面接

【転職】面接に対する不安との付き合い方【採用担当が教える】

転職活動し始めて数ヶ月、毎回面接が不安…。これって私だけ?不安の消し方を教えて!

現役メーカー人事のハルダ(@haru_dadd)です!

私はとある企業の中途採用担当として、数百人の面接を担当し、入社した方から転職の成功談・失敗談を聞いてきました。

そして、様々な転職エージェントとも関わる中で転職活動に関するノウハウを聞いてきました。

このような採用活動の中で仕入れた情報に加えて、採用担当者の視点や経験に基づいてその疑問にお答えします。

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面接への不安は誰もが感じるもの

転職活動の面接は、新卒の就活時と違って労働条件や勤務地などの制約がある方もいますし、次の職場へのこだわりもあるためどうしても不安に感じてしまいますよね。

私は何人もの面接を担当したことがありますが、不安を感じるのは自分だけと思う方、大丈夫です。

面接で不安を感じない人はほとんどいません。

時々ものすごい不安で緊張している方、割と不安に感じていないのか緊張していない方、程度に差はありますが誰もが不安は感じるものなのです。

そもそも面接に対する不安って何?

そうは言っても、なぜ不安に思うのか?そもそもこの不安は何なのか?よく分からないのではないでしょうか?

私は、面接に対する不安というものは「経験と自信がないこと」だと考えています。

まず、経験というのは、面接の流れ・質問・雰囲気など面接の場で何が起こるかという予測です。

この先何が起こるか分からなければ不安に感じるのは当然ですよね。

会社によって面接の形式が違い、また面接官によって雰囲気の変わる面接は予測しにくいため不安も感じやすいというわけです。

そして自信というのは、自分が合格できるかどうかの予測です。

つまり、合格できると自分で信じているということです。

合格したいのに合格できると自分で信じることができなければ、不安に感じますよね。

このように中途採用面接においては、経験と自信がない、つまり上記のように2つの予測ができないと不安を感じてしまうのです。

不安を感じないのは逆にマイナス?

こういった予測ができないことは何も面接に限ったことではありませんよね。

仕事では、自信も経験もなくて不安ということは日常茶飯事です。

ここで考えてみて欲しいのは、全然不安を感じない人のことです。

もちろんベテランの方は経験豊富で自信もあるので不安を感じることは少ないと思いますが、経験が少ないのに自信があって不安を感じないという人はどうでしょうか?

あなたがもしその人に仕事をお願いする顧客や上司だったらどのように感じますか?

自分自身は良いかもしれませんが、仕事を頼む立場からすればそれこそ不安ですよね。

なぜなら不安を感じるからこそ、人は対策をするからです。

中には、経験がなくてもあらゆる想定をして対策することで不安を感じないという人もいるかもしれませんが、怖いのはただの楽観者です。

面接官からすれば対策しているかどうかは見えませんから、不安を全く感じないように見られるのは良くないこともあるのです。

このように、不安を感じること自体は全く悪いことではありません。

後は不安によって本来のパフォーマンスが発揮できなくなることを防ぐのが重要です。

不安を軽減するための対策と心構え

ここまで、面接に対する不安の正体が明らかになったので、少しでも不安を軽減するための対策を立てることができます。

不安要素その1:経験がないこと

不安要素その1は、経験がないこと、つまり何が起こるかわからないから不安になるということでした。

これに対しては転職エージェントから面接の流れを聞いておくことで不安を軽減できます。

転職エージェントは他にも応募者を送り込んでいるはずなので、過去に選考を受けた人から面接の流れや雰囲気などの情報を仕入れているはずです。

それを聞いて頭でイメージしてから面接に臨むことで、少しだけ不安を軽減することができます。

ただしそれはあくまで頭の中の話なので、効果は小さいです。

そのため、経験を積んで雰囲気に慣れる必要があります。

もしどうしても合格したい第一志望の求人があるなら先に第二志望以下の面接を受けて慣れておくことをおすすめします。

不安要素その2:自身がないこと

不安要素その2は自信がないこと、つまり合格できるかどうか予測できないことですね。

これは、面接に対するスタンスを変えることで対応できます。

面接に臨む時、質問にちゃんと答えられるか、説明できるかという「上手くやろう」としますよね?

これがあなた自身にプレッシャーをかけて不安を増大させる原因です。

はっきり言って「上手くやろう」「合格しよう」と思っている内は不安は消えません。

そもそも面接に対する認識が誤っているので、そこから矯正しましょう。

面接は「お互いを理解することを目的とした情報交換の機会」です。

決して面接官の質問に正しく答える試験ではありません。

中途採用は応募者がもつスキルや経験と、企業が欲しいスキルや経験のマッチングですから、お互いを知るために面接を行うのです。

ということは聞かれたことに正直に答えれば良いですし、何もプレゼンのように流暢に説明する必要もないのです。

どうしても合格したいと思っている企業があるかもしれませんが、そこがあなたに合うかどうか分かりませんし、合わない職場で働いても辛いだけです。

アピールすべきことは下手なりに伝えるべきですが、ちゃんと伝わった上で不合格になってしまうなら、その求人はあなたに合わなかったということですから落ち込む必要は全くないのです。

不安を軽減するためのヒミツは応募前にある

最後に、不安を軽減するためのヒミツは応募前にあるという話をします。

そのヒミツを話す前に質問です。

皆さんは中途採用面接の合格率アップのために最も重要なことは何だと思いますか?

あなたを採用する会社の立場を想像して少し考えてみてください。

中途採用を行う会社は即戦力が欲しいので少しでも活かせるスキルや経験や知識を持つ人材が来ることを望んでいます。

ということは、答えはとてもシンプルですよね。

合格率アップのために最も重要なことは、会社が求める人材とあなたのスキル・経験が合うかどうかです。

あなたのスキルや経験がマッチする会社を受けることで、会社にとってあなたは喉から手が出るほど欲しい人材になれるのです。

つまり、面接の不安を軽減するためにあなたがすべきことは、求人内容を正しく理解し、あなたのスキルや経験の中で求人に合うポイントを探してアピールする準備をすることです。

このような対策ができれば自信がついて不安が軽減されるわけですが、この対策のためには、いかに企業から情報収集するかが鍵となります。

ただ、企業が個人に求人の詳細情報を提供することはあり得ませんので、どうしても転職エージェントの力を借りる必要があります。

ということは転職活動の成否はあなたの担当となったエージェント次第ということになりますが、エージェントの中にはノルマ達成のために人材を商品としてしか考えていないエージェントもいます。

そんな風に考えていないとしても、エージェントにも求人の詳細を理解する能力の差があるというのは事実です。

転職エージェントを利用している方、あなたの担当者は信頼できるエージェントでしょうか?

そこで私が採用担当の経験からどんなエージェントなら信頼できるかについて考えて、転職エージェント信頼度チェックリストを作りました。

このチェックリストを使えば既についている担当者が信頼できるか確認できますし、信頼できないとしたらこれから頼るべきエージェントの条件も分かりますので是非一度チェックしてみてください。

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