仕事がつまらないけど、どうすればいいか分からないと悩んでいる皆さん。
自分ではどうにもできないと思っていませんか?
実は、考え方や行動を変えることで、自分次第で仕事の面白さをコントロールすることができるんです。
私も若手の頃は仕事がつまらないと感じていた一人ですが、数年を経て仕事が面白いと感じるようになりました。
その経験も含めて、この記事では仕事がつまらないという状態から脱するために明日からできることを紹介します。
Contents
仕事がつまらないと感じる原因は?
仕事がつまらないといっても、何となく漠然とつまらないと思っているのではないでしょうか。
実は私も新入社員の頃から4年目くらいまで(4年も!)、仕事がつまらなくて仕方がありませんでした。
その時はただただつまらないと思っていただけですが、人事として様々な経験を積んだ今思い返すとなぜつまらなかったのか、その理由がわかります。
私も仕事がつまらなかった【経験談】
私自身の経験から考えた、仕事がつまらない原因は下記の通りです。
作業が多い
入社してしばらくは知識もないので先輩の仕事の手伝いで作業を繰り返していました。
自分で考えず、ひたすら手を動かすような仕事です。
最初は何もわからないので作業でも仕事をした気になっていましたが、だんだん飽きてきてつまらなくなっていきました。
さらに、同じ作業の繰り返しだとつまらなさは増大します。これだけが原因ではありませんが、作業だけで毎日を過ごしていた私は辞めたいと思うこともありました。
しかし経験を重ね、後輩が入り、どちらかというと考える仕事が増えてくると仕事が楽しくなっていきました。
自分の考えが成果に繋がることで、やりがいを感じるようになったのです。
この経験から、作業が多いと仕事はつまらなくなる、ということが言えるでしょう。
成果が見えにくい
私は入社時から人事の仕事をしてきましたが、はじめは研修事務局の仕事がメインでした。
人材育成に携わることができるということで最初はモチベーションが高かったのですが、徐々にそれは低下していくことになります。
なぜなら、自分の仕事が成果になっているのか?という疑問が浮かんできたからです。
人材育成のために研修を実施するわけですが、その効果は目に見えません。
知識を得るための研修であれば、学んだ知識を業務に活かせば成果となることはわかりやすいのですが、意識変革のための研修やヒューマンスキル系の研修は本当に効果的なのかは非常にわかりにくく、定量的に測ることはできません。
最も悩んだのは、受講者の声を聞いた時です。
受講必須の研修を実施した時、「あーダルい。仕事溜まるだけだわ」という声を聴き、受講者の時間を浪費するための仕事なんて辞めてしまいたいと悩んでしまいました。
このように、自分の仕事が成果になっているのか分からない、それどころか成果を出す邪魔をしているのでは?自分のやっていることは無駄なのでは?と思うような仕事はつまらないと感じるものなのです。
役に立っているのかわからない
営業や製造業の設計など直接製品に携わる職種でない職種、つまり間接業務に携わる場合、誰かの役に立っていると感じることが仕事のモチベーションを高めます。
ということは逆に役に立っているのかわからないと仕事がつまらないと感じるのではないでしょうか。
私も間接業務の一つである人事を担当していますが、基本的にできて当たり前の業務が多いです。
例えば給与関係業務はであればミスは許されませんよね。
営業は受注すれば褒められますし、他にも製品やプロジェクトに直接携わる人は製品の完成やプロジェクト完遂というわかりやすい目標があります。(もちろんプレッシャーもあると思います)
そんな中で私は自分の業務に自信を持つことができなくなったことがありました。
しかしある時、対応した従業員の方から「(手続きが)早いね!ありがとう!」と言ってもらえたのです。
それからは、誰かが自分の仕事を見てくれている。もっと喜んでもらえるように仕事をしよう。と考えるようになりました。
すると、ちょっとしたことでも、できる範囲で自分の業務を改善するのが楽しくなってきて仕事がつまらないとは思わなくなりました。
苦手な業務が多い
苦手なことを仕事にするのはしんどいし、つまらないものです。
ですからあなたが仕事がつまらないと感じている原因は苦手な仕事だからかもしれません。
私は子供の頃から人前に出るのが苦手でした。
一方、私の仕事である人事は研修講師や採用活動で人前で話さなければなりません。
そのため若手の頃は人前に出る仕事ごあるたびに憂鬱でしたし、人前で話すのが好きな人に対して「何が面白いんだろう」と思っていました。
そうは言っても仕事なのでやらざるをえません。プレゼン用のカンペを作ってみたり、必死に練習してみたり…。
何とか繰り返し人前に立つにつれて慣れていくと、次第に人前で話すことが苦ではなくなりました。
今でも緊張するのは変わりませんが「どうしたら聴いてくれるか」「どうやってトークに引き込もう」といったことを考えるようにもなりました。
この頃から仕事が面白くなっていったことを思い出します。
こうした経験から、嫌な仕事が減るだけで仕事が面白くなっていくのだと思います。
人間関係に問題がある
私が仕事がつまらないと感じていた時期、厳しい先輩にビクビクしながら仕事をしていました。
「こんなことしたら怒られやしないか」と、その人の顔ばかり思い浮かべて仕事をしていたので、自分の思うように仕事ができなかったのです。
その時は、自分の仕事は誰に向けてする仕事なのか完全に見失っていましたので、今考えれば当時仕事がつまらなかったのも当然だと思います。
経験を積んで新しい仕事を任されるようになったのもありますが、その先輩が異動した時期と仕事が面白くなってきた時期がちょうど被っています。
おそらくその時期に自分の考えを潰されることなく仕事に反映できるようになったのだと思います。
仕事がつまらない時は耐えるしかない?5つの対処法
以上の通り、仕事がつまらない理由がわかってきましたので、ここからは対処法を考えていきます。
思考と作業のバランスを調整する
仕事は大きく2種類に分けることができます。それは「思考」と「作業」です。
思考と作業どちらが面白いと感じるかは人それぞれ。
ただし、作業というのは言われるがままだったり、言われた通りにしなければならない。するといずれ飽きてきますが自分の裁量で止めることはできませんよね。
そのため、作業が多い場合に仕事がつまらないと感じる人が多いのではないでしょうか。
ですから思考と作業のバランスを調整すれば仕事が面白くなるかもしれません。
では思考と作業のバランスをとるにはどうすれば良いのでしょうか。
それは、業務改善です。
業務改善とは、より短い時間や小さな労力で高いアウトプットを出せるように業務のプロセスを変えたり不要なプロセスをなくしたりすることです。
業務改善のためには、どうしたら効率よく仕事ができるか、という思考(工夫)が必要です。
そうすれば、あなたに与えられた仕事は作業であっても、その作業を改善するという思考が入ってきます。
そして、改善によって単純作業が減ると思考と作業のバランスが取れてくるというわけです。
さらに労働時間も減るというメリットがあります。減った労働時間を趣味に当てたり、もっと別の意味のある仕事をしても良いでしょう。
このような効果が出てくると考えるのが楽しくなってきますし、成果が上がるので上司の評価も上がるかもしれません。
KPIを設定する
成果が見えにくくて仕事がつまらない人は自分の仕事のKPIを設定しましょう。
KPIは(Key Performance Indicator)の略称で、日本語では「重要業績評価指標」と言われます。経営にはさまざまな種類の業績評価指標が使われますが、KPIはその中でも「キー(重要な)」となる指標で、目標の達成に向かってプロセスが適切に実行されているかどうかを計測する役割があります。
(引用:Udemy メディア KPIとはどんな意味?必ず成果を上げる!目標達成の技術)
「数字で表せないからやる気が出ないんだろ」と思うかもしれませんが、まずは無理やりにでも設定してください。
重要なのは、設定したKPIが自分の努力によって変動することでモチベーションの維持向上に繋がることだからです。
人事の仕事で例えると、採用業務におけるKPIを人数と設定しましょう。でもその人が活躍するかどうかは分からないので成果が見えにくくモチベーションが上がらないような気がします。
しかし、まずはその人数達成というKPIに向けて頑張ってみるということが重要なのです。
最初は量を追って、徐々にKPI達成に向けて努力するうちに仕事がつまらない状態から脱すれば、新たに見えてくる目標もありますよ。
関係者のニーズを把握する
自分の仕事が誰かの役に立っているか分からず、つまらないと感じている人は、関係者のニーズを把握してから仕事をすることをオススメします。
どういうことかというと、周囲の人が自分に何を求めているのか把握して、ニーズを満たすような仕事をするのです。
すると、仕事をした時に関係者から感謝されることが出てきます。
あなたも自分がしてほしいことをしてくれた人に対しては感謝の気持ちを持ちますよね。
「ありがとう」の声は、あなたが役に立っている証拠。私の経験上、感謝されることが増えてくると、自分のやる気ご出てくるとともに関係者からの評価アップにも繋がります。
そして、この「ありがとう」はあなたの強みを示しています。
人材コンサルタントの松本利明氏は著書「『いつでも転職できる』を武器にする」の中で次のように言っています。
「ありがとう」の声が、あなたに向いていることです。向いていることは速くラクに爆発的に実績が出ます。向いていること、稼げる市場や仕事を知れば、自分をいつでも最高値で売ることができます。これが「いつでも転職できる武器」になるのです。
(引用:「いつでも転職できる」を武器にする 松本利明)
「ありがとう」の声を集めることであなたの市場価値が高まっていくというわけですね。
苦手な業務を克服する/減らす
苦手な業務が多くて仕事がつまらない人は、苦手な仕事を克服するか、減らすかのいずれかしかありません。
私の場合、克服したというよりも慣れたという表現が正しいのかもしれませんが、人前に出る仕事が嫌だったのが慣れるにつれて工夫したり聴き手の反応を見る余裕が出てきたりして、面白さを感じるようになりました。
ちなみに、苦手な仕事を克服する方法に近道はありません。
やってみて、経験して、失敗して、学習して、積み上げていく。この繰り返しで習熟していくしかないのです。
具体的な方法は、次の記事で紹介しています。
それでも苦手な仕事が辛いという場合には、上司に相談して苦手な仕事を減らしてもらうか、他部署に異動願いを出してみてはいかがでしょうか。
人間関係の悩みを相談する/自ら離れる
人間関係が原因で仕事がつまらなくなっていると思われる人がとるべき選択肢は2つ。
人間関係の悩みを相談するか、悩みの原因となっている相手から離れるかのいずれかです。
上司に悩みを相談すれば、解決に向けてその相手に注意指導や相手やあなたを異動させてくれるかもしれません。
ちなみに、人間関係が理由で異動願いを出すのは申し訳ないと感じる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
詳しくは次の記事で説明していますのでご覧ください。
それが叶わずどうしても辛い場合にはあなた自身が転職するという手もあります。
転職については後ほど詳しく説明しています。
仕事がつまらない時にやってはいけないこと
さて、ここまでは仕事がつまらない時にすべきことを紹介してきましたが、逆にやってはいけないこともあります。
具体的には以下の通りです。
つまらないと決めつける
「仕事はつまらないもの」と決めつけてしまうことは非常にもったいないです。
それは、前述の通り仕事は考え方次第でいくらでも面白くなるからです。
もちろん、本当に無駄な仕事はやるべきではないので、無理矢理「面白い」と思う必要はありません。
しかし、意味があるのにつまらないからといって適当にこなして成果が上がらないのはもっと無駄な時間を過ごすことになります。
ですから、仕事をつまらないと決めつけることなく、まずは「面白くするにはどうすればよいか」考えてみましょう。
最初から自部門の外ばかり見る
「隣の芝生は青い」と言いますが、仕事においても同じことが起きます。
ついつい、自分の仕事がつまらなかったり、辛かったりすると他部門の仕事が面白く見えてしまいます。
でも、よく考えてみるとあなたの仕事にはやってみなければ他部門の人には分からないつまらなさや辛さがありますよね?
それは他部門でも同じだと考えれば納得できるはずです。
ですからまずは自分の仕事に目を向けてください。
パッと見て面白さが分かるような仕事には誰もが群がりますので、競争は激しくなります。
するとあなたの希少性は高まりにくく市場価値が出ないことになります。
それより面白さは分かりにくいけど、深く携わるほど面白さが分かるような、自分しかできない仕事をしてみたいと思いませんか?
つまらないと感じている者同士で愚痴る
自分の心のモヤモヤを吐き出すのはストレス解消になりますが、一方でその気持ちを増幅させることにつながります。
ですから「つまらない」という気持ちを吐き出し合ってしまうと、面白さを秘めた仕事でも深掘りできなくなってしまいます。
そのため、気持ちを吐き出すのは良いですが、仕事が面白いと感じている人を相談相手にしましょう。
何か悩みがある時には後悔しないよう、ネガティブな面だけでなくポジティブな面も見た上で判断すべきです。
いい加減に仕事をこなす
つまらないからといっていい加減に仕事をこなすと、いつまで経っても面白さはわかりません。
むしろ、いい加減に仕事をすることでミスを招き、叱られて、さらにその仕事に対してネガティブとなりかねません。
前述しましたが、仕事の面白さを見出すには思考が必要です。
思考の結果、より高い成果が得られることで仕事は面白いと感じることができるのです。
仕事は与えられるものだと思い込む
仕事がつまらないと感じている人は「仕事は与えられるもの」と思っている節があります。
そうではなくて、仕事は自ら作り出すものです。
何も好き勝手に仕事をしろというわけではなく、上司に与えられた大きな目標や部門としてやるべきことを自ら考えて、その目標を達成するために必要な仕事を考えて実行する。
これが自ら仕事を作り出すということです。
リクルート創業者の江副浩正氏の言葉に「自ら機会を作り出し、その機会によって自らを変えよ」というものがあります。
自分が作り出した仕事は面白いのは当然のことですが、さらにその仕事によって自分を変えることができたら最高です。
皆さんもこのような思考で仕事に取り組みましょう。
どうしても仕事がつまらない場合にすべきこと
上記の通り紹介したことわ試しても、どうしても仕事がつまらないのであれば、違う仕事をするしかありません。
そしてそのためには、3つの方法があります。
担当替え
まず、比較的簡単なのが担当替えです。
多くの人が仕事を変えるには異動か転職しかないと考えてしまいますが、上司としても自分の裁量で決めることができるので希望が通りやすい方法です。
少し周りを見渡せば分かると思いますが、同じ職場でも多種多様な仕事をしていますよね。
同僚の仕事を側から見てわかっている気になっていても、実際に担当してみるとわからないことだらけですし、逆にその仕事ができるようになれば視野が広がります。
異動願い
担当替えが叶わなければ異動願いを出しましょう。
ただし異動は最もハードルが高いので叶わない可能性が高いです。
なぜなら、異動先との調整が必要ですし、部署の繁忙状況や異動先のポストによっては異動させられないこともあります。
そして、あなたが辞めさえしなければ、異動させない方が何もしなくて良いので上司としては楽なのです。
つまり、あなたの異動が叶うかどうかは、上司の一存にかかっているというわけですね。
担当替えも異動もダメなら転職
どうにも違う仕事をさせてもらえないようなら、転職するしかありません。
実は、転職売り手市場の今、異動願いよりも転職の方が成功する確率は高いのです。
また、本当に転職しないとしても転職活動によって選択肢を作っておくことは、会社の業績悪化や仕事で追い詰められた時のリスクヘッジとなりますので、損することはありません。
どうしても仕事ができないなら転職も検討しよう
今、日本では労働人口減少により企業は人材不足に陥っています。つまり企業の採用意欲も高く、転職のチャンスが到来しているということです。
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ただし、ライバルが多いことも事実。
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おわりに〜仕事がつまらない場合に辞めるのはあり?〜
最後に、仕事がつまらないからと言って辞めてしまうのはありなのか悩む方がいるかもしれませんが、答えは「あり」です。
ただしここまで書いてきたように、早急な判断は禁物です。色々な方法を試して、社内で別の仕事ができるよう頼んで、それでもダメなら転職すべきです。
それより転職はアリかナシかということより重要なことがあります。
それは、仕事は「つまらないか面白いか」だけで選ぶものじゃない、ということです。
そもそも仕事とは、価値を生み出すことです。
その価値に魅力を感じた人がお金と価値を交換する。これがビジネスです。
つまり、価値を生み出さないことでは稼ぐことはできないということです。
また面白いからといって、価値があるとは限りません。
面白いと感じる行為があったとしても、その行為に価値を持たせる必要があるのです。
例えば、ユーチューバー。
最近はハウツー系のユーチューバーが増えてきましたが、初期の頃は、誰もやらないバカなことをやって稼いでる人たちというイメージがありました。
しかしその「バカなこと」自体に価値があるわけではありません。
その動画を見て面白いと感じる人と、その動画に流す広告主がいてはじめて成り立つビジネスです。
バカな行為だけを見て、面白い仕事だと思うのは大きな勘違いです。
やってる本人達は面白いのかもしれませんが、そこに価値が発生しなければ稼ぐことはできません。
少し極端な例でしたがここで伝えたいのは、仕事は「面白いからやりたい/つまらないからやりたくない」の前に「価値を生むかどうか?」が問題だということです。
そのため、あなたが仕事を選ぶときには「この仕事は価値を生むか?」と考えてほしいと思います。
以上、あなたが面白い仕事に巡り合い、もっと世の中に価値を提供できることを祈って本記事を締めたいと思います。