仕事ができない

仕事ができない。つらいと悩む人へ。5分で読める対処法【人事が見つけた共通点】

自分なりに努力しているけど、どうにも仕事ができなくてつらい。どうすれば良いかわからないと悩んでいませんか?

実は、仕事ができない原因や人の特徴には共通点があります。

この記事では、人事担当として多くの社員と接してきた私が見つけた共通点を基に仕事ができるようになるための「考え方」「行動」を紹介します。

この記事を読めば、仕事ができるようになるための突破口が開けるはずです。

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仕事ができない原因

仕事ができないのには原因があります。

職場にはいろいろな人がいるので仕事ができない原因もいろいろと思いがちですが、実は共通点があります。

まずはその原因を知ることが仕事ができるようになるための第一歩です。

知識・経験不足

そもそも知識や経験がなければ仕事はできません。

知識ゼロでは仕事の進め方などわかるわけがありません。

それは、自分で考えようとしても、考える材料=知識がなければ考えを組み立てることができないからです。

また経験がなければ、どうすればうまくいくのか失敗するのかすら分かりませんから手探りでやるしかなくなります。

ですから、経験不足で仕事ができないのは当たり前なのです。

周囲のサポートがない

知識や経験がない場合、どうすれば仕事ができるのでしょうか?

それは、周囲のサポートによってできるようになっていきますよね。

だから、未経験者には必ず指導者が必要です。

よく「即戦力」といって別の会社から同じ職種で採用された人がパフォーマンスを発揮できないことがあります。

でもそんなの当たり前のことで、会社によって職種は同じでも仕事の進め方は大きく違うこともあるからです。

ですからそれは仕事ができないのではなく「慣れてない」だけなのです。

忙しすぎる

人の処理能力には限界があります。

ある程度人によって差はあるものの、基本的は同時に2つのことを処理できません。

ですから、忙しすぎてあまりに対応することが多いと、普段ならミスしないこともミスすることがあるのは仕方のないことです。

それで仕事がうまくいってなければ、上司の仕事の与え方がマズイといえます。

精神的・肉体的に疲労している

疲れていると、注意力が散漫になり集中力が落ちてミスが起きやすくなります。

それは肉体的に疲れていなくても、精神的に疲れていれば同じことです。

例えば、どうしても解決できない悩みがあるのに他の仕事をしなければならないと、その悩みが頭から離れず集中できないためミスが起こりやすくなります。

ですから、仕事ができないときには疲労が蓄積しているのかもしれません。

仕事に対するモチベーションが低い

嫌々仕事をしていると、自分のところに来た仕事を「処理」することばかり考えてしまいます。

本来、会社という組織で仕事をしている限り仕事は上流から下流、つまり関係部門に繋がっており、自分のした仕事が流れていきます。

ですから自分の後に自分の仕事を受け取る人がいるのです。

しかし仕事へのモチベーションが低いと、とにかく自分の手元から仕事を手放すことが第一になってしまうので、後の人のことを考えたアウトプットを出すために考えることサボりがちです。

そうすると、関係者から見たら「アイツは仕事ができない」と思われてしまうというわけです。

職場の環境が悪い

職場環境が悪いと人のパフォーマンスは発揮できません。

空気が悪い、暑い・寒い、不衛生、騒音など、体調面と精神面の両方に悪影響を及ぼすことは想像できますよね。

ただ、こういった状態の職場では一人一人のパフォーマンスが発揮できないだけでなく、各人のストレスによって人間関係も悪くなります。

この悪循環で仕事が一時的にできないということもあるはずです。

人間関係が悪い

会社で仕事をしていたら、膨大な仕事量・種類がありますので人との協力が不可欠です。

そうなるとコミュニケーションを取らなければならず、一人で仕事をすることはできません。

ですから職場の人間関係が良好であることはスムーズに仕事を回す上で大変重要ですよね。

前述の通り未経験者には誰かの指導が必要ですし、仕事を後の人に繋ぐにしても、放っておけば受け取ってくれるわけではありません。

なのに人間関係が悪く、コミュニケーション不足になれば仕事がうまくいかないのは当然のことと言えるでしょう。

仕事ができない人の特徴

仕事ができないのは、その人の考え方や行動の特徴が原因であることが多いです。

その人自身に原因がある場合、職場の人間関係が良くても環境が良くても仕事ができるようにはなりません。

アドバイスを聞かない

仕事ができないのはアドバイスを聞かないからかもしれません。

アドバイスをくれる人は、ただ単にそのときに思ったことをアドバイスをしているわけではなく、経験や知識に基づいてアドバイスしてくれるわけですから、まずは聞いてみるべきです。

経験や知識は時間をかけて得るものですから、アドバイスは「時間をもらうこと」と同じことだと思います。

また、『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』の著者、山口周氏は著書『ニュータイプの時代』でこのように言います。

 VUCA化する世界では、蓄積した知識や経験が急速に陳腐化します。これはつまり、長年にわたって専門的な知識や経験を蓄積してきた人、つまり「専門家」の地位が失墜することを意味します。
専門家というのは、長いこと特定の領域に携わったことで、その領域に関する深く、広い知識と経験を有する人と考えられてきました。しかし、このような考え方のもとに、無批判に専門家の意見や指示に従うのは典型的なオールドタイプの行動様式になりつつあります。
なぜそのように指摘できるか。今日、このような専門家のパフォーマンスが、それと対比される「門外漢」のそれと比較して、相対的に低下していることを示す事例が増えているからです。

(引用:ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式 山口周)

このように、逆に、環境変化の激しい現在では、未経験者の声にも耳を傾けることも有益なのです。

一つのやり方に固執する

アドバイスを聞かないことと少し似ていますが、一つのやり方に固執するのも仕事ができない原因となります。

なぜなら、仕事のやり方は無限大であり、外部環境・関係者・得意不得意など多数の要素が複雑に絡み合っているからです。

そのため一つのやり方に固執すると、せっかくもっと良い方法があるのに見逃してしまう可能性があります。

アドバイスを聞いている人も、「ある専門家の意見だから」というだけで盲信してしまうと悩むことになるかもしれません。

思い込みが強い

思い込みが強い人は、正しく状況判断ができません。

また、人の話を聞いても自分が「こう」だと思ったら自分の認識を信じて疑いません。

すると、現実で起きている問題と異なる問題を頭の中で作り上げて、それに対して解決策を考えてしまいます。

問題設定が間違っているのだから解決できるはずがありませんよね。

これが、思い込みの強い人が仕事ができない理由です。

焦りやすい

焦りやすい人は仕事ができないことが多いです。

その理由は、人の思考の特徴である「ヒューリスティック」にあります。

ヒューリスティックとは行動経済学の用語で、過去の経験から生まれた思考の近道のことです。

焦りやすい人は落ち着いて考えずに動き出してしまうので、この「つい」やってしまう行動をとりがちです。

つまり、よく考えれば分かるような、取るべき行動ができていないということです。

ですから、焦りやすい自分を克服するのが仕事ができるようになるポイントの1つとなるでしょう。

行動しようとしない

焦ってすぐ行動してしまう人は仕事がうまくいかないと言いましたが、逆に考え過ぎて行動しようとしない人も仕事ができません。

なぜなら、当たり前ですが行動しなければ仕事は進まないからです。

そして、魚と同じように仕事にも「鮮度」があります。

刻一刻と状況が変わる環境では、状況に応じた適切なタイミングで行動をとらねばなりません。

確かに、よく考えるのは重要ですがタイミングを逃すほど考えすぎたり、悩んだりするのは「悪手」というわけです。

人と関わろうとしない

何でも自分一人で片付けようとするのは、一見仕事ができるように思えますが、仕事ができない原因にもなります。

そもそも経験が浅いうちは、権限の有無に関わらず、判断できる部分が限られますので、先輩や上司を頼らざるを得ません。

また、私が知る研修講師の方曰く、

「最も仕事ができる人とは、人の協力を得られる人だ」

このように言っていました。

どういうことかというと、経験を重ねていくにつれて難しい仕事を与えられますが、判断要素や求められる知識の範囲が広くなるため一人の持つ知識や経験の限界を超えます。

そうなると、関係者の協力を得ながら仕事を進めていく必要があるため、いかに人の協力を得られるかが仕事ができるかどうかの鍵を握るというわけですね。

学習・反省しない

失敗すると「自分は仕事ができない」と落ち込んでしまうと思いますが、失敗は誰もがするものです。

このように言うと「レベルの低い失敗を繰り返すから落ち込んでるんだ!」と言われそうですが、失敗を克服するのにレベルの高低はありません。

重要なのは「失敗を記録・記憶すること」と「失敗しない仕組みを仕事の流れに組み込むこと」です。

前者は失敗を防ぐには必須ですが、前述の通り疲労していたりモチベーションが下がっていると人間はミスをするものなので、後者の失敗しない仕組みづくりが必要なのです。

このうち失敗を記録・記憶することを学習と言います。

学習できない人は同じ失敗を繰り返しますので自分でも落ち込みますが、周囲からも「アイツ大丈夫か?」と思われてしまいます。

何度も言いますが小さな失敗をすることは誰でもあるものです。それで「仕事ができない」と落ち込まず、とにかく同じ失敗を繰り返さないこと。この積み上げで仕事ができるようになっていきます。

仕事ができるようになる考え方や行動

ここまで紹介した仕事ができない原因や人の特徴から「どうすれば仕事ができるようになるのか」が分かってきます。

以下、仕事ができるようになる考え方や行動について、具体的に紹介していきます。

メモをとる

まずは仕事ができるようになるために必須の行動です。

それはメモをとることです。

というか、メモをとらない人は絶対に仕事はできません。

なぜなら前述した学習・反省のためには記録しておかなければならないからです。

どんなに記憶力に自信があっても、仕事となると膨大な量のタスクが降ってきますので全て覚えておくことなど不可能です。

仕事を覚える時、そして失敗した時の両方のケースで記録しておくためにメモを取ってください。

メモを取ることで、まずは仕事ができない状態から一歩抜け出しましょう。

スケジュールを管理する

これも当たり前と言えば当たり前ですが、意外とやってない人が多いことに驚きます。

スケジュール管理はメモの応用だと思ってください。

つまり「いつ(いつまでに)」「何をするのか」をメモする。ということです。

それならやってるよという方もいると思いますが、それでも仕事がうまくいかないのであれば、スケジュール管理の解像度を上げてみましょう。

解像度を上げるとは、例えば1ヶ月後に提出しなければならないレポートがあるとします。

そしてレポートを提出するには、①テーマを決める、②構成を決める、③データを取る、④分析する、⑤文章を書くという5つのステップがあるとしましょう。

この場合、最終的な提出日だけを管理しがちだと思いますが、そうではなくて①〜⑤全てのステップに対して締切日を決めるのです。

このようにスモールステップを踏めば、仕事がうまくいかない原因となるスケジュール遅延を防ぐことができます。

マニュアルを作る

仕事を覚えるときに、頭で覚えようとしがちですが、メモをとる時に対応したことを順序立てて書き留めておくことでマニュアルを作るのもオススメです。

理由は2つあります。

1つ目は、同じ仕事をするときにマニュアルを見返せばその仕事を再現できるからです。

そうすることで、一度した仕事を再度考える(思い出す)必要がなくなるため、新たに考える必要のあることに時間を使うことができるようになり、余裕が生まれます。

2つ目は、マニュアル化することで仕事のステップが見えるようになるからです。

仕事を見える化することで、失敗した点、時間がかかる点などを発見して、仕事の進め方を見直すことができるようになります。

その繰り返しで仕事が早く確実にできるようになっていきます。

分からないことを分からないと言う

仕事ができるようになるには人の協力を得ることが重要だと言いました。

協力を得るために重要なことは、分からないことを分からないと言えることです。

分からないことを分からないと言うのは「恥ずかしい」「評価されない」と思って避ける人がいますが、真逆です。

仕事が複雑化している現在、担当は細かく分けられているため、むしろ幅広く知っている人の方が少なくなっています。

ですから、いかに他の担当者とコミュニケーションをとり連携できるかが仕事がうまくいくための鍵となっているのです。

それに相手が既に知っていることを教えようという人はいませんから、分からないことを伝えなければ教えてもらえません。

アドバイスを聞く

何も知らないならアドバイス通りに進めた方が効率的です。

そして、一つのアドバイスが不安なら複数集めれば良いのです。

また前述の通り、環境変化の激しい今では、年下や後輩であってもアドバイスを求め頼るべきです。

枝葉にこだわらない

細かいことにこだわりすぎてなかなか仕事が進まない場合があります。

特に前述した「思い込みが強い人」に多いのですが、このパターンを抜け出すコツは枝葉にこだわらないことです。

仕事を木に見立てて、仕事の目的を「幹」、その他の方法などを「枝葉」と言います。

言ってしまえば「最終的にはどうでも良いこと」です。

先ほどのレポート提出の例で言えば、目的はレポートを提出することではなく、内容を伝えることですよね。

であれば、指定がなければレポートの様式や提出方法にこだわる必要はありません。

ですから仕事を進める上では「目的」「どんな状態が目的達成なのか」を正確に把握しておきましょう。

そして、枝葉の部分で迷ったら「どの方法が目的達成に最も近づけるのか?」という観点で考えると答えが出やすくなります。

できる人の真似をする

学ぶという言葉の語源は「真似ぶ(まねぶ)」です。

ということで、できる人の真似をすることが仕事ができるようになるための近道です。

まずは言動を真似ることから始めればよいと思いますが、それでは表面をなぞるだけで終わってしまいます。

ですから本当に真似るべきなのは「思考」です。

思考を真似するには、真似したい人がどんな時にどんな判断や考えをしているのかメモしておいて、何か考え事をする時に「あの人ならどうするかな?」と想像してみる、この繰り返しで思考を自分にインストールすることができます。

ストーリーを作って行動に移す

「行動しない人は仕事ができない」と言いましたが、仕事の始めから終わりまでのストーリーを自分なりに作ることをオススメします。

仕事とは判断の連続ですが、最終的に判断が積み重なって結果となるので、最初から全体像を自分の中で作っておく必要があるからです。

そして、ストーリーを立てたら後はそれに従って行動に移すだけです。全体像を見ながらどんな行動をとるか考えるので理由もしっかりしてますから、行動できないことは減るでしょう。

また、仕事を終えるまでのストーリーを立てておくことで、現時点で仕事がうまくいっているのか状況把握しやすいです。

ストーリーというとなんだか難しそうですが、仕事を進める前に変更ありきでマニュアルを作成するものと考えてください。

「他には?」をキーワードに考える

一つのことにこだわり過ぎると仕事はできないと言いました。

そんな人は常に「他には?」と考えるようにしてみましょう。

「そんなことで?」と思うかもしれませんが、まずは最初に思いついたこと以外の選択肢があることを意識するだけで思考の幅を広げることができます。

そして、自分で思いつかなければ誰かに頼れば良いのです。

その時教えてもらった考え方を次の仕事で活かすこともできますよね。

そうして「他には?」の引き出しを増やしていきましょう。

適度に休む

自分の経験を振り返っても、根詰めて仕事をしても正確な判断ができないせいか、うまくいった試しがありません。

ですから、適度に休むことは仕事をするために必要な「アクション」だと思っています。

ですから、休みは疲れた時にとるのではなく、疲れる前に積極的にとるのです。

疲れた時というのは大抵追い込まれているので休むこと自体難しいものです。

その意味でも、疲れる前に休んでおくことが重要なのです。

仕事の意味を確認する

仕事のモチベーションを保ち、向上させるためには仕事に意味があることが重要です。

行動経済学でも、人は意味のないことに対するパフォーマンスが低くなることが証明されています。

ですから具体的には、仕事を進める前に「何のための仕事なのか」「この仕事は誰に渡すのか」「この仕事は全体のどの部分か」ということを確認しましょう。

そうすれば、自分の仕事がどんな小さな作業であっても、意味を見出すことでモチベーションを高めることができるはずです。

仕事ができない時のストレス解消法

上記のことを試しても、なかなか仕事ができないことはあります。

なぜなら、自分ができていても関係者がミスをして自分の仕事に影響することもあるからです。

そんな時にはまた悩んでしまうかもしれませんが、他人をコントロールすることは難しいので、うまく自分のストレスと付き合いながら乗り切りましょう。

以下、仕事がうまくいかないときのストレス解消法を紹介します。

感情と向き合う

仕事ができないと「怒り」や「不安」を感じますよね。

そんな時、感情を抑えてもストレスは溜まるし、爆発させても人間関係が悪化するかもしれないので良い結果にはなりません。

ではどうすれば良いかというと、臨床心理士の関屋裕希氏は感情と向き合うことが大切だといいます。

心理学の研究で、感情は、私たちが生き延びるために必要で大事な機能だということがわかっています。感情は、味方につければ、私たちのベストパートナーになってくれるのです。ひとたび感情の正体を知ってみると、私たちがどんな状況にいて、どう行動するのかがベストかを教えてくれる、頼もしい存在だということに気づくはず。

(引用:感情の問題地図「で、どう整える?」ストレスだらけ、モヤモヤばかりの仕事の心理 関屋裕希)

関屋氏によると、感情とは、様々な脅威に晒されてきた人類が進化の過程で身につけてきた自己防衛システムだといいます。

ですから感情には正直に従った上で、現代社会で適する表現方法で相手に感情を伝えていくことが必要となります。

関屋氏の著書「感情の問題地図」では具体的には、アサーティブコミュニケーションと呼ばれるコミュニケーション方法が紹介されています。

その中で「DESC法」という相手に気持ちを伝える方法がありますので、試してみてください。

好きなことに没頭する

ストレスが溜まっている時は好きなことに没頭することで、仕事のことを一旦頭から追い出すことができます。

私の上司も私が入社した時に教えてくれたのは「仕事以外の逃げ道をつくれ」ということでした。

実際に仕事が辛かった時期でも趣味に没頭できたことで乗り越えることができました。

特に趣味で知り合った会社以外の人間関係が、心身を健康に保つことができた理由です。

人と話す

誰かと今仕事でおかれている状況を共有することで、気持ちが楽になることもあります。

ただし、自分が一方的に発信できれば良いのか、相手から意見やアドバイスが欲しいのかどちらなのかハッキリさせましょう。

でないと話し相手から求めてないのに意見されたり、逆に意見が欲しいのに何も言ってくれず、話してもモヤモヤが残ってしまう可能性があるからです。

また、自分が話を聞いてもらうのではなく、相手の話を聞くことで自分にはない考え方や視点を得ることもできます。

このように、誰かと話をすることは話をしても聞いても得るものがあるのでオススメです。

よく寝る

睡眠欲は人間の3大欲求の一つですが、睡眠時間が仕事のパフォーマンスに与える影響は甚大です。

ペンシルバニア大学とワシントン州立大学のグループの研究によると、睡眠時間が6時間以下の日が2週間続いた人は、2日間徹夜した人と同じくらいパフォーマンスが低下したそうです。

まあ、単純に睡眠不足の日はパフォーマンスが落ちるだけでなく、「睡眠負債」といって長期的に身体に悪影響を及ぼします。

なんと、睡眠時間6時間以下の人は7〜8時間の人より死亡率が2.4倍も高かったという研究結果もあるほど。

仕事がうまくいかなくて寝ずに頑張っても、パフォーマンスが低下するだけであまり意味がないということですね。

どうしても仕事ができない場合の対処法

上記を試しても、ストレスを解消しながら耐えていても、残念ながらどうしても仕事ができるようにならない場合もあります。

仕事にも向き不向きがあります。

山口周氏は著書「ニュータイプの時代」で、これからの時代は「ポジショニング」の重要性を指摘しています。

無闇やたらに努力をしても報いが得られるわけではない。大事なのは努力の方向と自分の適性が合っているという点と、その努力が技量の向上に結びつく正しいやり方の努力になっているという点であり、これらの2点が満たされていない限り、その努力は「徒労」に終わる可能性が高い。

(引用:ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式 山口周)

そして、仕事ができない状態が続くことでメンタル不調に陥る可能性もあります。

一度メンタルを壊すと再発の可能性がありますのでその後の職業人生に長く影響を与えることにもなりかねません。

そこで私は、今の仕事以外の道を探しておくことをオススメします。

どうしても仕事ができないなら転職も検討しよう

今、日本では労働人口減少により企業は人材不足に陥っています。つまり企業の採用意欲も高く、転職のチャンスが到来しているということです。

私の勤務先でもそうですが、中途採用では学歴や職歴を問わず選考しています。だから学歴フィルターに引っかかって新卒では選考を受けることすらできなかった企業に入ることもできます。

ただし、ライバルが多いことも事実。

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