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仕事にやる気が出ない時の対処法を心理学的根拠に基づき紹介!【脱精神論】

仕事にやる気が出なくて悩んでいる皆さん。

やる気って気持ちの問題だからどうにもできない。そう思っていませんか?

実は、やる気についての研究は100年ほど前から心理学や経営学などの分野でなされていて、やる気をコントロールする方法が確立されてきています。

この記事では、研究により科学的根拠のあるやる気を出す方法を紹介します。

やる気は成果に繋がる要素ですから、仕事が楽しくなり、さらには評価や給料アップにも繋がるかもしれませんよ。

そもそもなぜやる気が出ないと困るのか?

皆さんは、仕事にやる気が出ずに困って検索してこの記事にたどり着いたのだと思います。

ですが、そもそもなぜやる気が出なくて困っているのでしょう。

その理由を一言でまとめると「何かを失っているから」ではないでしょうか?

  • やる気があれば楽しく過ごせるはずの仕事の時間
  • やる気があれば出せたはずの高い成果
  • やる気があればもっと得られるはずの成長

このような「やる気があれば得られたはずの何か」を失っていることが問題だから、やる気が出なくて困っているのです。

何となくやる気が出なくて焦っても、その時だけ焦って、時間が経てば「まぁいいか」で終わってしまいます。

それではいつまで経ってもやる気は出ず、大事なものも失うばかりです。

そのため、やる気を引き出すのはビジネスパーソンとして「やったほうが良い」ではなく「絶対にやらなきゃダメ」なことなのです。

それでは以下、やる気を引き出す方法について紹介していきましょう。

仕事のやる気が出ないのは当たり前?

若い方やずっと同じ仕事をしてきた方など、一度も仕事にやる気を感じたことのない方々は、仕事なんてやる気が出なくて当たり前。給料は「我慢料」だと言う人もいるほどです。

しかし、それは間違いだということを主張した科学者がいることを知っていますか?

それは、ダグラス・マグレガーというアメリカの心理学者です。

このマグレガーという人物によって提唱された「X-Y理論」について紹介します。

この理論は、人が働くことに対してどのような前提に立つのか研究したもので、具体的には以下の通りです。

人間は本来怠け者で、できることなら仕事という苦役から逃れたいものという前提に立つのがX理論である。これに対し、そうではなくて、人間は本来仕事を好み、自ら挑戦し責任をとることも辞さないという仮説がY理論である。

(引用元:心理学的経営 大沢武志)

「人は本来、仕事が好き」というこの理論は当時の常識を覆すものだったんですよ。

この研究の通り、人にY理論の側面があるとすれば「仕事にやる気が出ないのは当たり前」なんてことはありません。

そして、やる気を引き出す方法だって当然存在するはずです。

どうすればやる気を引き出すことができるのか?(2種類のモチベーション)

そもそも、人のやる気を引き出す源泉は何なのでしょうか?

「やる気」という目に見えない気持ちを引き出すためにも、その根本から探っていきたいと思います。

モチベーションとは?

皆さんはモチベーションという言葉についてはごく普通に聞いたことがあるし、使っていると思いますが、モチベーション=やる気という意味で使っていますよね。

日常会話の中ではそれで問題ないのですが、厳密に言えば間違いで、正しくは「モチベーション=動機付け」のことをいいます。

動機付けって?

まずは辞書を引いてみると、次のように定義されています。

心理学で、生活体(人や動植物)に行動を起こさせ、目標に向かわせる心理的な過程をいう。内的要因と外的要因の相互作用で成立する。

(引用元:デジタル大辞泉)

なんだか小難しい感じがしますが、何のことはありません。

すごく簡単に言えば、モチベーション=動機付けとは、あなたが何か行動を起こすプロセスのことを言っているわけですね。

そして、動機付けとは「内的要因と外的要因の相互作用で成り立つ」とあります。

この2つは分けて考えることが重要なので、もう少し詳しく説明しましょう。

外発的動機付けと内発的動機付け

動機付けには2つの種類があります。

それは外発的動機付け内発的動機付けと呼ばれています。

外発的動機付けは行動の要因が評価・賞罰・強制などの人為的な刺激によるものであるという考え方に対し、内発的動機づけは行動要因が内面に湧き起こった興味・関心や意欲によるものであるという考え方である。

(引用元:リクルートマネジメントソリューションズ)

職場で例えると、外発的動機付けは、褒められたり怒られたり、高い給料だったりするわけですね。内発的動機付けは「この仕事面白そう!」とか「成長したい!」といった感じです。

そしてこの記事のテーマ「やる気をどうやって引き出すか?」にとって重要なのは、言うまでもなく内発的動機付けですよね。

この内発的動機付けを上手く使うことで、やる気をコントロールできそうです。

仕事の満足感を高めモチベーションを高めるのは「仕事」だけ

それでは、やる気を出すための具体的な方法を探っていきましょう。

上記の通り、仕事のやる気を引き出すヒントは内発的動機付けにあります。

そしてそのヒントを与えてくれるのは、臨床心理学者のフレデリック・ハーズバーグという人物です。

ハーズバーグのモチベーションに関する研究

ハーズバーグは、モチベーションの上昇と低下について「動機付け要因」と「衛生要因」からなる『二要因論』を提唱しました。

具体的には下記の通りです。

仕事そのものに関連する要因のみが、人びとに積極的な職務満足をもたらし、ひいては仕事への内的な動機づけを誘発するという。

そして、人びとが職務不満足を経験するのは仕事そのものよりも、仕事の環境要因、すなわち作業条件、給与、会社の制度、上司の監督技術などは、これらの要因が充分に満たされても積極的な満足をもたらす力にはなりえないが、充足されないときには不満足感をもたらすというもので、したがって環境要因は不満を防止する役割しか与えないことになる。

(引用元:心理学的経営 大沢武志)

つまり、給料や職場環境さえ良ければやる気が出るというのは間違いで、仕事へのやる気を引き出すのは仕事だけ、ということですね。

意外かもしれませんが、職場環境や給料が悪いとモチベーションは下がることはあっても上がることはないのです。

むしろ職場環境や給料が良くても仕事の満足感は高まることはなく、モチベーションの上昇には繋がらないのです。

つまり、職場環境や給料などの「衛生要因」はモチベーションアップのための必要条件ですが、十分条件ではないということです。

「予告された報酬」はモチベーションを低下させる

また、心理学者のエドワード・デシもハーズバーグの二要因論と繋がる研究をしていました。

デシはある実験で「予告された報酬」はモチベーションを低下させるということを示しました。

その実験とは、以下2つの条件に分けた被験者にパズルを解いてもらい、そのパズルに取り組む時間の長さを調べました。

  1. 報酬を与える条件
  2. 報酬なしの条件

結果は②の条件の被験者の方がパズルに取り組む時間が長かったのです。

これは、①の被験者が報酬が出ることが予告されたことより報酬目的でパズルに取り組んでしまったのに対して、②の被験者はパズルそのものが面白くてパズルに取り組んだため時間が長かったと考えられています。

この結果を仕事に当てはめると、高い給料をもらうために仕事をするより、仕事自体に魅力を感じて仕事をする方がモチベーションが高いことは理解できますよね。

そうなると、「人はどんな仕事に面白さを感じるのか」ということを明らかにすれば、やる気を引き出す方法がわかると言えるでしょう。

やる気の出る仕事の条件とは?

仕事へのやる気を引き出すのは仕事しかない。

つまり、仕事でやる気を出すには、やる気の出る仕事をする必要があるということです。

そんなの答えになってないですよね!?
まぁまぁ落ち着いてください。これからやる気の出る仕事について、私の経験談を踏まえて説明します。

仕事にやる気が出た経験【私の体験談】

恥ずかしながら私自身、新卒で入社して5年目くらいまで仕事にやる気を感じたことはありませんでした。

しかし、ある仕事をきっかけにして仕事を面白いと思うようになりモチベーション高く仕事ができるようになったのです。

その仕事とは、私の所属する事業部門の課題を解決するために、何もないところから新しい研修の企画・運営を行うというものでした。

しかも、研修の対象者は事業の中核を担う係長クラス200名。プレッシャーを感じながらも、自分の裁量で考えた研修によって少しでも良い影響を与えられたらと思うとやる気が湧いてきたことを覚えています。

そして、一度自分の仕事の影響力に気付いたら他の仕事も同じような貢献ができると思えてきて、それまで私が面白みを感じていなかった人事の仕事全体について強くやりがいを感じるようになりました。

実は、この話をしたのはワケがあります。

それは、その時与えられた研修企画という仕事が、次に紹介する「やる気の出る仕事の条件」に当てはまっていたからです。

いよいよ、仕事のやる気を引き出す具体的な方法の秘密に迫っていきます。

やる気の出る仕事の条件チェックリスト

仕事にやる気が出ないと悩んだら、皆さんが取り組んでいる仕事に次の5点が当てはまっているか、確認してみてください。

  1. 多様なスキルを求められるか
  2. 一部ではなく始めから終わりまで携われる仕事か
  3. 仕事の意味や影響を理解しているか
  4. 仕事を進める上で裁量はあるか
  5. 成果を確かめることはできるか

これは、ハックマンオールダムという人が研究によって明らかにした「職務適性の中核的5次元」と呼ばれる理論を基に作ったチェックリストです。

この理論では、仕事の満足感を高める条件として次の5点が挙げられています。

  • スキルの多様性
  • 課業の一貫性
  • 仕事の有意義性
  • 裁量性
  • フィードバックによる成果の確認

しかも、上記のいずれか1つでも高まると仕事の満足感が高まり、内発的動機付け引き起こされるということで、今やる気が出ないと思っている仕事をどんな風に変えていけば良いかのヒントを与えてくれます。

仕事のやる気を引き出す具体的方法

このチェックリストを応用すると、仕事のやる気を引き出す方法がわかります。

具体的には次の通りです。

  1. その仕事で身につくスキルを明らかにする
  2. 仕事を一部ではなく最初から最後まで一貫して担当させてもらう
  3. 仕事の目的・意味・影響・どんな貢献に繋がるのか確認する
  4. 目的や方針に沿うことは約束するが、細かい進め方は任せてもらう
  5. 成果をフィードバックしてもらう

上記の方法は、仕事を与えている上司の協力が必要になります。

なぜなら②④⑤は上司の権限によるものですし、①③も自分の考えだけでなく上司がどう考えているか聞いた方が確実だからです。

どうしてもやる気が出ない場合には仕事を変えるしかない

ただし、以下の場合には残念ながら上記のどの条件を満たしてもモチベーションアップの効果はないといわれています。

  • 著しく能力が低い場合
  • 環境条件に不満がある場合
  • 成長欲求がない場合

ということは、どうしてもやる気が出ない場合には、そもそも仕事が合っていないと考えなければならないのです。

また、上記の通り仕事の満足度を高めるには上司の協力も必要です。

どうしてもマネジメントをしようとしない、あるいは苦手な人もいますので、その場合には上司が変わるのを待つか、職場を自ら離れる必要があるでしょう。

やる気が引き出せない場合には転職もあり

仕事の種類や職場環境、そして上司の影響によって、どうしてもやる気を引き出すことが不可能な場合があります。

そのようなケースでは、担当替えや異動希望を出して仕事や職場を変えてもらう必要があります。

ですが、それも叶わない場合には転職活動も考えるべきです。

転職というとハードルが高く感じると思いますが、一生仕事にやる気が出なければ様々なチャンスを失い市場価値の低い人材となってしまうかもしれません。

それに、私が言っているのは転職が絶対ということではなく、転職活動によって自分の可能性や選択肢を広げておくことをおすすめしているのです。

どうしても仕事ができないなら転職も検討しよう

今、日本では労働人口減少により企業は人材不足に陥っています。つまり企業の採用意欲も高く、転職のチャンスが到来しているということです。

私の勤務先でもそうですが、中途採用では学歴や職歴を問わず選考しています。だから学歴フィルターに引っかかって新卒では選考を受けることすらできなかった企業に入ることもできます。

ただし、ライバルが多いことも事実。

中途採用はひとつの求人で大量に採用するものではないので、希望の職種で内定を取るにはスピードが求められます。

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