新入社員の皆さんは、日々悩みを抱えながら仕事をしていると思いますが、一方で新人ならではの特権を感じている方もいるのではないでしょうか?
その代表格が「『新人だから』という理由で許されることがある」ということ。
この記事では、10年以上新入社員を受け入れてきた現役人事がそんな疑問にお答えします。
Contents
仕事で「新入社員・新人」と呼ばれるのはいつまで?
周囲の人たちから、新入社員や新人と認識されるのはいつまでなのでしょうか?
新入社員といえば1年目社員のこと?
私自身は、新入社員と呼ばれるのは入社1年目までというのが一般的と思っていましたし、私の勤務先でもそう認識されています。
ですが、不動産情報サイトのアットホームが運営する「at home VOX」で実施された調査では、意外な結果がでています。(全国20~59歳の男女500名を対象)
「新入社員」と呼べるのは入社何年くらいまで?」という質問では、なんと回答の平均値は男性回答2.1年、女性回答1.6年というものでした。
どうやら「新入社員といえば1年目」というわけではないようです。
新入社員や新人と呼ばれることに意味はない
あなたにとって新入社員や新人と呼ばれることにはどんな意味があるのでしょうか?
例えば、新入社員だからミスしても許されるとか、新入社員だから雑用をさせられるとか、プラスとマイナスの両方の意味があるかと思います。
このような新入社員や新人と認識されることによるメリット・デメリットがあるからこそ、新入社員や新人と呼ばれるのはいつまでなのか気になるんですよね。
であれば、そもそも新入社員や新人と呼ばれること自体に意味があるわけではないはずです。
入社5年目であっても、後輩が入ってこないがためにずっと下っ端仕事ばかりしている人もいます。
ですから、自分が置かれている実際の状況に目を向けるべきで、いつまで「新入社員・新人」と呼ばれるのかは気にしても仕方がないと思うのです。
新入社員がミスしても「新人だから」と許されるのはいつまで?
新入社員や新人と呼ばれることにあまり意味はないとお伝えしましたが、仕事でミスしても「新入社員・新人だから」という理由で許されることがあるのは間違いありません。
新入社員や新人が許される理由は?
「新人だから」でミスが許される理由は、経験も知識も浅いからミスしやすいということに尽きます。
でも経験や知識が浅いというのは、よく考えたら新入社員に限ったことではないんです。
なぜなら日本企業では、全く未経験の職種に異動させられることもあるからです。
新入社員と比較して、未経験の職種に異動した人は、経験や知識がないという点では同じです。
なのになぜ新入社員ばかりが許されるのか。
それは、仕事では実務経験や知識だけでなく、人脈や進め方などの要素も重要だからです。
異動者はそれまで培ってきた社内外の人脈や、前の職場での仕事の進め方を応用しながら未経験の仕事をこなすことができるのです。
ですが新入社員はそれが難しいので、ミスしても仕方ないと許されることがあるんですね。
「新人だから」とミスが許されるかどうかについて時期は無関係
新入社員や新人は未経験だからミスしても許されるという前提で、いつまでミスが許されるかというと、
その職場で最も初歩的な仕事を一通り終えるまで
です。
各業務には始まりと終わりがあり、それが一周したら仕事を経験したと言えます。
業務によっては1年や2年かかるものもありますし、短期間のマルチタスクをたくさんこなす職場もあるはずです。
なので時期は無関係で、一概に1年目だけが新入社員や新人と呼ばれるわけではない、というわけです。
新入社員・新人が許されるミスとは
では、新入社員や新人が許されるミスはどんなものでしょうか。
それは「知識や経験がなければ防ぐことが難しいミス」です。
知識や経験がないと防げないミスというとイメージしにくいと思うので、逆に考えてみましょう。
例えば、言われた通りそのまま手を動かすだけの作業(データ入力など)ですね。
そこでケアレスミスを何度も繰り返すとさすがに新人でも怒られてしまいます。
もちろん、本来ならデータ入力ミスが起こらないような仕組みを整えるのは重要ですが、一例として挙げました。
失敗ばかりで落ち込んでいる新人さんへ
失敗ばかりで悩む新入社員の皆さんは、次の記事を読めば何かヒントになるかもしれません。
仕事ができない新入社員がやるべきこと
来年度から後輩が入社してくるとしたら、いつまでも仕事ができない新人でいるわけにはいきませんよね。
次の記事では仕事ができない新入社員・新人の特徴や、仕事ができるようになるためにやるべき基本的なことを紹介しています。
この記事で紹介しているのは「えっ、こんなこと?」というようなことばかりですが、仕事に悩む新入社員の話を聞いてみると意外とできていなかったり、面倒くさがってやってなかったりします。
でも仕事って本当に小さな取組の積み重ねによってできるようになっていくので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます!
この記事の内容をまとめると…次の通りです。
- 新入社員や新人と呼ばれるのは時期よりも経験によるということ
- 新入社員や新人に許されるのは経験や知識がないと防げないミス
ただ、中には新入社員・新人であることは関係なしに大量の難しい仕事を与えたり、逆にいつまでも新人扱いしてやりたい仕事をさせてもらえなかったり雑用ばかりさせられたりする職場もあるようです。
そんな時期が続いているなら、せっかく成長する機会を逃しているかもしれません。
この不安定な社会ではある程度の専門性を早めに身につけておく必要があるので、モヤモヤするなら一度専門家に相談してみるのはいかがでしょうか。
新入社員でも、しっかり考えた上で転職するならそれは有意義なものになるでしょう。
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