この前中途採用面接に行ってきたけど、面接官の方にお礼メールした方が良いのかな?
現役メーカー人事のハルダ(@haru_dadd)です!
面接終了後、お礼メールを送るべきかどうか気になりますよね。
この記事では、中途採用担当の私が転職活動における面接終了後にお礼メールが必要がどうかについてお答えします。
面接後、面接官にお礼メールを送るべき?
面接終了後にお礼メールをした方が印象が良くなったり覚えてもらえる可能性があるということで、お礼メールは必須だという意見を聞きます。
しかし、面接官として結論を言えば、お礼メールは不要です。
送ったことで悪影響を及ぼすことはありませんが、送っても良い効果はないと思ってください。
なぜなら、お礼メールの有無はあなたを採用する決定材料にはならないからです。
考えてみれば分かると思いますが、お礼メール一通で印象が良くなって合格の可能性が上がるなら皆やってますよね。
実際どうなのかというと、今まで数百人の面接官をやっていますが、お礼メールをいただいたことはほぼありません。
誰かが「お礼メールは送るな」みたいな本を書いてるんじゃないかと思うくらいです。
重要なのは実際に会うことで分かる印象
無いよりあった方が良いと考えてお礼メールを送るべき!という方もおられるかもしれませんが、面接官が重視するのは、会うことで初めて分かるあなたの印象なのです。
わざわざ実際に会って話す理由を考えてみてください。
入社したら毎日顔を合わせて同じ空間で一緒に働くわけですから、会って分かる印象を重視するのはご理解いただけると思います。
ただしこれはすべての企業に当てはまるわけではありません。
最近では社員が皆リモートで働きお互い顔を合わせることがほとんどない会社もありますので、そういった会社には当てはまらないかもしれません。
しかしどんな会社の選考を受けても共通しているのは、会って分かる印象に勝るものはないということです。
例えばあなたの友人に現実とネット上でのキャラクターがあったとしてもネット上のキャラが実態だと言う人はいませんよね?
面接官も同じで、会う前と会った後では会った後の評価を正として判断します。
ですから、どんなに熱意を込めても面接後の印象にしかならないお礼メールは意味がないのです。
転職活動でお礼メールよりも大切なこと
以上、面接後のお礼メールは必要かということをお話しましたが、みなさんにはもっと応募する前にやってほしいことがあります。
実をいうと、あなたの合否は面接前に決まっているんです。
どういうことかというと、合否に最も影響するのは、企業が求める人材とあなたのスキル・経験が合うかどうかです。
つまり、転職活動で成功するためにあなたがすべきことは、求人内容を正しく理解し、いかにあなたのスキルや経験が合うかをアピールすることです。
特に重要なのは求人内容を正しく理解することで、自分のこのスキルが当てはまるだろうと想像でアピールするのは非効率です。
そのため募集要項を読み込もうとするかもしれませんが、要項はかなり要約されているのでいくら読み込んでも詳細は分からないのです。
それではどうすれば良いのでしょうか?
実はここが転職エージェントの使いどころなんです。
転職エージェント利用の最大のメリットは大量の求人を検索できることでも面接対策してくれることでもなく、あなたが狙った企業の求人内容を詳しく知れることです。
転職エージェントに依頼して募集要項の裏にある背景や求められるスキルや人物像などの詳細を教えてもらえば良いのです。
しかし、転職エージェントにただ登録するだけではあなたの担当者が募集要項の詳細を正しく理解していなければ結果は出ません。
ですから転職エージェントには複数社登録して優秀な担当者がつく確率を高めることをオススメしています。
とはいえ闇雲に何社も登録すると電話やメールが鳴りまくり、どの求人にどのエージェントから登録したのかわからなくなって混乱したり、変なエージェントに捕まって紹介された企業がブラックだった!ということにもなりかねません。
そこで、私が中途採用担当として実際に取引していて良いエージェントだと思う人材紹介会社を次の記事で紹介しています。
まだ登録していないエージェントがあれば登録しましょう。
効率的に転職活動を成功させたい方は是非ご覧ください。