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面接希望日はどのくらい先まで伝えれば良い?早い方が好印象?【採用担当が教える】

応募先から面接希望日を連絡するように言われたんだけど、どのくらい先まで提示すればいいんだろう。やっぱり早い方が印象は良いのかな。

現役メーカー人事のハルダ(@haru_dadd)です!

私はとある企業の中途採用担当として、数百人の面接を担当し、入社した方から転職の成功談・失敗談を聞いてきました。

そして、様々な転職エージェントとも関わる中で転職活動に関するノウハウを聞いてきました。

このような採用活動の中で仕入れた情報に加えて採用担当者の視点や経験に基づいてその疑問にお答えします。

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面接希望日はどのくらい先まで伝えれば良い?

転職活動において最初に困るのは面接の日程調整です。

企業によっては日程を指定してくる場合もあれば、応募者に希望日を聞いてくる場合もあります。

その場合、面接希望日はどのくらい先まで伝えると良いのか気になりますよね。どうせなら企業の印象を良くしたいですし。

まずは3週間先まで

私自身、採用担当の経験的に、3週間先まで提示してくる方はスムーズに日程が決まっているように思います。

しかし日程がうまく調整できるかどうかは、とにかく先の日程を伝えれば良いというものではありません。

提示する日程が多ければ多いほど良い

日程調整がうまくいくために重要なのは、提示する希望日の数です。

なぜなら中途採用面接の面接官は複数名かつ役職者が多いからです。

まず、面接官が複数名ということは日程が合わない確率は高くなりますよね。

これは会議や飲み会などのセッティングをしたことがあればイメージできると思います。

次に、面接には決裁権を持つ役職者が出席しますので日程調整が難しくなります。

役職者は出席する会議が多かったり、時には出張も入ったりしますので捕まえるのが難しくなります。

このように、面接官が複数名かつ役職者だらけということで、中途採用面接というのは日程調整が困難なのです。

そのため、企業の印象を良くしたいなら希望日程をできるだけ多く伝えましょう。

平日昼間が好印象

さらに印象が良いのは、平日昼間です。

これは面接官にとって都合が良いからで、特別な理由はありません。

面接官も業務としてやっていますから、当然平日の就業時間中に面接したいというわけです。

このように考えれば、好印象の順位が平日昼間>平日夜間>休日昼間>休日夜間となることはイメージしやすいと思います。

ただし、どうしても平日で調整ができそうにないのであれば、土日の面接を依頼しても良いかもしれません。

▶ 平日の面接に行けない場合、土日を希望しても良いか?【採用担当が教える】

面接日は早い方が好印象?

次に面接日程の調整で迷うのは、早いほど良いのかという点ですよね。

確かに企業としては早く人が欲しいから中途採用を実施しているわけですが、正直なところ面接日が2〜3日早くなったからといって入社が早くなるわけではありません。

なぜなら企業としては効率的に入社者を受け入れるために入社日を毎月1日のみとしたり、1日と16日の半月毎としたりしています。

そうなると面接日が1週間変わろうと入社日にはそれほど影響しないわけです。

むしろ、明日面接して欲しいと言われても関係者の都合を合わせるのは難しいので悪印象となりかねません。

このように、面接日はとにかく早ければ良いってものではありません。

あくまで目安ですが、面接希望日は3日後くらいから3週間先くらいまで提示していくと良いでしょう。

自分の希望日に面接を設定してもらう方法

以上、面接希望日の伝え方はお分かりいただけたと思いますが、実際、在職中に転職活動をしているとなかなか企業の都合に合わせるのも難しいのではないでしょうか。

おわりに、あなたが希望する日に企業が合わせてくれるようになる方法をお伝えしたいと思います。

自分の希望日に面接を設定してもらう方法

採用担当の経験上、応募先企業にとって即戦力人材であれば、すぐにでも面接を設定して内定を出したくなります。

だから面接日もあなたの希望に企業が合わせてくれるようになるのです。

方法は意外とシンプルです。

求人で求められていることをリサーチして、自分が持つスキルや経験とマッチするような求人に応募するだけです。

ここで重要なのは、求人の詳細をいかに知るかということです。

一見自分のスキルや経験とマッチするポイントがないように思われる求人でも、募集要項に書かれていないことも含めて細かい部分まで詳細を知るとマッチするポイントを見つけることができます。

求人の詳細を知るには

ただし、求人の詳細を知るためには転職エージェントに聞いてもらう必要があります。

なぜなら何の関係も個人に求人の詳細を教えることは情報漏洩のリスクがあるので、簡単には企業から情報を入手できないからです。

一方、転職エージェントなら企業との信頼関係ができていますので、人材を探す目的で情報を得ることができます。

私も採用担当として、よくエージェントを呼んで、募集部門の責任者から求人の詳細を説明してもらっています。

そうすることで転職エージェントと企業側の意識の擦り合わせができるため人材を見つけやすくなるのです。

正しい情報を得るにはエージェントの力量が重要

転職エージェントから情報収集することをおすすめしましたが、一つ注意があります。

それは、転職エージェントといっても担当者によって対応や能力に差があるということです。

せっかく転職エージェントに登録しても力不足の担当者がついた場合には、求人の詳細を正しく理解できず、適切な求人に応募できなくなってしまう危険性があるのです。

そこで、私が採用担当の経験を通じてどんなエージェントなら信頼できるかについて考え、エージェント信頼度チェックリストを作りました。

このチェックリストを使えば既についている担当者が信頼できるか確認できますし、信頼できないとしたらこれから頼るべきエージェントの条件も分かりますので是非一度チェックしてみてください。

まだ転職エージェントに登録していない方もこれから登録する際、失敗しないように必ずチェックしてくださいね。

▶ 転職エージェント信頼度チェックリスト【採用担当が作成】