現役メーカー人事のハルダ(@haru_dadd)です!
この記事では、中途採用面接における面接官の呼び方についてお話します。
私は中途採用担当歴5年。毎週のように面接官として面接に出席しており、数百人の候補者を見てきましたた。
そんな私が採用担当目線で疑問にお答えします。
Contents
面接官の呼び方で最も好印象なのは名前を呼ぶこと
面接官を呼ぶときには、可能な限り名前を呼ぶことにしましょう。
初対面にも関わらず名前を覚えてもらったら嬉しいですよね?
実は、会話に名前を入れることは心理学的にも好感度が上がることが認められているそうです。(参考;会話に相手の「名前」を入れるほど好感度が上がるワケ(PRESIDENT ONLINE))
ですから、面接の最初に自己紹介される可能性が高いので集中して面接官の名前を覚えることをオススメします。
ちなみに、面接官の名前を忘れたり聞き取れなかったり、そもそも名乗らなかったりしたときの対処法は以下の記事で紹介しています。
面接官の名前が分かっている場合の呼び方は「さん」「様」それとも「役職」?
さて、面接官の名前が分かっている場合、最も適切な呼び方はどんな呼び方でしょうか。
「さん」なのか「様」なのか、はたまた「○○部長」なのか。以下、面接官の視点から説明していきます。
最も適切な面接官の呼び方は「名前+役職」
私は採用担当として面接官をしていますが、最もしっくりくるのが「名前+役職」です。
例えば「先ほど山田部長がおっしゃったように…」「佐藤課長の考える将来のビジョンを教えていただけないでしょうか」という感じです。
皆さんが感じているようにいきなり「さん」は若干軽いイメージがあります。
このように感じるのは、私が割と古い会社にいるからかもしれませんので、会社によっては全く問題ないでしょう。
一方「様」は無難な呼び方だと思います。
一般的に営業で取引先に行くときも先方を様付けで呼びますよね。
ではなぜ私が「名前+役職」がベストと思うかというと、理由は2つあります。
- 面接官へのアピールになる
- アピールする相手の立場を意識できる
①面接官へのアピールになる
ビジネスの場で相手の名前をしっかりと覚え呼ぶというのはマナーであるという方も多いですが、意外と実践できないものです。
特に面接では緊張している状態なので、名前を聞くので余計に難しいです。
そのためしっかりと面接官の名前を覚えていることを伝えるのは好印象なんです。
正直言って合否に直結することはありませんが、印象というのは大事なので押さえておきましょう。
②アピールする相手の立場を意識できる
自分がどんな立場の人に話しているのか意識するのは結構重要です。
なぜなら、相手の立場によってアピールすべき内容は変わってくるからです。
例えば面接官の中で最終的な決裁権を持つのは募集部門の部長ですが、誰が部長なのかを分かった上でその人に対してアピールすることは効果的です。
「名前+役職」で呼ぶには、当然ですが相手の立場を頭に入れておかなければ話せませんので、面接官の中で、誰がどんな役職であるかという意識を高めることができるでしょう。
意外と面接官を呼ぶ必要はない
面接経験がないとピンとこないかもしれませんが、実は面接官のことを呼ばなくて良いことが多いんです。
面接官を呼ぶことが多いのは逆質問の時ですが、名指ししなくても質問をすれば答えるべき人が答えてくれることが多いからです。
だからこそ、面接官の名前と役職を覚えているのはアピールに繋がることもあるのです。
面接官の名前や役職を知る方法
ではどのようにして面接官の名前や役職を聞けば良いのでしょうか。
面接前に面接官のことを教えてくれる人事担当者もいますが、教えてくれなかった場合には自分で聞くしかありません。
面接中に聞く
まずは、面接官に直接聞きましょう。
面接のはじめに自己紹介をすれば、相手も自己紹介してくれることがあります。
それでも聞けなかった場合には「失礼ですが、念のためお名前を伺ってもよろしいでしょうか?」と聞いてみましょう。
それで断られることはまずありません。
役職を聞くのはちょっといやらしいので避けた方が良いですが、相手の名前を聞けば大抵は「○○部で部長をしている◯◯です」と答える場合が多いです。
事前に転職エージェントに聞いておく
面接官に直接聞くのはもちろんですが、事前に転職エージェントに教えてもらっておくとさらに安心です。
どうしても名前だけしか聞けなかったり、面接慣れしていない面接官だと名前をボソッと言う人もいて聞き取りにくかったり、緊張して覚えておけないこともあるからです。
信頼できるエージェントを見つけておくことが重要
事前に面接官が誰なのか役職は何なのかをエージェントに教えてもらうには、エージェントがそういった情報を会社から聞いておかねばなりません。
しかし、いい加減なエージェントはそんな情報は持っていませんので、しっかりと応募先の会社とコミュニケーションをとっているエージェントを見つけることが転職成功の鍵です。
中途採用担当としてエージェントと付き合う中でわかった、優秀なエージェントがいる人材紹介会社は次の記事で紹介します。
登録していないエージェントがあればもれなく登録しておきましょう。
またその中でも優秀なエージェントを見つける方法は次の転職ノウハウ記事で紹介していますので是非ご覧ください!