現役メーカー人事のハルダ(@haru_dadd)です!
いくら頑張っても給料が上がらないのはおかしいと思いますよね。
この記事では、現役人事の私が給料が上がらないのは違法なのか、という疑問にお答えするとともに、給料が上がらない理由の確認方法や、給料の上げ方についても紹介します。
Contents
給料が上がらないのは違法?
結論から言って、違法ではありません。
それどころか、極端な話、最低賃金さえ守っていれば昇給させる必要はないんです。
つまり、必ず昇給させなさいという法律はないということ。
ただし、就業規則や賃金規定に、昇給についての記載があるにもかかわらず守られていない場合には違法になります。
ですからまずは、就業規則を確認してみましょう。
給料が上がらない理由を確認するなら相手は労働組合が良い
ネットで調べてみると、給料が上がらない場合には上司や総務部門に理由を聞くのが良いと言われていますが、人事の私からすれば絶対にやめるべきです。
そんなことしたら自分で給料アップの可能性を下げるようなものです。
いくら上司であっても、あなたの給料ではなく評価しか把握していませんし、給料のことばかり考えてる面倒な部下と捉えられる可能性もあるからです。
最近では評価の理由をちゃんとフィードバックしようという動きが出てきていますが、日本ではまだまだ根付いていませんし、不当に安い給料を払っている場合には会社にとって都合が悪いので、評価の理由など教えてくれることはないでしょう。
総務部門も個人の給料について理由を説明することはできないし、総務が人事と同じ部門だと最悪です。給料が低いとクレームしてきたやつ、と見られてしまう可能性だってあります。
そうなんです。あなた個人の給料が上がらない理由や給料アップを求めても絶対に答えてはもらえないというのが現実なんです。
一方で、労働組合に話をする方がまだ希望があります。
あなた個人の給料ではなく会社全体について、給料が上がらない理由なら教えてもらえる可能性があります。
なぜなら労働組合の役割は従業員の労働条件や環境の改善を会社に求めることだからです。
ただしこれは労働組合があればの話ですが。
なかなか上がらない給料の上げ方
交渉する
上記のように給料が上がらない理由を教えてもらえないのと同様、交渉しても給料アップは見込めません。
まともな会社なら給料アップすれば従業員のモチベーションアップにつながるため、給料アップも戦略の一つとして捉えられているはずなんです。
だから一円も上がらないならよっぽど会社業績が悪いからか、ブラック企業かのいずれかです。
評価が高くなるよう働く
ここまで読んできた方は気づいたかもしれませんが、サラリーマンである限り、仕事で評価されて給料を上げるしかないんですよね。
成果主義を導入しているなら短期的に評価が給料に反映されるので、一度賃金制度を確認してほしいと思います。
成果主義を導入している会社なら、長期的にみると評価が高ければ昇進は早くなるのでそれだけ早く給料が上がることになります。
どうしても今すぐ給料が上げたいなら転職すべき
今、人材の流動性が高まっています。
理由は労働人口の減少です。
業績を上げるためにはある程度の人が必要ですが、生産労働人口という15〜64歳までのいわゆる働ける年齢の人口が少なくなっているため人の取り合いになっているんです。
一昔前は一つの会社で勤め上げるのが美徳とされていました。
ですから古い価値観を持つ人からは「裏切るのか」「恩を感じないのか」と言われるかもしれませんが、本来会社と労働者は対等で、あくまで労働契約を結んでいるにすぎないのだから給料に不満があって転職しても文句を言われる筋合いはないんです。
一向に給料が上がらない会社に勤めているのなら、あなたの時間と体力を安く買われていると考えてください。
労働人口が減少するなら、労働力の価値は高くなるはずだから、給料に不満を持つ人が給料の高い会社に転職するのは自然なことのはずです。
それでも転職に対して抵抗がある方には他社の給料を知ってほしいです。
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