4月に入社した新入社員の皆さんは、リモートで研修を受けて、そのまま職場に配属になった人も多いと思います。
入社する前は、
通勤しなくて良いから楽~♪
朝も少しゆっくり寝れる!
なんて思っていた人も、実際仕事を始めてみると思わぬところでテレワークの辛さを感じているのではないでしょうか?
この記事では、新入社員にとってテレワークが辛い理由とテレワークの悩みに関するアドバイスをお伝えします。
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新入社員にとってテレワークが辛い理由
元々職場に馴染んだ社員にとって、このコロナ禍においてはテレワークはメリットがあるかもしれませんが、入社当初からテレワークだった新入社員にとってはとても辛いものです。
その理由は以下の通り。
ちょっとした相談がしにくい
テレワークって、オフィスならしやすい「ちょっと良いですか?」がしにくいんですよね。
上司の様子が見えないので、忙しいのか機嫌が良いのかも全然見えません。
ですからメールかチャットで聞くか、メールかチャットで声をかけた上で、zoomか電話で話すという流れになると思います。
そうなると、相談や質問をまとめてからしないといけませんが、新入社員は何がわかってないかわからないことも多いので、話しながら何を聞けば良いかわかってくるというケースもあるわけです。
オフィスならそれができますがテレワークはやりにくいですよね。
しかも新入社員は初めての仕事ばかりなので、業務中何度もつまづくので、全然仕事が進まなくて辛い状況になってしまうのです。
放置されやすい
上司や先輩とオフィスで一緒に働いていれば、悩んだり頑張っていることに気づいてもらえるかもしれませんが、テレワークではそういった様子は伝わらないんですよね。
そうなると、困っていたり暇していても誰も配慮してくれないのではないでしょうか?
少なくとも自分から何らかの形でアピールしない限り、非言語情報は伝わりません。
ですが、新入社員から一方的に困ったアピールをするのも気兼ねしますよね。
このように、放置されやすいのも新入社員にとってテレワークが辛い理由です。
結果だけで評価される
前述の通り、テレワークは仕事のプロセスや努力が伝わりにくいので、結果だけで評価されやすくなります。
人によってはメリットですが、新入社員が結果を出すのはハードルが高いと思います。
失敗や不明点などの壁にぶち当たりながら仕事を覚えていくことになるので、そのプロセスも評価対象にしてほしいですよね。
それが難しいのはテレワークの辛いところです。
文字によるコミュニケーションがメインになる
テレワークではメールやチャットといったツールを使うので文字によるコミュニケーションがメインとなります。
記録が残るのでメリットもありますが、新入社員には辛い部分も。
まず、文字でのやりとりをすると、わからないことをすぐに聞くことができません。
上司によっては指示が曖昧だったり、言葉足らずだったりしてメッセージの意味がわかりにくいこともあります。
面着ならすぐ聞き返したり、表情を変えることでわからないことを伝えられます。
また、いくら自分がしっかり書いても、忙しい上司が読み違えて全然違う意味に捉えられることもあります。
リアルで話せればすぐ訂正できますが、文字で訂正すると否定するような感じになってやりにくいですよね。
また、新入社員のうちは様々なことを教えてもらいますが、文字だと上司から指摘が厳しく感じることもあります。
上司としてはそんなつもりはなくても、文字だとどうしても冷たく感じてしまいます。
ましてや入社直後からテレワークだと上司のキャラもわからないのでなおさらですよね。
同僚との雑談や休憩時間の会話が楽しめない
オフィスなら雑談や休憩時間にできていた会話がテレワークだとできません。
私はこうした会話の中で人間関係は構築されていくものだと思うので、個人的には結構辛いところ。
それに、オフィスにいれば普段は業務上やりとりがない人とも偶然会って雑談や情報交換ができて、いざ必要な時に気軽に話に行くことができますが、それもできません。
新入社員だったら常に知らない相手にいきなり仕事の依頼をするような形になり、リアルオフィスに慣れた私からすれば辛いと思うところです。
仕事とプライベートの切り替えができない
テレワークでは基本的に自宅が仕事場になりますよね。
そうなると、気持ちが落ち着く自宅がオフィスになってしまうので、仕事とプライベートの気持ちの切り替えが難しくなるのではないでしょうか?
中には「ずっと仕事場で生活している」感覚になってしまう人もいるはずです。
会社に寝泊まりすると考えると気が滅入ってしまいます。
座っている時間が長くなる
オフィスにいれば人と話したり移動することがそこそこあります。
ですが、テレワークだと全てパソコンの前にいれば良いのでどうしても座っている時間が長くなります。
そうすると肩こり・腰痛・目が疲れるといった体調面に影響が出やすくなりますよね。
メンタル面に加えて体調面でもリスクを抱えるのは辛いところです。
テレワークが辛い新入社員へのアドバイス
上記のように、新入社員にとってテレワークは辛い面がたくさんあります。
ここでは、そういった辛さを軽減するための対処法をお伝えします。
コミュニケーション面での対処法
コミュニケーション面では、事前に困り事や不安なことを上司や先輩と共有しておくことが役立ちます。
ちょっとしたやりとりの方法を相談する
仕事でつまづいた時に「ちょっと良いですか」と声をかけて、電話なりzoomで話をさせてもらうための簡単なルールを上司や先輩に相談してみましょう。
その時あなたがどんな時に困ってちょっと話しかけたいのかを明確にすることが重要です。
そうすればメッセージで何を言ってるかわからなかったり、訂正したい時にもやりにくさは減るはずです。
決まったタイミングで報告する
評価されにくかったり、悩んでいることを気づいてもらうためには、仕事の進み具合が中途半端でも報告する仕組みを作ることが役に立ちます。
例えば、朝に今日一日でやる予定の仕事を伝えておいて、夕方にどこまで進んだか報告する。
もしあまり進んでいない場合には上司が気付くかもしれませんし、報告の中でつまづいた点やサポートが必要な点も合わせて自分から伝えることもできます。
メンタル面の対処法
テレワーク特有の「ずっと同じ場所にいる」という点はストレスになりやすいので工夫が必要です。
仕事の場所を変える
ずっと同じ場所にいることがストレスになる場合は、場所を変えてしまうのが手っ取り早いです。
近所にカフェやコワーキングスペースなどがあれば「月曜日はこのカフェ」といった感じで決めておくのも良いですね。
でも、会議があると自宅で仕事せざるを得ないし、モバイルPCやWi-Fiなどの環境も必要です。
あとは会社から補助がなければ、カフェなどを利用するためのお金もかかりますね。
オンオフのスイッチを自分でつくる
場所を変えるのが難しい場合には、せめて気分が変わるような工夫をしてみましょう。
例えば仕事が終わったら室内BGMを流したり、好きな香りのお香を焚いたり。
何でも良いので自分が仕事モードから抜け出せるような環境をつくることをおすすめします。
他にも、ジョギングすれば気持ちが切り替わるなど、行動によってオンオフを切り替えるのもありですね。
体調面の対処法
座りっぱなしでパソコンに向かう時間が長いと「VDT症候群」という体の不調を引き起こすことになるそうです。
VDT症候群(Visual Display Terminal症候群)
VDT症候群とは、パソコン機器、スマホなどのIT機器の使用が原因とされる眼精疲労、肩こり、頭痛、腰痛、倦怠(けんたい)感、めまいなどの症状の総称です。
(引用:日経Gooday 30+ こちら「メンタル産業医」相談室(17))
この症状を防ぐためには瞑想とストレッチの組み合わせが効果的とのこと。
私も肩こりで悩んでいたので試してみましたが、業務中でも簡単にできて首回りがスッキリしました。
方法は次のサイトがわかりやすく紹介されていますのでここでシェアします。
まとめ
新入社員にとって、テレワークは特にコミュニケーションの面で辛いため、この記事では自分からできるアクションとしてアドバイスしました。
ですが、いくら自分が頑張っても上司や先輩の理解がなければ辛さは消えません。
コロナ禍もいつ収束するかわかりませんし、放置され続けるのであれば、新入社員という伸び盛りの時期を無駄に過ごしてしまうリスクもあります。
そのためどうしても辛くてこのままじゃダメだと思ったら、転職も選択肢に入れるのも良いでしょう。
今は本気で転職を考えていないとしても、転職活動には時間がかかるのでエージェントに登録しておいて情報収集だけしておくのは意味があります。
新入社員の皆さんにも選択肢はあります。
テレワークなんかに悩まされてないで、自分のキャリアは自分でコントロールしてくださいね。
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