やる気が出ない

現役人事が分析!仕事がめんどくさいと感じる原因と対処法【5分でわかる】

仕事がめんどくさい…。
あの人はなんであんなにやる気があるんだろう。
自分には向いてない…?

こうして漠然と悩んでいる方は多いと思いますが、この記事ではできる限り具体的にその悩みを解決できる方法を紹介しています。

実はこのモヤモヤとした悩みにも理由があるんです。そしてその理由を明らかにした上で解決策をお伝えします。

この記事を読み終えれば、仕事のモチベーションを高める方法と考え方が身につくことでしょう。

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めんどくさいと感じる仕事は人それぞれ

誰でも仕事がめんどくさいと感じることはあると思いますが、めんどくさいと感じる仕事は人それぞれです。

私が人事担当として多くの社員と話す中で、よく聞くめんどくさい仕事を下記の通りリストアップしてみました。

関係者との折衝

関係者との折衝はめんどくさいですよね。

お互いに利害が一致すれば良いですが、全く反対の意見・主張がぶつかり合うこともよくあります。

上手く話をまとめることができないと、デスクに戻った時に上司に怒られるし、無理矢理こちらの主張を通そうとしても相手との関係もあるので対応には苦慮します。

このように折衝は多くの方が嫌がるめんどくさい仕事の一つと言えるでしょう。

やり慣れた仕事

何度も対応した仕事は慣れてくるとともに、めんどくさいと思うようになっている方は多いのではないでしょうか?

慣れが続くと今度は飽きてくるんですよね。

で、飽きた仕事はだんだんやりたくなくなってきます。

ずっと同じ仕事を続けることでスピードは上がるのでメリットもありますが、モチベーションは下がるというデメリットもあるのでバランスが難しいのです。

単純作業

前述のやり慣れた仕事と似ていますが、単純作業は思考することも裁量もないため苦手な人はすぐにめんどくさいと感じるでしょう。

仕事がめんどくさいという人は、自分の仕事が単純作業かどうか確認してみましょう。例えば、ただダンボールを乗せるだけだったり、ひたすらネジを締めるだけといった仕事は単純作業です。

しかも、このような単純作業の担い手は、将来AIに置き換わると言われています。

ですから成果を上げたいと考えている人ほど単純作業へのモチベーションは低いはず。

会社にとっても、利益を生まない単純作業をさせるのはコストですから避けるべき仕事です。

というわけで、単純作業はめんどくさいのはもちろん、可能な限り減らさなければならない仕事なのです。

客先への謝罪

謝罪ということで、怒られることが目に見えている仕事は誰もやりたくないものですよね。

もっと前向きに取り組める仕事があるのならそちらに時間を使いたいはずなので、謝罪をめんどくさいと思うのは当然です。

ただ一方で、自分のミスが原因の謝罪だったり、大口の取引先だったりすると、「めんどくさいけどやらねばならない」という思いも出てきますので気持ち的には複雑です。

終わりの見えない仕事

終わりの見えない仕事は、徐々にモチベーションが下がって疲れてきます。

例えば何かトラブルが発生した時、早く解決したいのになかなか解決策が見出せない場合。

こういった場合には、早く解決したいと思ってやる気のあった当初からモチベーションを維持するのは難しくなります。

成果が見えにくい仕事

バリバリ成果を出して評価されたいという人にとっては、成果が見えにくい仕事はやりたくない仕事でしょう。

例えば営業は売上という数値で自分の成果が見えますが、経理や人事、広報などの間接部門は成果が見えません。

ですから人によってはできるだけ仕事をやりたくないと思うこともあるのではないでしょうか。

人前に出る仕事

人前に出るのは誰しも少なからず緊張しますし、得意だという人の方が少ないのではないでしょうか。

例えば研修の成果発表会や客先へのプレゼンなど。

このような仕事は普段人前に出ない部門の人にも降ってくる仕事です。

人前に出る仕事を普段からやってない人は、めんどくさいと感じることもあるでしょう。

仕事がめんどくさいと感じる理由

上記の通りめんどくさい仕事をリストアップしましたが、これらを眺めていると、仕事がめんどくさいと感じる理由が見えてきます。

理由がわかれば対処法を考えることができますので、ここからは要チェックです。

具体的には下記の通りです。

仕事の意味や目的がわからないから

仕事がめんどくさいと感じる最も大きな理由は、仕事の意味や目的がわからないからです。

貴重な時間やエネルギーを使って仕事をしているのですから「なんでこんなことしなきゃいけないの?」と思う仕事にやる気が出ないのは当たり前です。

仕事をすること自体が目的ではなく、何か目的を達成するために仕事をするのですから、目的のわからない仕事はすべきではありません。

また、成果が見えにくい仕事も同様です。

成果が見えにくい仕事は、その仕事の目的を達成できているのかわからなくなるためモチベーションが低下してしまいます。

そして、単純作業や慣れた仕事も人によってめんどくさいと感じる原因となる可能性があります。

なぜなら単純作業は、その仕事を自分がやる意味を見失いやすく、また上昇志向が強い人にとっては、慣れた仕事をしていても成長していると感じにくいからです。

不安だから

不安な仕事はやりたくないという気持ちになります。

例えば苦手な仕事は、得意な仕事よりも時間やストレスがかかるので避けてしまいがちです。

与えられた仕事を「めんどくさい」と感じたら、それは苦手な仕事だからかもしれません。

また、めんどくさい仕事リストであげた謝罪も「客先から怒られるかも」「何を言われるかわからない」といった不安から拒否反応を起こして面倒に感じてしまいます。

自分の思い通りにならないから

自分の思い通りにならないことはストレスがたまりますのでめんどくさいと思う人が多いでしょう。

特に前述した折衝業務はその代表例です。

それに終わりの見えない仕事についても、自分の思い通りに仕事が進んでいないから終わりが見えないわけで、面倒に感じてしまうのです。

仕事はほとんどの場合、多くの人と関わり合いながら進めていくものなので、思い通りにいかないことが多いです。

そのため「仕事ってめんどくさい」と思う人が多いというわけです。

仕事がめんどくさいと感じた時の対処法

仕事がめんどくさいと感じる理由を分析しましたので、それに基づき対処法を考えてみました。

実は、対処法は以下2つのシンプルなものです。

仕事の意味や目的を考える・聞く

仕事の意味や目的がわからない時は、確認すれば良いですよね。

意外と上司は考えを持っているのに伝えてくれなかったり、伝えるのが苦手な人もいるので、一度聞いてみることをオススメします。

最近では仕事を辞めてしまう若手も多くなりましたが、その根本原因を調べてみると、上司との日々のコミュニケーション不足だったということも多いのです。

そのため上司に仕事の目的を確認してみたら、意外と納得できたなんてこともあるかもしれません。

聞き方は「この仕事やる意味あるんですか?」なんて聞くと生意気に思われるので、以下のことを聞いてみると良いでしょう。

  • 今やっている仕事の全体像
  • 今やっている作業が全体のどの部分なのか
  • 最終的なアウトプットのイメージ

部下の話を聞こうとしない上司への対処法

ただし「つべこべ言わずにやれ!」という上司もいるかもしれません。

その場合、まずは上司ではなく他の先輩や同僚に聞いてみてください。

それで解決したら良いですが、やっぱり目的がわからない仕事だった場合には上司に問いかける必要があります。

ただし人は簡単には変わりませんから、また「つべこべ言わずにやれ!」と言われて終わるでしょう。

その際は上司が変わらざるを得ない状況づくりが必要です。

そのためには周囲に働きかけていくことが有効です。

例えば上司の上司、先輩、同僚などに相談してみることです。

もしかしたら、周囲も同じ思いを持っているかもしれません。

そして、皆で上司を説得してみないかと提案してみてください。皆にとっても意味のない仕事をやめることで労働時間が減り、本当に必要な仕事に注力できることになりますので損はありません。

「お前生意気だ!」と他の部署に飛ばされたとしても、その上司と離れられるのでむしろラッキーですよね。

あとは、それでも解決しない場合に備えて転職活動をしておくことです。

実際に転職しないとしても、情報収集しておいて、いつでも転職できる準備をしておけば気持ちが楽になりますし、言いたいことを言えるようになります。

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めんどくさい仕事は自分の市場価値を高める

仕事がめんどくさいと思う人は考え方を変えてみるのも一つの手です。

その考え方とは「めんどくさい仕事は自分の市場価値を高める」というものです。

なぜなら、市場価値というのは、あまり人が経験しないことを経験していたり、知っている人が少ないことを知っていたりすることで高まるからです。

つまり、珍しい経験や知識を持っている人は市場価値が高いということです。

ということは、誰もがめんどくさいと感じてやりたがらない仕事をサクッとこなせるようになればあなたの市場価値は高まるというわけです。

例えば単純作業は将来的にAIが処理できるようになると言われていますが、その後に残るのは、折衝や改善業務といった人が考える必要のある仕事です。

このような仕事は時にめんどくさい仕事となります。

このように、めんどくさい仕事を積極的にやることで市場価値を高めておけば、前述した転職できる可能性も高まっていきます。

もちろん社内の評価も高まりますから、給料も上がるかもしれませんね。

急に仕事がめんどくさいと感じたら要注意?

今まで積極的に仕事に取り組んでいたのに、突然めんどくさいと感じるようになったら要注意です。

なぜなら、うつ病の可能性があるからです。

うつ病の前兆の状態として下記のことが挙げられています。

① 楽しみや喜びを感じない

通常なら楽しかったようなことでも、楽しみや喜びを感じなくなります。何をしていても憂うつな気分を感じてしまいます。

② 何か良いことが起きても気分が晴れない

きっかけとなった出来事や要因が解決したり、自分にとって良いことが起こっても、気分が晴れない状態が続いてしまいます。

③ 趣味や好きなことが楽しめない

健康な状態であれば、嫌な気分のときに大好きな趣味のテニスで思いっきり汗を流したりすることで、気分が晴れたりするものです。うつ病になっていると楽しめないどころか、疲労感ばかりが増してしまいます。

(引用元:こころの耳 厚生労働省

例えば、重要なプロジェクトが佳境を迎えていて、連日深夜残業を繰り返している人が突然元気をなくしたり、寝坊して遅刻したりすることがあります。

あるいはプロジェクトが終わった直後に緊張の糸が切れるようにバタッと倒れる方もいます。

このように、それまで仕事に前向きだった人が急にプツっとエネルギー切れとなることがあるのです。

仕事に追われてシャワーを浴びるのも面倒に感じたり、食欲もないような場合は要注意です。

時には頭痛や睡眠不足に陥ることもあります。

2〜3日であれば良いですが、週単位でやる気が出ない状態や体調不良が続くようなら、早めに専門医の診断を受けることをオススメします。

どうしてもめんどくさいと感じるなら転職活動もあり

仕事の目的・意味を聞いても、自分の市場価値を高めようと考えてもモチベーションが上がらない。

また、このままだとメンタルも含めて体調を崩してしまいそうな場合、転職によって自分に合う新たな職を見つけるのも一つの手です。

また、本当に転職しないとしても転職活動をすることで、会社が傾いたときや仕事で追い詰められたときの対策となります。

環境変化の激しい今、勤めている会社以外の選択肢を持つことが人生のリスクヘッジとなるのです。

希望の求人に合格するには転職エージェントの利用が必須

今、日本では労働人口減少により企業は人材不足に陥っています。つまり企業の採用意欲も高く、転職のチャンスが到来しているということです。

私の勤務先でもそうですが、中途採用では学歴や職歴を問わず選考しています。だから学歴フィルターに引っかかって新卒では選考を受けることすらできなかった企業に入ることもできます。

ただし、ライバルが多いことも事実。

中途採用はひとつの求人で大量に採用するものではないので、希望の職種で内定を取るにはスピードが求められます。

効率よく転職活動を進めるには、常に情報を持っておいて、タイミングよく求人に応募することが重要です。

そこで、転職エージェントに登録しておくことによって求人情報をタイムリーに手に入れることができます。

転職エージェントを利用する最大の理由は上記の通り「情報収集」ですが、他にも利用するメリットはたくさんあります。

転職エージェントを利用するメリット
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  • 経歴書作成や面接対策などの選考に関するアドバイスをもらえる
  • これだけのメリットがあるにも関わらず、最初から最後まで全て無料で利用できる

転職せざるを得ない状況になった時、エージェントと関係を築けていないと希望しない求人を紹介されたり、スタートダッシュができずにライバルに遅れをとってしまいます。

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