからできます。
また、私はメーカーで人事を担当しているのですが、製造業への転職を希望する理系・技術系・エンジニアの方にはメイテックネクストが圧倒的にオススメです。
- 製造業に特化した求人を保有。
- 技術派遣事業で培った製造業界についての詳しい知識を持つため、製造業界各企業からの信頼も厚い。
- 元エンジニアなどの専門知識を持つエージェントが多数在籍。専門知識を基にマッチする求人を紹介してもらえたり、経歴書作成や面接のアドバイスをもらえる。
以下の公式サイトから登録できます。
転職に成功できるかどうかはエージェント選びによって左右されるといっても過言ではありません。
そして、新たな求人が出たらタイムリーに応募するのが最も合格可能性が高く、ライバルも少ないです。
ご存知の通り、転職エージェントの利用は無料ですし登録にも時間はかかりません。転職エージェントに希望を伝えておいて、求人が出た瞬間に情報提供してもらえるように今すぐ登録しておきましょう!